100均セリアで、自由にカスタマイズ出来る人形土台を見つけました。
本当は人型の子を探していたのですが、たまたまこの日は人型がお店になく、兎耳型と、どっちにするか悩んで、猫耳の子を購入。
ボタン糸で目や口を付けます。
毛糸で髪を付けます。
髪を縫い付けた後ろ姿、こんな感じ。
これを、分け目が見えないように、ちゃんと撫で付けた上で、ボンド貼りします。
服の型紙を作り、服を作って着せます。
この子はお着替え可能。
猫耳、髪の毛付けたら見えなくなると思ってたけど、思惑外れ。…まあいいか。猫耳少女でも。
着せます。靴も履かせました。
頬紅を綿棒でちょっとつけると、生命感が出てきました。
・・・・
トチーちゃん「ポムちゃんの従姉妹が来る約束の時間って、３時だっけ？」
ポムちゃん🍎🍏「うん。…そろそろだね🕒️」
ミニチュアのクッキー型は、新しいソックスについた金具、ソクパスを引き伸ばして曲げ、再利用して作ったもの。
トチーちゃん「私、ポムちゃんに、従姉妹がいたなんて、全く知らなかったわ…」
ポムちゃん🍎🍏「うん、ポムとは全然、似てないんだけど、半分は、ポムと同じくYuniが作ったから、従姉妹同士になるんだよ」
トチーちゃん「ああ、成る程。そういうことなのね…」
ポムちゃん🍎🍏「凄くおしゃれな子でね。
ちょっと変わってて、お洋服の話ばっかりしてる子だけど、良い子だよ。…あっ、来たみたいだよ」
ピンポーン
ポムちゃん&トチーちゃん「いらっしゃい～」
ポムちゃん🍎🍏「トチーちゃん。この子、ポムの従姉妹のナースチャだよ」
トチーちゃん「はじめまして。どうぞよろしくね、ナースチャ
💕」
ナースチャ「はじめまして！トチーちゃん。
…私、最近この近所に引っ越してきたのよ。良いお友達になって下さると、嬉しいわ
…ところで、私の新しい春のお洋服は、どう見えて？✨🎀✨」
トチーちゃん「え？…ああ、そ、そうね。とても素敵で、似合ってるわ💦
まあ、上がってちょうだい、ナースチャ。クッキーを焼いたのよ」
ナースチャ「あら、本当！嬉しいわ😊💕
あなたのドレスとボンネットも、あなたによく似合っていて、可愛いわ。トチーちゃん。私もそんなドレスがほしいわ
」
トチーちゃん「えっ、ええ。有難う😅💧
私はこの服一枚きりで、着替えられないんだけど、そ、そう言ってもらえると、やっぱり嬉しいものね…💧ホホホ…
💦💦」
・・・・・
ぬこたん🐈️「…あのお客さんが持ってきた、このでっけえバッグ、中にいってえ、何入ってるんだっぺなあ…🤔」
ゴソゴソゴソ
ぬこたん「ぎっ…
う、動いた？
…だ、誰だっぺ？！誰かが、俺と茨城をバカにしに来たんけ…」
ヒョコッ
？「ちわぁ！」
ぬこたん「…えっ？え！…お、おめ、だ、誰？
」
？「やあ、こんにちわ！
あたい、紋白っていうのよ
✨」
ぬこたん🐈️「……………も。もん…しろ…💧💧💧」
・・・・・
ナースチャ「…それでね、私、今度こういうワイン色で、私の初夏のワンピースを作ろうと思うの。…で、袖口には白いレースをつけてね…」
トチーちゃん「そ、そう、それは素敵ね。ところでお茶をもう一杯いかが？」
トチーちゃん「まぁ。嬉しいわ。で…」
ナースチャ「そうそう、さっきの続きなんだけど、昔、私のおばあさまが普段着に着てらした、シルクのドレスがね。ちょうどこのストロベリーアイスのような、淡いピンク色でね…」
・・・・・
ぬこたん🐈️「なー、何でおめ、さっきっから、俺の方ばっか、じろじろ見てんの？さっきの袋ん中さ戻ってろや💧」
紋白「つまんないもん。袋の中なんて。あんたを見てた方が、面白いわ。…それ、皆あんたの子？」
ぬこたん🐈️「ち、ちげえ。何でか解んねえけど、皆、俺んとこに集まって来たの…💧」
紋白「へえ。…本当にあんた、心当たり無いの？…この中の一匹も？」
ぬこたん🐈️「ねっ、ねぇよ。子犬らがいるだろ。それに、子猫らの方だって…
