銃声が聞こえた方に向き引き金を引くと、火花と共に破裂音と衝撃が肩にまで伝わる。だが、銃を持つ手に力が入らない。足も、立ってられない。アスファルトがやけに冷たい。この地平が最後の見納めか。裏切り者め、姿を現せろ。そのしたり顔を見てから死んでやる。さあ、出て来い。来いと言ってるのに。
10/20 5:13
#140novel 銃声が聞こえた方向に引き金を引くと、火花と破裂音、衝撃が肩にまで響いた。だが、銃を持つ手に力が入らない。足も、立ってられない。アスファルトのこの冷たい地平が最後の見納めか。裏切り者め、姿を現せろ。そのしたり顔を見てから死んでやる。さあ、出て来い。どうした、来いと言ってるのに……。
10/20 8:21
>>もっと見る
元の作品
#140novel 銃声が聞こえた方に向けて、中指で引き金を引くと、火花と共に破裂音と衝撃が肩にまで伝わる。だが、銃を持つ手に力が入らない。足も、立ってられない。歩道がやけに冷たい。この地平が最後の見納めか。裏切り者め、姿を現せろ。そのしたり顔を見てから死んでやる。さあ、来い。来いと言ってるのに。
10/19 18:30
中指で引き金を引くと
銃のことを俗に「はじき」などと言って、怖い人たちは「最後はハジキ合いや」などと威勢がいい。
実際に「はじく」のは、撃鉄が薬莢を弾く(はじく)のであって、中指は引き金を引くのである。
人差し指を伸ばして、中指を引き金にかけたようにする。このように指を銃のように見立てると、中指が引き金をはじくように見える。
140novel の良さは、この短さで、ちょっとしたドラマを感じてもらうことだろう。
書き直しも面白いと思うが、どうでしょう?