

19th zig
『見果てぬ夢』
原案 鈴置洋孝
脚本・演出 堤泰之
5月17日(日)終演いたしました。

ストロングシープス(SS)チーム
で
杉洋平
という
病院に居座り(入院)続ける絵描きの男
を演じました。
初演が2000年で
いくつもの団体で上演されてきた
堤泰之さんの代表作です。
先ず役の事を。
台本を読むと
後半で主人公と絡むシーンで
お客様の涙腺に訴えかけるぞ!
というシーンがあり
スゴく分かりやすく言えば
お客さん泣かせなきゃいけないシーン
なワケです。
そこにどうもっていくか
さらに
杉の初登場シーンでは
その場にいる共演者が役として
『笑いをこらえてしまう』
という様なト書き
(台詞と台詞の間にある説明書き)
もあり
相手が思わず笑っちゃう様な奴が
途中お客さんを感動で泣かせ
最後にそれまで積み上げてきたイメージで
お客さんの気持ちをひっくり返して
ひと笑い取る
とにかくヘンテコな奴じゃないと成立しないな
て思っちゃったんです。
コレまでの作品で堤さんから受けた演出
と
自分の培ってきたもので
どの割合でどんな種類でどんなヘンテコを
持っていけば成立するのか
色々と思考しながら
初顔合わせ初本読み
に演じてみると
思いの外、受け入れてもらえて
というか
『それはダメ』
という否定があまり無かったんです。
その後微調整はあるものの
大きな変更もなく
ヘンテコキャラの大枠は作られたのです。
ただ
その後稽古前半で苦労したのが
冒頭で書いた
泣かせシーン
そのキャラクターのまま
というのは勿論なんですが
間やテンポ
観てくれてる人の
気持ちに心地よく入り込む速度
言い回し
『そういう気持ちが入ってれば良いんだよ!』
みたいなダメ出しは
僕には
あまり効果的ではないので
演出 堤泰之さんの
具体的に、この台詞は
『続けて言って』『そこで切らないで』
などの
言葉から
色々と探り探り
練っていったものを
提出していったら
いつしか稽古で
そのシーンへの
ダメ出しは無くなっていきました。
そこが固まると
気持ち的には楽でしたが
実際にお客様の反応を感じるまでは
ホントにコレで脚本の意図
(僕なりの解釈での意図ね)
は伝わるのか?
こんな役作りで
お客様にも
演出・堤さんにも
がっかりされるんじゃないか?
でも
そんな不安は
初日に
そのシーン終わり、暗転で場面が変わるのですが
お客様のすすり泣きの音を
暗闇の中聞いて
払拭されました。
出演した4回
毎回、お客様の(泣)を聞けて
役割果たせたな、と。
その後の
出演ラストシーンは
『あそこであんだけ泣かせといてそれかい!』
てツッコミをお客様が心でする事で
笑いが起きるトコロだったので
4回ともバッチリでした笑
個人的には
脚本に沿った杉を
演じきれたかな?
と思っています。
共演者たちからは
『全然台本と違う!』
て言われてましたけど😂
堤さんからも何も伺ってないので
がっかりされてないかどうかは
分からないままですけど笑
そんな僕が演じた杉はコチラ

パジャマの柄は
堤さんの『カワイイのが良い』から
共演者が持っていたコチラをお借りしました。

素敵なチームとなりました。
役者として感じる
日常の中で感じる些細な幸せ
は
やはり演じている中でのこういった瞬間かと。
短めに作品の内容についても。
26年前の作品という事で
作品に出てくる癌という病気との向き合い方
ハラスメントに対する向き合い方
に
きっとハテナ?が浮かぶ方も
多いんじゃないかと思います。
演出家含め
時代(2000年頃と指定してます)を感じてもらい
マイルドに見せていける方法を探り
命や大切なモノと向き合うという
作品のテーマを
きちんと届けられるか?
そこをきちんと丁寧に準備しての
本番だったのじゃないか?
と
満足げに帰るお客様のお顔を見て
感じてました。
どうだったですかね?
とにかく
観に来てくださった皆様
本当にありがとうございました!!
さて
反省点も。
今回も
もはやコロナ禍以降はずっとですが
チケットが
全く売れなかった事
売っているメンバーばかりですから
僕が
極端に人に好かれてないのでしょう。
僕からチケット買いたいと思ってくれる人が
周りにほぼいない。
という現実に
自己嫌悪で
公演中は
ホントに鬱になります。
もちろん
そんな中でも
僕からチケット買って下さる
ホントに僅かな人たちには
感謝しかないのですが。
どうしたら良いものか。
観に来てくれたり
1度も観に行った事ない
役者仲間の公演などは
基本的に行くのですが
どうも僕の方は観に来てはくれない人ばかり
バイト先は
芝居を観に来てくれる様な人と出会えない職場
突然大金持ちになったり
突然TVやネットで人気者になったり
しないと
ダメなのかもしれないですね。
人間的に。
そういう気質の人なのかもしれない。
1年後までに
次が決まらなければ引退
という決まりで続けてますので
ほぼ毎回
公演後は
『あ〜コレで役者最後かもしれないんだなぁ』
と思ってます。
何だか
そんなタイムリミットの音も
最近大きくなってきてる気がするのは
チケット売れてないのも関係してるのかもですね。
まだまだこの業界
いい芝居すればそれだけでOK
という世界ではなく
チケット売れない奴は
出番も与えられないものです。
残念ながら。
何を始めればチケット売り上げに繋がるのか
相談相手もいないので
次の出演が決まるまで
模索の日々です。
て
毎回コレ書いてんな笑
情けない。
