ポムちゃんのザックリハンドメイド紹介します劇場。その12。

トチーちゃん「まあ、ナースチャ。若手ファッションデザイナー賞にノミネートですって？

凄いわ。まだ学生の身で、大変な快挙じゃないの！」

ナースチャ「新人賞にノミネートされたというだけなの。…でも、嬉しいわ」

ポムちゃん🍎🍏「ラークさんも、凄く喜んでくれたんじゃない？」

 ナースチャ「ニッコリ笑って『そうか、君ならきっと、そうなると思ってたよ』と仰ったわ」

おばあさん「まあ何ですね、あの子と来たら、たったそれだけなの？😟💦

本当に、ラークにも困ったものね、言葉足らずで…」

ナースチャ「いいえ、私、嬉しかったんですの。

賞を取っても取らなくても、たとえ私のデザインが、めちゃくちゃに世間から叩かれていたとしても、ラークさんの私への気持ちは全く変わらない、と仰って下さったようで…

私自身も、受賞するかどうかについては、全く気にしていませんのよ。

でも兎に角、私の作品を多くの人が愛して下さった、それが解っただけでも、心底ホッとしましたわ

私はもしかしたら今、誹謗中傷の渦中にいるのかもしれないと恐れて、P市に戻るのが、怖くさえなっていたんですもの」

ポムちゃん🍎🍏「F国には、明日発つの？」

ナースチャ「そうなの。ああ、やっぱりお名残惜しいわ…

ラークさんとも、クックちゃんやロビンちゃんやマレットちゃんたちとも、もっともっと、一緒にいたかったわ」

おばあさん「…でも、不安な思いを抱えて戻るのとは、違うわね」

ナースチャ「はいそれだけでも、本当に有り難いことですわ」

トチーちゃん「…ナースチャは六月末に、ここでラークさんと式を挙げて、入籍するんですって？」

ナースチャ「ええ、そう！

まだ留学中で、卒業はもう少し後になるけれど、ラークさんとも話し合って、結婚式は今年中に挙げましょうというお話になりましたわ」

トチーちゃん「半年後ね。

六月末なら、きっと、幽子さんもお式に列席して下さるわ。いよいよねえ…」

・・・・・

100均材料と廃品のみを利用した、フェイクのミニチュアパイの作り方を、ご紹介します

瓶ビールの王冠の内側に、綿棒等でベビーオイルを薄く塗ります(型から外しやすくなります)

100均のイエローオーカーのアクリル絵の具で薄く着色した100均樹脂粘土を、綿棒で伸ばし、中に敷き詰めます。

中に100均の木製粘土を丸めて入れます。

先ほどの色付けした樹脂粘土を、また薄く伸ばして被せ、上から中の具材を包むように、ギュッギュッと圧します。

こうなりました。これを細い棒などではずします。オイルを塗ってあると外しやすいです。

その際、少し歪みますが、手で直します。歪みも完璧に直さない方が、本物のパイらしく見えるので、あまり気にせずに。

縁に定規などで(私は100均粘土べらを使用しました)ぐるりと筋をつけ、上から細い棒でプツプツと穴をあけます。

伸ばして細切りした樹脂粘土を網状に敷き、こんな模様のも作りました。

着色には、お高い焼き色パウダーとかは、使いません。

100均Seriaのライトオークの水性ニスを、色ムラをつけながら筆で塗っただけで、充分こんがり焼けたパイらしく見えますよね。

売るつもりないミニチュアなんて、これで充分です。これまで私が登場させたパンやクッキーの焼き色も、全部、これ一本。

焼き色は全部、100均ニス。↓

緩く乾燥させ(カラカラにしてしまうと中の木製の軽い紙粘土に細工が出来ないから、緩くです)、カッターで四つ切りすると、こんな感じ。

木製粘土の部分に、爪楊枝で凹凸をつけ、中の具材らしくします。

中身を着色。ベリーパイは100均アクリルの赤と、赤+黒+青を暈して塗りました。

チョコレートパイは茶+ローアンバー。

作ってないけど、アップルパイは黄色+イエローオーカー少々でそれらしくなるんじゃないかな。

筆先でちょんちょんと着色するだけですが、基本、真ん中に行くほど色を濃くします。

パイの表面でも中身でも、艶がほしい場合には、完全に乾かしてから、透明の光沢ニスを少し塗ると良いと思います。

中身のたっぷり詰まった、表はサクサク、中はしっとりの焼きたてパイの完成です。

ビビるレベルで簡単な上、他の何かを作った余りみたいな、安い材料で作れます。

 ・・・

某アニメ映画に登場する「ニシンとカボチャのパイ包み焼き」作ってみました。オリーブの実は黒ビーズです。

…でもねー、これ「嫌いなのよね」って呟いた女の子の気持ち、正直、私、よ～く解りますよ…

明らかに、チョコレートパイやアップルパイ、ミートパイなどの、10代の女の子の喜びそうなお菓子ではなく、野菜や魚が苦手な子に、その二つを「栄養あるんだから、ちゃんと食べなさい！」「我が国の伝統的なお料理なんだから、あなたも好きでいてくれなければね」って、母親や祖母が、強引に作る類のお料理ですもの。