…と、兎に角、俺とは全員、毛色さ違ってっぺよ
💦」
紋白「本当かなあ～。…今、一瞬、ギクッとしなかった？🤭」
ぬこたん🐈️「っ…いいから、嬢ちゃん、あっち行ってろって！😭💦」
子猫「ママぁ、おしっこ…」
ぬこたん🐈️「ハイハイ、トイレはこっちだよ。そこで立ち止まっちゃダメっ。
…な、紋白とかいう嬢ちゃん、おめえ、もう、向こうで一人で遊んでてくんちょ。
見てりゃ解っぺ。俺いま、育児で超忙しいの。おめえみてえに暇じゃねえんだ。おめーがいると、厄介なチビっ子が、またぞろ一匹増えたみてえな気分になるし💧」
紋白「そう。…じゃ、あたいも手伝ったげよか？
それとも、ナースチャに聞いてみよっか？そのチビちゃんたちのうちの何匹か、うちで引き取れないかって」
ぬこたん🐈️「いい、いい！余計なことすんな😭
コイツら、俺がいないと、ママママ言って泣くんだよ💦」
・・・・・
ナースチャ帰宅後🏡
ポムちゃん🍎🍏「…どうだった？トチーちゃん。ナースチャは？🍵」
トチーちゃん「…い、良い子ね。ナースチャは、とっても。それに可愛いし。
でも…思ってた100倍は、お洋服の話をしてたわね…💧
もう、私の頭の中、レースだのタフタだのサテンだのベルベットだので、ヒラヒラだらけよ
圧倒されて、今、軽く眩暈してるわ…💧💫」
ポムちゃん🍎🍏「…凄いでしょ。ナースチャは、昔からあんな感じなんだよね。
これからも服を新調する度に、あの子はその報告をしに来ると思うよ…とりあえず、お疲れ様でした😅
」
…ところで、ナースチャは何か、大きな袋を抱えてきてたようだったけど…🤔」
ポムちゃん🍎🍏「ああ、あれは、ナースチャがいつも連れてる猫だよ。さっき袋から出てきて、ぬこたんと何かお話してたよ😄」
トチーちゃん「…えっ！嘘。猫ちゃんがいたの？
私、ちっとも気付かなかったわ
💦
・・・・・
ぬこたん🐈️「…紋白っつーのかあ、あいつ。
可愛いし、きっと良い子なんだろうなー。白くてふくふくで、チョウチョみたいにピョンピョン跳ね回ってて、オパールみてえなキラキラした目ぇしてて…🤔
でもまあ、俺はもうコブ付きだから、そういうのは無理だっぺな。大体俺、捨て猫のノラあがりで、あの嬢ちゃんとは、生まれ育ちも違ぇし。
紋白は紋白で、これから色々素敵な出逢いがあんだろうしよ
そのうち、ここにも飽きて寄り付かなくなんだろ」
子猫&子犬「ママぁ～。抱っこ～💖」
ぬこたん🐈️「…おめーら、とりあえず、いちどきにピヨピヨ言うんじゃねえ。俺、聖徳太子じゃねーから、それされると混乱するんだよ💧💧💧
…あいよ。抱っこな。順番な」
・・・・・
ナースチャ「…ねえ、ポムちゃんの家、とても居心地良かったわね
トチーちゃんも、私のこの赤いリボンのように、とても優しくて落ち着いてて、魅力的な人だわ。
…あなたも今日は、楽しかったでしょ。紋白？」
紋白「なぁぉ💕」
ナースチャ「…あらっ。今日は、新しい玩具を買ってって、ねだらないの？紋白。いつもはペットショップの前を通ると、何か買うまで、ニャーニャー鳴きっぱなしなのに。
飽きっぽいあなたが、珍しいわね…🤔」
紋白「いいの。あたい、もっと楽しい玩具を見つけたから🤭」
ナースチャ「…え？何か言った？紋白」
紋白「なぁお💕(いいえ。こっちのお話よ🤭)」
・・・・・
さて彼女に何故、私がナースチャという名をつけたか、彼女の服装と名を見ただけで見当がついた💡という人がいたら、その人は相当な歴史通かも。
ナースチャは「アナスタシア」の愛称です。
そしてこの下の絵。誰が描いた絵か解りますか？
ロシア革命で赤軍に家族もろとも惨殺されたニコライ２世の末娘、アナスタシア・ニコラエヴナが、4歳の時に描いたものです。
凄く可愛くて、しかも4歳の子の絵だと思えないくらい、完成度高いイラストだと思いませんか？…陰影も、座った感じも、しっかり描かれてる。
