2026年6月7日(日) くもり






今日は二岐山の山開き。

これまで「山開き」というものに参加したことがありませんでした。

一度体験してみるのもいいでしょう。

なんでも先着400名に記念バッジが配られると。

登山バッジコレクターの血が騒ぎます。






自宅からわずか1時間、翔んで天栄村。

二岐温泉の看板が見えてきました。

どちらかといえば温泉のほうが有名ですかね。






おや、ここが会場のはずですが。

何もない。誰もいない。場所を間違えたか。






キョロキョロしながら二岐温泉を過ぎ、二岐橋まで来てしまいました。

この先は未舗装の林道です。

確認のため天栄村のHPを見ると…なんということでしょう。

熊による人身被害のため5日前に中止が決定していたようです。






林道の入口で呆然と立ち尽くす。

イベントが中止になっただけで山は変わらずそこにあります。

ここまで来たのだから一人でも強行登山してしまおうか。

山菜取りの男性を襲ってそのまま去った個体が潜む山…。

森の奥を見つめていると強烈なプレッシャーに襲われます。

ダメだ。呑まれる。戦う前に負けている。






まあ事前によく確認しないのが悪いのは確かです。

昨今の熊情勢においては情報の有無が生死を分けますからね。


さて、どうしたものか。

目的を失い糸の切れた風船のようにふらふら走り出す。

自宅へ引き返す気分でもない。






とりあえずプランを練るため羽鳥湖高原の道の駅へ。

何やらイベントが行われています。

キッチンカーとかクラシックカーがいっぱい。

くたびれた中年なので日曜のこういう雰囲気は苦手なんだよな。

家族恋人友人たちの幸せオーラがキラキラまぶし過ぎて。






このあたりは良い道が多くて絶好のツーリングスポットです。

一日ツーリング三昧でもいいんですが軽装で来てしまったもので。

やっぱり山の落とし前は山でつけるしかあるまい。

日帰り圏内で比較的短時間で登れて熊リスクの低そうな山を目指そう。






翔んでハナワタウン。先に昼メシにします。

心の殿堂入りラーメン店「きせん食堂」へ。

…。

臨時休業ですか。なんて日だ。






で、すぐ近くのこちらへ。

開いててよかった。

前からチェックしてはいたのですがいつもきせんに吸い込まれるもので。

いや、第二希望ですみません。






今や白河の一大勢力「やたべ」系のお店みたいですね。

間違いのない白河ラーメン。






翔んで矢祭町。福島県の最南端まで流れてきました。






久慈川沿いの景勝地として人気の矢祭山公園にある矢祭山。

ここに挑戦してみます。

矢祭山から天道塚を経て左回りに周回する一般的なコース。






「矢祭」は源義家が奥州征伐の際に矢を納めたのが縁起とされます。

東北には古代大和政権の勢力の変遷の歴史がありますね。






久慈川にかかる「あゆの吊り橋」が見えます。

桜と紅葉の季節は特に賑わいます。






探鳥路は遊歩道として整備されています。

犬の散歩をする人など。






これより本格的な登山道。

一気に高度を上げていきます。






コースはとてもよく整備されています。

ヤブは刈られ急坂はしっかりジグザグに道がつけられています。






あっという間に山頂が見えてきました。






登山開始から30分、福島百名山・矢祭山に登頂。標高は382m。






西に八溝山。

福島、茨城、栃木3県にまたがる山で久慈川の源頭にもあたります。






矢祭山を過ぎても上りは続きます。






最高地点の天道塚、標高は404m。

雷神社には明治18年とあります。

ここで五穀豊穣と雨を祈願したのでしょう。






眺望抜群。

条件次第で富士山も見えるそうな。






足跡ポチッとな。






下りは急坂ですがクッションが良好で足に優しいです。






緑が濃ゆい。






久慈川の対岸の檜山を望む。

矢祭山とダブルヘッダーで登られることが多いようです。

今日は遅めのスタートだったのでまたの機会に。






ゴールが見えてきました。






山行終了。コースタイムは1時間40分。

予定外だったけれど来てよかった。

筋書き通りにいかないのもまた旅というものでしょう。






今日は鮎釣り解禁日です。

山より川のほうが賑わっています。






駐車場の向かいの団子屋さんの香ばしい匂いに引き寄せられ。






下山メシ。






本日のルート。






帰宅すると先日の日本国の登頂証明書が届いていました。

スゴい、日本国切手なんてあるんですね。

そして日本国麓郵便局の消印。

また勲章が増えました。







参考文献

奥田博「新うつくしま百名山」福島テレビ株式会社