これはこれで、可愛い孫娘への愛情からであっても、友達が沢山来るパーティに、わざわざ幼少期の黒歴史を届けて来られたようで(極めつけに、嵐の中ずぶ濡れになってまでこれを届けてきたのが、自分と同い年の、しっかり独り立ちして働いてる少女…)

手渡された女の子が「…ああっもう、いつまでこれ続ける気なのよ、おばあちゃんは…」って、うんざりした表情をし、ボソッと本音を漏らしたのも、そりゃ無理もないよなあ…と思います

一方で、おばあさんは、ヒロインのキキの為には、如何にもこの年代の女の子が喜びそうな、可愛いチョコレートケーキを焼きました。

…灯台下とは、常に暗いもの。

他人様の孫だと、その年頃の女の子が本当に喜びそうなものが、ちゃんと判るのに、何故か身内だと、逆に目が曇りがち…って、よくありますよね。

ショックを受けるキキですが、そのキキも、自分の母親には、散々同じように、不満や疑問をぶつけてきてるんですよね。

「薬作りは私、教わりたくない！」

「黒猫に黒服で、真っ黒黒だわ」

「古い箒なんかイヤ。折角作った新しい箒を持ってゆきたい」と。

立場を変えれば、キキだって

「黒服が魔女の伝統？…だから何？私はまだ10代で、これからが華よ。着たい服、沢山あるんだけど。

カラフルな服着ると、箒から落ちるとか、何か合理的な理由あっての黒服指定なわけ？

タリバンじゃあるまいし、時代錯誤もいいとこだわ！」なんですよ…

(私なら、そのくらい思っちゃうなあ、間違いなく。ローティーンの女の子に「あんた魔女なんだから、これからは生涯黒服以外着ちゃダメ」って、考えてみたら、物凄く理不尽で残酷なしきたりですよ。

「試しにさ、胸が大きく開いたヒラヒラのレース付いた真っ赤な服着て飛んでみてもいい？…で、大丈夫だったら、黒以外の服着てってもいいでしょ？」って、絶対、言っちゃうやw)。

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そう言えば…

皆様「ガールズ&パンツァー」って漫画(アニメ)ご存じですか。

茨城県東茨城郡にある、大洗町が舞台になってるんですが

何故、あれ、そうなったかと言いますと

東日本大震災の時、三陸三県(宮城・岩手・福島)の激甚な被害が日夜報道され、当然ながら、そこには世界中から大きな支援・応援が集まったのですが、

大洗町は、深刻なダメージを受けたにも関わらず

「(茨城だから)三陸三県ではない」為に、死角に入り、当然必要なだけの援助から、大きく取り零されてしまったのです。

当然、大洗町を助けてくれた方々も、おられました。

しかし、受けた甚大な被災に見合うだけの支援を、大洗町は得ることが出来ませんでした。

大洗町、神磯の鳥居。↓

大洗町の人たちも、あまりに隣接する三陸三県の被害が酷いから、言葉を飲み込んだとはいえ、

内心、本当に孤独で悲しかっただろうと思います。

「市」じゃないんです。小さな漁師町なんですよ、大洗。

その大洗町を支えていた漁業が、震災と津波によって、壊滅的な打撃を受けました。

(ただ、死者は一人も出なかったんです。防災無線で避難の呼び掛けを行った役場の判断が、非常に的確だった。後からニュースになり、多くの自治体が見習ったくらい。

今回のNHKの、強い口調の呼びかけも、恐らく、これを手本にしたものと思います)

大洗町はなぜ「避難せよ」と呼びかけたのか | 調査・研究結果 - 国内放送事情 | NHK放送文化研究所

「津波避難せよ」 被災地の防災無線、命令口調に - 日本経済新聞

また、隣の福島県で原発事故が起きてしまった為に、その漁業による地域再興すら、出来るかどうかの見通しが立たなくなった。

更に、その風評被害を浴び、海水浴シーズンだけでも観光客が細々と来ていた海岸にすら、人が全く寄り付かなくなってしまった。

なのに、国もマスコミも、大洗町の惨状には、目すら向けてくれない…

東日本大震災の被災者を応援する「頑張れ、東北！」のスローガンの中に、北関東の被災地である大洗は、含まれておりません。

加え「福島近海(当然、茨城の海も含まれてます)の魚介類を食べるな！海で泳ぐなー！」と、遥か彼方から風評を声高に煽るだけの人たちも。

物質的な被害以上に、メンタルに深いダメージを蒙った方々も、多かっただろうと思います。

小さい頃、よく大洗の海岸に遊びに来ていたガルパンの作者さんは、その惨状を目にして

「大洗町を舞台にした漫画を描こう」「それが大洗町の復興に繋がれば…」と考えて、小さな漁師町をマンガの舞台に選んでくれたのだそうです。

現在、ガルパンは、年間7億もの経済効果を大洗町にもたらし、大洗町の経済に無くてはならないものになり、大洗町の方々のガルパンへの協力・熱量も物凄いんですが、そうなったのには、そういう経緯があります。

