ある朝、朝刊に目を通していると、遊技場Hの出したこのご時世に剛毅な全面広告が目にとまった。内容は、スタッフの健康(腰を痛めるスタッフも少なくないとのこと)のために玉箱を積むのを廃止して、「各台計数システム」を導入したというご案内である。

文中に「玉箱を積み上げることを喜びとしていたお客さまには、ココロよりお詫び申し上げます」とあった。

これは、早速ご注進である。


いつも、玉箱を傍らに高く積み上げることが夢であると語っているダンナである。まさに「玉箱を積み上げることを喜びとしていたお客さま」である。いや、ダンナばかりではない、遊技場の全てのお客さまはこれが喜びであろう。勝利していることを周りの他のお客さまにあまねく見せつけることを、喜びとしないお客さまがいるであろうか。


ダンナ、一言。「詫びれ!」(笑)

「それでどうなるの。たまばこ。」起き抜けなので、言葉がカタコト的になっている。

「デジタル表示になるんじゃないのー」よく分からないながら、解説する自分であった(^_^;


しかしながら、この広告の本来の目的は、「求人」だ。遊技場はスタッフが不足しているらしい。玉箱を積んでギックリ腰になったりするキツイ仕事は敬遠されるのだろう。従って玉箱を積み上げることは撤廃して少しでもスタッフにとりラクな仕事にしてやろう。そして、それを広告して求人に対する応募が増えることを狙ったものだ。

世の中には、仕事も寝るところもナイと嘆いている人が多いというのに、求人に苦慮している業界は結構多いものである。


食べて飲んで観て読んだコト-snowfestival

雪まつりにて。ロシア料理の屋台のピロシキ。