二ツ星の料理人

 

仕事柄、レストランが舞台の映画は見逃せない。

まして、こんなイケメンシェフが主人公ならば、、、爆  笑

彼は、ほんとイイ男で天才肌のシェフなんだけど、性格に難あり。心が折れやすいのね。パリでミシュランの二ツ星レストランのシェフをしていたのだけど、色々問題を起こして姿を消してしまった。死んだと思われたりもしていたが、遠い国で牡蠣を剝いていた。100万個の牡蠣を剝くという罰を自分に課して、酒・薬・女も絶って反省し、辛抱することを学んでいたというわけ。100万個剝いて、さあ自分は生まれ変わった、意気揚々とロンドンの友人のレストランに出向き、ここを三つ星レストランにしてみせるから自分をシェフにしろ、と。この友人は、パリ時代のレストランオーナー親子の息子で、散々迷惑を掛けた人物なのだが、イケメンシェフの腕の良さは理解しており、さらにあるもう一つの理由から断り切れず受けてしまう。

このシェフはトラブルメーカーとして、多くの人に迷惑を掛け今も過去のトラブルのしっぽを引きずっていて周囲の人々も不安なのだけど、天才シェフとしての能力と本人のある種チャーミングな人柄の魅力に、突き放しきれないでいるようだ。

 

復活した天才シェフとして鳴り物入りでレストランがオープンするが、初日の営業から自分の思うようにスムーズに行かないことからシェフは切れて、厨房はてんやわんやだ。シェフは怒鳴り、料理の乗った皿は飛び、スタッフは凍り付く。この自分も業界に身を置く者の端くれとして、厨房でシェフが切れたときのどうしようも無さ感があまりにもリアルで映画の中のスタッフと一緒に凍り付いていたものだ(笑) 

 

ミシュランの調査員のエピソードも重要アイテムで、楽しめる。二人連れで、一人は30分前に来てバーで待つ。ムニュとカルトを注文し、フォークを床に落として反応を見るそんなお客が来たら、それがミシュラン覆面調査員だ!(ホントかな(^-^;)

さあ、「ミシュランだ!」と、引き締まる店内。最高の皿を作り出すシェフ!

三ツ星という、頂点を目指して頑張るが、、、。思いもよらない所で手ひどい仕返しをされてしまう。身から出たサビであるが(-"-) 

 

そんな風に順風満帆とはいかないシェフであるが、色々な困難やトラブルを周囲の人々に助けらて、本人もようやく大人(精神的な、ね)へと成長していけるようである。

美しいお料理の映像や、最新の調理器具を備えた厨房、ホールの設え、個性あるスタッフ、などなどアイテムも大いに楽しめるし、起伏のあるストーリーもとても面白かった。観終わって気分の良い映画の一つでありました音譜

 

 

ところで、久しぶりに出向いたシネマフロンティアでたしが、チケット売り場のブースが以前の半分ほどに縮小されていてちょっとビツクリ。代わりにオンライン予約チケットの発券機が大幅に増えてます。今回もネットでチケット購入して行きましたが、今後も混雑を避けるためにもネット購入は必須ですね。時代の流れを感じましたよ(^-^;