実際、大洗町の方々の、ガルパンへの感謝と熱量は、驚くべきものです。

アニメ設定に合わせ、わざわざホテルの外壁に、弾痕を再現してしまうくらい。

今は、一時期よりは、ガルパンの人気は落ち着いてきたのかもしれませんが、

地域おこしとしてのガルパンは、今もガッチリと、大洗に定着しています。

私の知る大洗の方は「もし、ガルパンが流行を過ぎ、世間から忘れ去られてしまったとしても『昔、ガルパンというアニメがあって、自分はそれが好きだった』と言って、大洗をポツポツと訪れてくれるファンの方々を、自分は生涯、大切にしてゆくだろうと思う」

と話していました。

モエアニメで地域おこしなんてブギャー！おおお欧米ご人権ご先進国様が、ハイキング中のドイツ人様が何と仰せになるかっブヒィーッ！

オタクなんてヒィィおぞましいぃプギーッ！

せせせ戦車なんて軍靴の音がぁピギャー！

…って、

口角泡を飛ばして、お気持ち表明なさる方々、おられますけど…

…実際、その筋から、酷い横槍が入った事があるそうで、その証拠も、見せて頂いた事があるんですけど…

(大体、これを仰有る素敵な方々は、自分が何ひとつ努力しなくても、経済効果を生むものや国際的な祭典を、当たり前みたいに作ったり開催したりして貰える・或いは生まれた時から歴史的遺産とか有名人とかそういうものが元々地元に備わってる、バチクソ恵まれた地域にお住まいの、上級国民様がたでございます)

それ言ってる連中…じゃない、えっと方々が、小さな大洗町の惨状など、一顧だにしなかった時に、

傷ついていた大洗町を、唯一見棄てず、絶望的な窮状から救い出してくれたのが、

アニメと、そのファンの方々だったんですよ。

私はガルパンのアニメもマンガも、よくは知りませんが、素直にこれは凄いでしょ。

 …あ、因みに、フィンランドの方々には、ガルパン、大変お喜び頂けました🤭

大使も祭典に来て下さったし、フィンランドから大洗町に、ガルパンの聖地巡礼に来てくれた観光客の方々、取材しに来てくれたメディアの方々、結構多かったんです

と、地元の方から伺いました。

もい！ここ1年ぐらい「ガルパン」をきっかけにフィンランドやカンテレに興味を持ったという声が聞こえてくるよ。ということで『ガールズ＆パンツァー』の水島努監督とバンダイビジュアルさんに制作秘話やフィンランドへの思いを聞いてみた！https://t.co/KerW8jD86m pic.twitter.com/y5in8k33nn

— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) 2017年7月4日

今回、北陸の大震災の惨状を見ていて

ふと、思い出しました。

…私には出来ないことだけれど、

「創作して応援」。

能力あるクリエイターには、こういう災害復興支援のしかたもあるんですね…。

しかもこれ、成功すると、

舞台に選んでもらえた自治体・作者双方に、莫大な利益をもたらす。

…また、今、能登半島の被害に、兎に角、全スポットが当たっており、

これ自体は本っ当に、やむを得ないこと。　

いまだ行方不明の方々、救助を待つ方々、家族や家や仕事の道具を失い、寒さに震え、食事も満足に取れていない方々が、

ダントツで能登に、多数おられるのだから。

…しかし、新潟や富山、石川県でも内陸部など、

思わぬところに、死角に入ってしまった被災地はないか、支援・救済漏れはないか、

困っている人はいないのか？

ある程度の時間が経過してきたら、

そこまで広く広く、目を向けてゆくことも、

とても大切なのではないか…と、私は思うのです。

・・・

…とりあえず、注文した能登の魚醤「いしり(いしる)」が、我が家に届きました！

早速、鍋料理や炒め物に、使ってゆきたいと思います🍲

今日は七草粥の日。

七草粥じゃないけど、お粥を煮て、

中に、炒めたきのこやホウレン草を入れたんだけど

その炒めるのに「いしり」を使いました。

…はぅ、美味しかった…

能登頑張れ。北陸頑張れ。

全ての被災者の方々、頑張れ