このまま、有名な絵本の挿絵ですと言っても通用しそう(ママやお姉さんたち等が、多少、描くのを手伝ったかもしれませんが…)
アナスタシア・ニコラエヴナ(1901-1918)
本人の遺体も家族の遺体も、全部バラバラに埋められ、また掘り返され、燃やされ、再び埋められ。よくこの絵が今日残ってたものだと思います。革命の最中に見つかってたら、破り捨てられてたかも(逆に、何の金銭的価値も無かったから、手付かずだったのかな)。
ニコライ一家の埋葬場所は、近年まで全くの不明で、家族の中でアナスタシアにだけは、生存説すらあったほどでした。
(「私はアナスタシアよ！」と名乗る女が何人か現れたんですよね)
ワーナーかディズニーだかで、アナスタシアの生存説を元にした話が、アニメ映画にもなっていました。彼女の遺骨らしきものが、DNA鑑定に入る前に作られたものです。
私、あれは観てません。観ませんでした。アナスタシアの遺体検証が始まる前から、既に「生存の可能性はほぼ無いだろう」と思ってたし、2007年、アナスタシアの死亡事実が判明した時には、逆にホッとしました。
愛する家族全員を(腕に抱いていた小さな愛犬まで)目の前で殺されたアナスタシア、たとえ生き延びていたとしても、少しも幸せだった気がしないし(記録によれば、家族の中で一番最後に殺されたのがアナスタシアです。私なら発狂してる)生存説は、後から流石に集団狂気で悪ノリし過ぎたと気付いた民衆の、気休めと後ろめたさの産物でしょ、どうせ…と思ってたし。
同じくアナスタシア生存説題材のハリウッド映画、イングリット・バーグマン主演の「追憶」も観てません。バーグマンのファンだけど。
ニコライ家の五人姉弟。
左からタチアナ(享年21)、アナスタシア(享年17)、アレクセイ(享年13)、マリア(享年19)、オリガ(享年22)。
四姉妹中でも、特に美女として名高いタチアナ皇女の、いかにも大公女らしい理知的な威厳と比べると、アナスタシア皇女は、いかにも「ナースチャ」と呼びたくなるような、幼くあどけない感じがします。
世界初？の自撮り写真なんかも残ってます…彼女、今の子だったら、SNSに自撮り写真載せてキャッキャしてたり、日本のアニメや漫画の大ファンで、コミケにコスプレ参加するようなタイプの女の子だったんじゃないかな。
変顔写真も撮ってみた。ひょうきんな一面もある、ロマノフ王朝最後のお姫様。
父のニコライ2世も面白写真残してるから、彼女の明るさとお茶目さはパパ譲りだったんでしょうね。
今更、なんですけど…
絵を描いたり、写真を撮ったりするのが大好きな、こんなごく普通の少女を殺さないと、ロシア大衆の理想とやらは、実現しなかったんでしょうかね…😥
で、その結果、いったい誰が理想通りに、幸せになれたんでしょうか…
ロシアに踏み込まれたウクライナの街、イジュームの現在の模様。
ジャーナリストの村上祐介さん。又聞きによる憶測ではなく、現地ウクライナでの直接取材を今も続けています。
革命後のロシア、冷戦下のロシアについても、母方の祖父(1923年から欧州航路の客船乗りをしていて、バルト三国など、ソ連支配下にあった国々の港にも寄港している)や父(冷戦下、アエロフロートやモスクワ空港を幾度か利用している)から伝え聞いた断片を、いつか記事にしますね😥
ダイジェストで言えば、当時のソ連を断片でも目撃した私の身内たちは、社会主義におかしな理想を抱く当時の一部の日本人を、完全に軽蔑してました。…現実を見てからモノ言えと。
ほんの断片に触れただけでも、力強い政府のプロパガンダとは似ても似つかず、本当に、惨めで貧しくて。
祖父が持ち帰った、1958年ベルギーのブリュッセル万博、USSR館のリーフレット類。
敗戦後初の万博の日本館のリーフレットが、まだ地味でつましく、寂しいのに反し、ソ連のリーフレットは、華やかで非常に勇ましく、カッコ良くて勢いがあります。夫と二人で内容（英語）も訳して読んでみました。
