ポムちゃん🍎🍏「はいっ、トチーちゃんに、ポムからのバレンタインチョコレートで~す」
トチーちゃん「まあ。可愛い~♡嬉しいわ
…はい、ポムちゃんにも私からよ」
ポムちゃん🍎🍏「わあ。有難う!中、見てもいい?」
トチーちゃん「ええ、どうぞ」
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歌曲集「ミルテの花」より「献呈」
シューマン
君は僕の魂 僕の鼓動
僕の歓び 僕の痛み
僕が生きる世界 僕が漂う宇宙
ああ、そして君は僕の墓
僕の嘆きを永遠に葬る墓
君は僕の憩い 僕の安らぎ
君は天上からの僕への恩寵
君の愛は 僕を価値あるものにし
君のまなざしは 僕を明るく照らし
君の愛が 僕をより高き処へと導く
ああ、僕の良心よ より善き僕!
君は僕の魂 僕の鼓動
僕の歓び 僕の痛み
僕が生きる世界 僕が漂う宇宙
ああ、僕の良心よ より善き僕!
「トロイメライ」などの名曲を生み出したシューマンですが、ヴァイオリンを弾く夫に私が初めて逢った頃「僕はシューマンの曲はあまり好まない。何だか芯が通っていないというか、とりとめが無く、まるで酔いどれのようだ。聴いていると頭がボーッとしてくるが、それはドビュッシーの曲のような夢見心地とは、また違う。美しいが不安定だ」と話していたのを思い出します。
作曲家の生涯まで知らなかった夫の勘は、もしかしたら正しかったかもしれません。シューマンは精神病を患っていた作曲家でした。
若い頃は、社交的で快活で、それだけに遊び人でもあったシューマンですが、美しく心優しい天才ピアニスト、クララ・ヴィークに出逢って、変わってゆきます。クララの父親の大反対を押し切り、二人は結婚。
「ミルテの花」の中の「献呈」は、妻クララに捧げられた曲。これを最愛の妻クララに贈った時のシューマンは、もしかしたら生涯で一番幸せだったかもしれません。
しかし、シューマンの名声は当時さほど高くなく、ピアニストのクララの方が、夫よりも遥かに有名で、お金も稼いでいました。また、シューマンは作曲者としては才能があっても、演奏家・指揮者の才はなく、楽団から追い出され(この頃既に、精神に変調を来しており、指揮者として楽団員に適切な指示が出せていなかったのでは?と、私は思います)結局、クララは苦しい家計を支える為、大勢の子供たちを抱えて、演奏旅行を再開。シューマンは「妻に家事も育児もさせ、食わせても貰う夫」の立場に。世間もシューマンを「有名な女流ピアニストの夫」以上の者としての評価も扱いもしませんでした。
世に認めて貰えぬことへの失意と、またそれまでの不摂生からか梅毒に脳を蝕まれ(クララに感染しなかったのかが不思議ですが、息子の一人は先天的に病を受け継いでしまい、後に自死しています)、シューマンは次第に狂疾の気を帯びてゆきます。
シューマンの親友であり弟子でもあった、同じく作曲家の若いブラームスは、シューマンの妻クララに秘かに思いを寄せていましたが、シューマン夫妻を友人として誠実に支えました。
凄まじい妄想と幻覚、幻聴に苦しめられ、話すこともどんどん辻褄が合わなくなってゆき、このままでは家族を傷つけてしまうかもしれない、分別の残るうちに愛する妻子から離れようと、遂には真冬の川に身を投げ、自殺未遂まで図ったシューマンは、精神病院に収容され、46歳で死去。
37歳で未亡人となったクララは最後、シューマンに一目逢うことすら叶いませんでした。
ブラームスの思いもまた、結局は、夫シューマンに対し一途で献身的だったクララに、届くことはなく。極端に恋愛に不向きだったブラームスは、生涯独身で、クララとは最後まで良き友人同士のままでした。
クララ・シューマンは76歳で死去。その際には、ブラームスがクララの墓に土を被せたそうです。
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