小説現代4月号、ショートショートコンテスト、阿刀田高 | 言語分析未来予測

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言葉で表すもの全てが分析可能です。言葉での分析は予測的な文章となります。

・旅行前夜 片桐健文
 離婚する夫の、妻に対する葛藤。これを『未練』と言ってはいけないのだろう。子供に対する思いはない。どうして離婚したのか知りたいところだ。
・優先席 朝霧龍一
 優先乗客選出装置があるなら、痴漢発見装置や車内全方位3D監視カメラ、病原発見装置、危険物発見装置、生体スキャン装置での救急通報装置などアイデアは様々だ。
・新製品 影洋一
 地獄と電話回線が通じたら、まだ生きている今生の悪者を捕まえることができるかもしれない。
・そして美しいドレスを脱いだ 彼女は 香久山ゆみ
 童話を元にしたコメディーだと思うが、小説ではナンセンスはダメなようだ。教訓が必要。
 しかし時間を戻してのチャレンジは反則のような気がしてならない。
 題名が結末となっている。
・冤罪 八幡光流
 登場人物のネタバレからの展開。女は男よりも残酷だとしても、そんなに怒りは爆発するものか? それにしても何か祟りに遭うときは、それに見合うくらいの悪事があってほしいものだ。これでは踏んだり蹴ったり。

阿刀田高評
 ありきたりな事柄でも、なにかしら味わいが必要、とのこと。
 味わいがストーリーと絡んで読者に訴えかける。なるほど。
 結末に人間のありようをもっと強く暗示する。もっと鮮やかに今後の人生を展開する何か。

暗示=1.別のものを示して、それとなく感づかせること。2.〔心〕感覚・観念・意図などが、理性に訴えることなく無意識のうちに他人に伝達される現象。