書かれているのは、王政を倒してから、科学技術や農業工業が飛躍的に発展し、全ての人に教育や衣食住の行き届くようになった、平等で誰もが幸せな理想社会。…書かれていることは、ですけど。
このリーフレットと、そのソ連館だけを見学後、社会主義国ソ連に人類の理想を見た日本人も、まあ多かったのでしょうな。
半面、ロシア文学やバレエや音楽、映画など、ロシアの「芸術」については、私の家は全員高く評価していました。
祖父はラフマニノフの大ファン。私も若い頃、レニングラード国立バレエのファンでしたし、演劇や人形劇、人形アニメなどの表現にロシアが及ぼした影響が驚くほど大きいのも知ってます。今もソ連アニメ大好き。ドストエフスキーやトルストイ、チェーホフ、アシモフ、プーシキンなどのロシア文学も、有名どころはかなり読んでるはず。
「カラマーゾフの兄弟」凄い迫力と読みごたえがある長編小説でしたっけ。今はもうあれを読む力はないです、視力、集中力、理解力ともに。10～20代の脳だから出来た話。
…あ、ソルジェニーツィン(「イワン・デニーソヴィチの一日」でソ連の強制収容所の恐怖を書いている)も読みましたよ、念のため。
「芸術と政治を一緒くたにしない(その国の政治がどれほどクズでも、その国の芸術まで排除したりはせず、あくまで公正に評価する。逆にどんなにその国の芸術が素晴らしく理想的でも、それはそれ、その国の政治まで素晴らしいはずだという妄想は抱かない)」というのが、我が家の考え方です。
…大体「ロシアは悪で、アメリカやイギリスやフランスや北欧の政治は人道的で正義側だ」とも、微塵も思ってませんしね、私。
そっちだってアフリカやインドやアジアや中東、南米などに対して、めちゃくちゃ酷かったんだから。カナダやオーストラリアだって、先住民に対し、身の毛もよだつようなことやってますし。
ニコライ家の両親と四人姉妹と弟、本当に仲良し家族だったそうで、死亡判明は、アナスタシアの、家族と一緒に葬ってほしい、みんなと同じ墓に眠りたい…という、積年の願いの実現だったと思ってます。
彼女のイラストからインスピレーションを受け、ナースチャはこの外観になりました。…イラストをそのまま人形にすると、ちょっと衣裳のインパクトが薄くなるので、パールビーズで襟元を飾りましたが。
髪もイラスト通り、茶の巻き毛で再現したかったのですが、金髪以外の毛糸を使うと、フェルトの服に毛糸の切った先の糸屑が貼り付き、先々色移りし黒ずんでしまう為、やむを得ず金髪に。
(フェルト人形を作ってた時、それで散々懲りて、金髪以外の人形を作らなくなりました。本当は黒髪や肌の黒い子も作りたいのに…😭)
それにアナスタシア本人は、赤毛混じりの金髪だったようなので。
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「ポーリュシカ・ポーレ」
Ｌ．クニッペル
1934年に書かれた、元ロシア赤軍の軍歌です。
こちらはオリガ氏&千住明氏特有の歌詞・メロディアレンジに書き換え編集されたバージョンで、V・グーゼフの書いた、プロパガンダ色コテコテのオリジナルの歌詞(「広野を赤軍騎兵が駆けてゆく、速くて強いぞ赤軍兵！敵と闘う赤軍兵！乙女らよ彼らの勇姿を見ていておくれ！コルホーズで作業に勤しんでおくれ！」みたいな内容。これを男声のみのコーラスでワーッと力強く歌う。曲想は驚くほど単純だけど、畳み掛けるような迫力。完全にプロパガンダ軍歌。そっちと聴き比べてみると面白いよ)とは、大きく趣を異にしています。
「ポーリュシカ」は「広野」のことを指します。
※コルホーズ＝集団農場。
」
常識的な人しかいない世界の、何が面白いのか、私には解らないし。これからも、どんどん遊びに来てちょうだいな 
