ポムちゃん🍎🍏「はいっ、トチーちゃんに、ポムからのバレンタインチョコレートで~す照れチョコ

 

トチーちゃん「まあ。可愛い~♡嬉しいわほんわか

…はい、ポムちゃんにも私からよプレゼント

 

ポムちゃん🍎🍏「わあ。有難う!中、見てもいい?ニコニコ飛び出すハート

 

トチーちゃん「ええ、どうぞドキドキ

 

 
チョコレートは石粉粘土製です。
袋は折紙。
 
ポムちゃん🍎🍏「美味しそう~!さっそく食べてもいい?よだれ飛び出すハート
トチーちゃんの選ぶものって、いつもお洒落で、素敵だよね」
 
トチーちゃん「ポムちゃんのも、ポムちゃんらしくて、可愛いわよ」
 
 
ポムちゃん🍎🍏「(もぐもぐタイム)
…そう言えばさぁ、お雛様は、お内裏様へのバレンタインチョコ、無事に渡せたのかな?」
 
トチーちゃん「渡したんじゃない? 
お雛様は一生懸命、金箔入りの可愛いキスチョコを作ってらしたわよ。
…お内裏様、本当にお幸せなお方だことハート照れ
 
 
 
ポムちゃん🍎🍏「そうね。…でも、お内裏様の方も、お雛様をお乗せして『どらいぶ』したいんだーって言って、運転免許取ったんだよほんわか
 
 
トチーちゃん「え!…嘘っ。内裏の方々のご移動と言えば、御駕籠か牛車じゃないの?!びっくりしかもお内裏様、御自らお車を運転なさるの…?
いえ、それより、いつの間に教習所に通われてたのよ?💦
い、色々とイメージ裏切ってくるわね…💧滝汗
 
ポムちゃん🍎🍏「お雛様とお二人でケーキ屋さんに行って、マカロンを選んだりもしたらしいよピンクマカロン
 
 
トチーちゃん「…Yuniもマカロンなんて食べたことないっていうのに、今の宮様方って、随分と進んでおられるのね…💦」
 
(や、だってマカロンって、ただの小洒落たカルメ焼きじゃん。By Yuni)
 
 
ポムちゃん🍎🍏「お雛様だって、充分、お幸せなんじゃないかなほんわかハート
 
 
トチーちゃん「そうね、確かにその通りだわ♡ニコニコ
…ところで、ポムちゃんには、チョコをあげたいくらい好きな人って、いないの?」
 
ポムちゃん🍎🍏「ん~…どうだろう。トチーちゃんには?」
 
トチーちゃん「…えっ、私?
そう…昔は、大好きだったクラスの男の子や、憧れてたスポーツ選手に、頑張ってチョコを渡したりした事もあったわね…🤔
でも、今は…ポムちゃんとこうやってお喋りしてる時が、一番楽しいかなウインク飛び出すハート
 
ポムちゃん🍎🍏「ホントぉ?…じゃ、ポムとおんなじだニコニコハート
 
トチーちゃん「あらまぁ。…私達って、両思いだったのね🤭シャンパンロゼワインハート
 
 
チョコレート 
梅の香に乗り 我が想い 
君に伝えよ 如月の宵
~雛🌸~
 
 
共にスイスやドイツからやって来た積み木仲間たちが(日本で仲良くなった日本の人形仲間も)自分の留守中に火事で焼失、一人だけ取り残されるという、人間なら耐えられないような経験を過去に経て来ている、トチーちゃん。
少しは今、ポムちゃんたちと、幸せな時間を送れてるかな。
 
 
 

・・・

 

歌曲集「ミルテの花」より「献呈」

シューマン

 

 

君は僕の魂 僕の鼓動

僕の歓び 僕の痛み

僕が生きる世界 僕が漂う宇宙

ああ、そして君は僕の墓 

僕の嘆きを永遠に葬る墓

 

君は僕の憩い 僕の安らぎ

君は天上からの僕への恩寵

君の愛は 僕を価値あるものにし

君のまなざしは 僕を明るく照らし

君の愛が 僕をより高き処へと導く

ああ、僕の良心よ より善き僕!


君は僕の魂 僕の鼓動

僕の歓び 僕の痛み

僕が生きる世界 僕が漂う宇宙

ああ、僕の良心よ より善き僕! 

 

「トロイメライ」などの名曲を生み出したシューマンですが、ヴァイオリンを弾く夫に私が初めて逢った頃「僕はシューマンの曲はあまり好まない。何だか芯が通っていないというか、とりとめが無く、まるで酔いどれのようだ。聴いていると頭がボーッとしてくるが、それはドビュッシーの曲のような夢見心地とは、また違う。美しいが不安定だ」と話していたのを思い出します。

作曲家の生涯まで知らなかった夫の勘は、もしかしたら正しかったかもしれません。シューマンは精神病を患っていた作曲家でした。

 

若い頃は、社交的で快活で、それだけに遊び人でもあったシューマンですが、美しく心優しい天才ピアニスト、クララ・ヴィークに出逢って、変わってゆきます。クララの父親の大反対を押し切り、二人は結婚。

「ミルテの花」の中の「献呈」は、妻クララに捧げられた曲。これを最愛の妻クララに贈った時のシューマンは、もしかしたら生涯で一番幸せだったかもしれません。

 

しかし、シューマンの名声は当時さほど高くなく、ピアニストのクララの方が、夫よりも遥かに有名で、お金も稼いでいました。また、シューマンは作曲者としては才能があっても、演奏家・指揮者の才はなく、楽団から追い出され(この頃既に、精神に変調を来しており、指揮者として楽団員に適切な指示が出せていなかったのでは?と、私は思います)結局、クララは苦しい家計を支える為、大勢の子供たちを抱えて、演奏旅行を再開。シューマンは「妻に家事も育児もさせ、食わせても貰う夫」の立場に。世間もシューマンを「有名な女流ピアニストの夫」以上の者としての評価も扱いもしませんでした。

世に認めて貰えぬことへの失意と、またそれまでの不摂生からか梅毒に脳を蝕まれ(クララに感染しなかったのかが不思議ですが、息子の一人は先天的に病を受け継いでしまい、後に自死しています)、シューマンは次第に狂疾の気を帯びてゆきます。

シューマンの親友であり弟子でもあった、同じく作曲家の若いブラームスは、シューマンの妻クララに秘かに思いを寄せていましたが、シューマン夫妻を友人として誠実に支えました。

凄まじい妄想と幻覚、幻聴に苦しめられ、話すこともどんどん辻褄が合わなくなってゆき、このままでは家族を傷つけてしまうかもしれない、分別の残るうちに愛する妻子から離れようと、遂には真冬の川に身を投げ、自殺未遂まで図ったシューマンは、精神病院に収容され、46歳で死去。

37歳で未亡人となったクララは最後、シューマンに一目逢うことすら叶いませんでした。



ブラームスの思いもまた、結局は、夫シューマンに対し一途で献身的だったクララに、届くことはなく。極端に恋愛に不向きだったブラームスは、生涯独身で、クララとは最後まで良き友人同士のままでした。

クララ・シューマンは76歳で死去。その際には、ブラームスがクララの墓に土を被せたそうです。




クララ・シューマンのピアノ、聴いてみたかったな。