明日は昭和85年8月15日。 | アトリエ・フロール(株)写眞研究課

アトリエ・フロール(株)写眞研究課

写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
※当ブログ内の写真は無断転用・無断使用禁止です。

明日、8月15日は、戦後日本幕開けの記念日、終戦記念日です。

今年は終戦記念日には靖国神社へ参拝に行かれなそうなので、先日少し早めに参拝してきました。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課


今回は、参拝と同時に、「遊就館」にも行ってみました。
遊就館には、かの有名な零式艦上戦闘機(零戦)や特攻兵器である特殊潜航艇 回天(人間魚雷)など、大東亜戦争の系譜を語るに欠かせない展示が集められています。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課



私は昔から飛行機が好きなので、入り口の零戦見たさに行ったのですが、零戦は実物を見ると何とも言えない「威厳と哀愁」があります。
これが戦闘機なのかと見まごうような秀逸なデザイン、そして当時の日本が世界に誇る技術の粋の結晶であることが、一目で感じ取れます。

終戦が近づいた頃、戦況が戻らないと悟った大本営はこの飛行機で敵艦への体当たりを命令します。
それはもはや作戦ではなく意地以外の何者でもありません。
負けると分かっていながら、なぜこの美しい飛行機と、若者の命を失ってまで自爆攻撃をしなければならなかったのか。
そして、若くして散っていった日本男児は何を考えて、飛び立っていったのか。

明日は、死んでいった英霊たちがこの日本に残してくれたものを考えるための日です。
私は戦争など全く知らない世代ですが、戦争とは何なのか、人のために人の命令で死ぬとはどういう事なのか、もう一度考えてみたいと思います。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課
外の真夏の緑と、機体の濃緑が何とも良い色合い。あたかも南方の密林に隠してあるかのようなシチュエーション。

アトリエ・フロール(株)写眞研究課
深緑の機体色に真っ赤な日の丸が映える。
主翼主桁は軽量化と強度保持の相反する要求をクリアするため、他国では開発できていなかった超々ジュラルミン(ESD)が使われた。ESDは今の旅客機にも使われている。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課
当時最新の技術であった零戦。プロペラは可変ピッチと呼ばれる、推進力コントロールができる仕組みが採用されていたため、燃費の向上につながって、遠方にも飛べるようになった。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課
国産戦闘機初の、引き込み脚。これまでは脚はぶら下がったまま飛行していたため、飛行時の空気抵抗が起こっていたが、零戦は当時最新鋭の引き込み脚を採用していた。

アトリエ・フロール(株)写眞研究課
滑らかな機体表面は、枕頭鋲(ちんとうびょう)という、頭の出ないリベットの開発により実現した。
ほんの数ミリのリベットでも、1機に1万発も使うので、以前はかなりの空気抵抗になったいたらしい。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課
零戦の操縦席ごしに照準機が見える。この照準機は「眼鏡式」と呼ばれる。
従来の長い望遠鏡式のものでは風防から先端が出るため空気抵抗になっていた物を、ハーフミラーを使った照準機にしたことによって、視野の確保と、空気抵抗の減量に成功した。


アトリエ・フロール(株)写眞研究課

靖国神社の帰り、境内の空に、白い鳩が2羽飛んでいた。



ペタしてね

※ご意見・ご感想・ご要望などコメント欄にご記入いただければ幸いです。
 一言でも構いませんので、お気軽にご記入ください!
 読者登録も大歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします!