夜更けのエントロピー

なんか暑いし、ダルいし、年だし(^_^;、夏バテ? でも、痩せない~(笑)

そんなこんなでダラダラしたり、早寝したりで読書も進まず。おまけになぜか3冊平行読み状態で、えんえん3か月くらいも読み続けていた本書をようやく読了。


ダン・シモンズ。デビュー作「黄泉の川が逆流する」他、初期の頃の作を収めた短編集で、ホラーというか怪奇というか幻想というかそんな雰囲気に満ち満ちていて、んじゃ夏向きでしょ、と思うかも知れないが、実は暑かった。というのも、シモンズさんはベトナム戦争従軍体験があるのか(どうか自分は知らないけど)、戦争体験やベトナム、タイなどアジアを舞台にしたお話がある。じっとりした湿気と暑さの描写が、読んでいる自分にもねっとりとまつわりついてくるようで。いや、それこそが暑い夏に、ぴったり、かな?夏バテが進みそう~(^_^;


「バンコクに死す」は、そんな暑くて湿度のあるタイの怪談として、なかなか面白い。太古の昔から生き続けてきたえたいの知れない怪物のような神のようなものと、現在の怖いものの対決、かな。


「最後のクラス写真」は、ゾンビものだけど、心温まる(?)オチが、なんともいえない味わいだ。


ダン・シモンズはハイペリオン・シリーズで大ファンになったのだけど、SF以外にも本書のような幻想怪奇ものや、ハードボイルドもあるらしいので、さらに読んでみたい作家の一人。



夕食:鶏のピラフ詰めロースト
鶏のロースト

ちょっと前の夕食だけど、調理師学校の学生さんの研修を受け入れていた時のある日のもの。研修生クンはもちろん若い男の子で、体格の良い子だった。なので、当然食欲旺盛で、ご飯は自分達だけの時の2倍は炊くし、ダンナも口では賄いが大変だと文句をいいながらも、いつもより作りがいがあったようだ。

この日は、研修生クンに鶏のローストの焼き方を教えるということで、1羽の鶏にご飯を詰めて丸ごとのローストを指導していた。研修生クンも熱心に習って、さあ出来上がり。
鶏のロースト 焼きあがった鶏をさばいているのは、シェフ。研修生クンはお皿を前に待っている(笑)鶏も良く焼けて、中のピラフも大変美味しく頂きましたー。


研修が終わり、また二人きりに。

「あの大喰らいがいなくなったら、賄いどうしよう~」と、ダンナ。すっかり賄いを作る張り合いを失ったようだ(^_^; 

「明日は、出前な!」

おいっ。