※今までリアの話はあまり載せてきませんでした。
載せても、楽しい話だけでした。
今回、楽しい話じゃないということを先に断っておきます。
父が癌告知をされてから、かれこれ6年は経っていると思う。
正月に帰省するたびに、今年が元気に過ごせる最後の正月と
思いながら過ごすのだが、案外元気でよく食べよく笑う父。
抗がん剤の治療も行ったが、白血球の異常減少
免疫力の低下が見られただけで、数値的には変化が見られなかった。
ホルモン療法が合っていたのか、年齢的なものもあるのか
大きくは進行せず、このまま共存していくのかと思っていた矢先
GWを間近にした日、救急搬送された。
3月に会った時点では、一人で食事もできた。
導尿はしていたけれど、自ら歩きトイレにも行っていた。
病院でみた父は、辻褄の合わないことを話し、
食事もひとりでできなくなっていた。
(後日、大分ピントが合ってきたけれど。)
病院で書いた同意書の中に、治療行為に関する希望・意思表示「事前要望書」
というのがあった。
つまり、心臓マッサージ 気管挿管 人工呼吸器のなどの装着延命治療を
望むかということである。
病状の説明の際に聞いたのだが、これはもうただ呼吸をしているだけで
日常の生活などは無理であるということ。
心臓マッサージではまず肋骨が折れるし、気管挿管すれば言葉を発することはできないという。
母は「そこまでして生かしても、本人は苦しいばかりで・・」
と言いかけると、意外や本人は
「なにがなんでも生きていたいんです。お願いします。」と答えたという。
内心、親父の生命力半端ねぇなと思いながら、最終判断は母に任せた。
あれから2週間経過し、病状は芳しくないが本人は退院を望んでいるという。
最終ステージ、最期は家で過ごさせたいと母も言う。
生命力だけで永らえる力があるのなら、父は間違いなく病気には負けないだろう。
そうじゃないことを知ってしまっている自分が悲しい。