今回の記事、時事問題で、結構強い口調で書いていますので、

そういうのが苦手な方は、読まれないことをお勧めします。



特に東京の方々には厳しい意見に見えるでしょうけど、私も夫も東京出身です。

 

…いやあ、この記事、

本気で書いてるとしたら、NHK、この3年間に何があったかを、すっっかり忘れ果ててる。ってことですね。

 

私はこの手の、東京都民の自己満妄想みたいな「見解」は、信用しません。

 

…東京やその近郊首都圏への転入が

昨年になって増えた理由。

 

この手の見識者は

忘れてるかもしれませんが

去年までの3年間はコロナ禍でした。

そしてコロナ禍中、一気に各企業のリモートワーク化が進みましたよね。

 

コロナ禍前には、一流企業が大都会にしかない為に、地方の若い人達は、就職・毎日通勤する為には、上京を余儀なくされていました。

それが、コロナ禍のお陰でリモート時代が到来、地元を離れなくても、安心して仕事が出来るようになると、皆、都市圏から一斉に離れたのです。


全国のコロナ感染者数が日々公開され、人口が多すぎる東京都市圏が、危機的事態に。

地方の人達が首都圏を離れたのは、コロナ感染を恐れたせいもあるでしょう。

 

ところがコロナ禍が終わると、結局根性論の日本人、ズルズルと元鞘に戻ってしまい、リモートより通勤が確実だ、社員旅行も親睦会も強制参加!回帰に。

夫の社もそうなりました。社長が飲み好きなので、自粛終わったら、秒です。

夫はコロナ禍後、社の飲み会には一切参加しないと決め、そうしていますが。


結局2023年には、地方の方々が首都圏に居を持たないと食べて行けない、コロナ前の状態に戻ってしまったから、折角東京を離れられた現役世代は、泣く泣く東京にリターン。

 

逆に言えば、地元で仕事が出来るなら、地方の方々は、地元を離れたくないし、東京に住みたくもない…

あくまで東京とその周りに人が集まるのは「そうしないと就職も進学も出来ないように、国がしたからだ」という証です。

 

東京五輪が開かれ、交通など各整備が、東京や神奈川辺りの「首都圏」一点集中で進められました。

手足である地方をボロボロに壊死させ、心臓である東京に血液を一極集中するように持っていったのは、完全に「国」。意図的なものです。

 

東京都心に住んでると、地方の壊死は全く見えてきません。

私の住むJR土浦駅は、みどりの窓口どころか、駅構内のアナログ時計まで外されました。

時計の維持にも金がかかるんだそうで。

…国から見放されている街だと考えて、最近経営厳しいJRも、土浦駅を削ったな。と思いました。

東京都心の駅は何か削ってますか?この期に及んで、逆に日々継ぎ足してるだけですよね?


都道府県魅力度ランキングが何ですって?これが地方差別じゃなくて何なの?


ましてもっと利用者の少ない地方の駅は、バタバタと今、過疎化し廃駅になっています。バス路線や本数が激減しているのは、言わずもがな。

高齢者などの交通弱者のことを考えると、これからが恐怖の時代です。

 

NHKが「首都圏がコロナ禍前の一極集中に」というのを読み、

放火魔が『どうしてこの家燃えてるの?ただ火をつけただけなのに…』と首をかしげているような異常性を感じました。

 

東京とその周りの都道府県(南関東)のみが、オリンピック開催を機に、地方を犠牲にし、全国民の血税を吸い上げ、一極集中的に豊かで便利になったにも関わらず、リモートワークが完全に下火になるまで、東京都市圏からの転出は加速。

その意味をこそ、国も東京都も、よくよく考えた方がいいと思いますけどね、私は。

「リモート時代が来たら、五輪を開いて睫毛バシバシに盛りまくって厚化粧してすら、人離れ(転出)が止まらなかった位、魅力のない都道府県が、東京都」だということに、いい加減気付いてくれ。

 

昨年、首都圏に入る都道府県で、ただ一県だけ転出超過に変わったという茨城県は、コロナ禍中、感染を心配せず楽しむことが出来る、豊かな自然環境や全国一の数を誇るキャンプ場、そして東京への距離も比較的近いという利点を、積極的にアピールしました。

それで、それまでも「東京よりも、東京郊外のベッドタウンで自然豊かな、千葉とか茨城に住みたい」と漠然と考えていた人たちは、リモートワーク化が進むと、茨城に続々転入してきました。

 

だが、リモートワークですむ時代が終わってしまった為、東京の企業に就職している場合、通勤時に終点間近の茨城に住むのは不便な状態に逆戻り、元々東京の企業勤めだった人達が、また東京に戻ってった…ってだけの話です。 

 

…でも、つくば市や土浦市には転入が増えたじゃん、って?

そりゃそうでしょ。茨城県内で「若い人が、リモート時代が終わっても通いで働けそうな企業」がそこそこ集まってるのが、ちょうどその辺エリアです。

またつくばにはTX、土浦には常磐線の始発駅があり、元々「ギリ首都圏」だから、リモート時代が下火になっても、東京の企業への通勤が何とか可能。

と、なれば他エリアの人たちは、つくば&土浦市近辺に居を構えて職探しするか、再度上京するしか、就職し働き続ける方法がなくなります。

 

リモート時代終了と共に、転入超過だった茨城が転出超過に変わったのは、この3年間をしっかり思い出せば、寧ろ当たり前。

元々茨城に住んでた人達は、誰も驚いてないと思うよぼけーDASH!

彼らからしたら、リモートなくなったらそりゃそうなっちゃうよなと、想定してたことだもん。

 

茨城のみ「若者や女性が活躍できる環境作りが遅れているから」とかの

「2022年まで転入超過だったのが、何で2023年に突然『遅れてるな』って思ったの?(笑)」って理由は、

自分達の居住地である東京が、地方より民度が高く、人気があると思いたい東京の「カワイイ妄想🤏」です。

 

寧ろ五輪開いても、コロナ禍終わるまで転出の方が上回っていた東京こそ、

自分たちの魅力の欠如を憂慮した方がいいと思うんですが。

 

コロナ禍終了と同時に、東京が転入超過に変わった理由は

「若者や女性が活躍できる環境づくりが進んでいる」からではなく

「ガチで、東京に住むしか食べてける手だてがなくなったから」だよぼけーDASH!

 

>松本総務大臣は閣議のあとの記者会見で「もし地方が衰退すると、東京も含めて日本全体の力に関わることになると認識していて、地方をしっかりと支えて、活力を取り戻すことは重要な課題だ。デジタルも活用しつつ、地方への人の流れを作り、地方を元気にするよう総務省として役割を果たしていきたい」と述べました。

 

だったら

…リモートワークを盤石のものにして、SE等の特殊技能を持つ地方の若い人が、地元を離れて上京しなくても、就職に困らないようにしたらどうでしょうか?


大学の授業も、実技以外の多くを、オンラインで受けられるようにしたらいいのでは?


社員旅行や社の飲み会、社員を一堂に集めての会議を、完全に過去のものにしてしまえば済む話なのでは?


東京都心が独占している、大手の大学や国の研究機関、美術館などを、まんべんなく地方に分散させればいいだけの話では?


それは考えたくないんですかね。