まだまだ続くアジア熱。将来のB.B.B.P.(ババアのバックパッカーの略)を目指す自分としては、アジアに出掛けた人たちは一体ナニをしているのかな?と気になるじゃない。 そんなところに格好の本を発見。短期間日本でせっせとお金を稼いで、そしてアジアのユルーイところでのんびり滞在している若者たちがいるという。しかしそれは、なんというかあんまり楽しそうなのんきなものでもないような。


今、学校や職場で心が傷ついて自分の部屋から一歩も出られなくなってしまった人たちが「ひきこもり」と呼ばれて、社会問題になっている。本書で著者が取材をしたのは、タイのバンコクにこもってしまった「外こもり」と呼ばれる若者たち。「日本を降りる」とタイトルにあるように、日本社会で暮らせなくなった人たちがバンコクの空気に癒され、何をするでもなくただダラダラしているらしい。時々日本に帰って短期に生活費を稼ぎ、お金ができたらいそいそとバンコクに戻って行く。誰しも、今はそれでラクかもしれないけど、将来はどうするの?と疑問に思うだろう。本人たちもやっぱり考えるけれど、どうしても日本では生きていけない。その人たちにとってどうして、日本はそんなに生きにくいのだろう。バンコクに暮らしている人たちの話ながら、我が国について考えざるを得ない。


いや、もちろん自分もタイヘンよ。ラクしてなんかいないってー。なのに、なんでこんなに毎日能天気に暮らしていけるのか。イヤなものは見てみぬふりで、なかったことにして、取り合えず図々しく生きてる自分(^_^; バンコクにこもった人たちは、ずっと繊細なのよね、、、、


最後の方に、バンコクで仕事を得て自活する前向きな人たちにも触れていて、ホッとした。外国で活躍の場をみつける若者たちもまた、とても多い時代。

それと60代の女性バックパッカーたちも登場!いいわね!



夕食:サンプル品の仔牛のソテー。取り合えずご飯食べて、シアワセ(笑)

賄い