2024年の後半は、アメリカ大統領選挙の話題が際立つでしょう。今回は、アメリカ大統領候補を星占い的に読み、どちらが大統領になれそうかを、勝手に予想したいと思います。後述しますが、二人は風の時代&水瓶座の時代を象徴する候補だと思います。

 

カマラ・ハリス氏は1964年10月20日生まれ、ドナルド・D・トランプ氏は1946年6月14日生まれです。

 

生年月日をいろいろ足し算してみると、「10」と「20」という数字が両者の誕生日に共通している様に思います。どこか、両者にはパラレルする要素があるのではないでしょうか。

 

実は星占い的に見ると、二人の間に共通項を見出すことができるのです。

 

ハリス氏は太陽が天秤座♎、月が牡羊座♈です。一方、トランプ氏は太陽が双子座♊、月が射手座♐です。両者とも風の星座に太陽があり、火の星座に月があります。

 

ハリス氏は太陽が天秤座なので、バランスを取るようなスタイルで、仕事をしていると思います。法律家というキャリアを歩んだのは大正解だったのではないかと思います。しかし、月が牡羊座にあるので、正義感に突き動かされる面があると思います。そうなると、太陽星座の天秤座の資質とは逆の行動をとってしまうでしょう。

 

トランプ氏は太陽が双子座なので、ドライかつ合理的です。そして、お気楽です。様々な情報を入手し、そこから冷静に判断を下していると思います。一方、月が射手座なので、こうだと思ったらそこに邁進してしまう、直情熱的な面もあるでしょう。根拠なく、直観に従い突き進みたくなる衝動に駆られるのです。頭が熱くなったら、双子座の才能を失ってしまうともいえます。

 

いずれにせよ、次期大統領候補は風の星座に太陽があり、その星座の逆の位置の星座に、月があります。太陽が風の星座、月が火の星座にあるのです。マドモアゼル・愛先生の月理論を踏まえると、月は幻想であるので、彼らの欠点は火のエレメントにあるといえます。例えば、怒りで動いたり、直観的になったり、情熱的になったりすると、ダメなのです。

 

また、マドモアゼル・愛先生いわく、月の星座の逆の位置にある星座の性質をその人は必ず持っています(『月の教科書』のpp.170-185を参考)。つまり、彼らは太陽星座のある星座の資質にとりわけ影響を受けていると考えることもできるのです。ハリス氏は天秤座の達人であり、トランプ氏は双子座の達人だといえます。

 

風の時代、そして水瓶座の時代の始まりと重なる時期の大統領選挙で、このような風の星座の特徴を持つ候補同士が大統領選挙を戦うというのは、偶然ではないと個人的に思います。

 

では、どちらが大統領になるのでしょうか。水瓶座の時代は水瓶座の支配星である天王星が特に重要になると思うので、どちらが出生図において天王星と縁が深いかを見つつ、大統領選挙の時に成功を表す木星がどの星座に来るかを調べて、大雑把ですが予想してみたいと思います。

 

まず、出生図についていえば、圧倒的にトランプ氏です。太陽星座のある双子座に天王星が来ています。次に木星ですが、投票が行われる時には、双子座にいます。ということは、トランプ氏がここでも有利ということになりそうです。

 

確かに、ハリス氏は天秤座に太陽があるので、木星の後押しを受けることはできるでしょう。しかし、木星は12年に一度太陽星座に戻ってきますが、12年前すなわち2012年に、トランプ氏は大統領選挙の共和党候補第二位になっています。この時期に蒔いた種が、もしかすると、更に花開くかもしれないのです。一方、ハリス氏はカリフォルニア州司法長官として働いていましたが、大統領選挙と直接関わるようなことはしていません。

 

以上より、トランプ氏が木星の力も利用できそうな感じがします。よって、私の解釈では、トランプ氏が次期大統領になるのではないかと思います。

 

最後になりますが、一般論として高額の寄付をする企業や団体、そして大金持ちの意向を政治に反映させるのが、アメリカの大統領というポジションです。これから、両者はお金を集めるためのアピール合戦、すなわちセールス合戦を強めていくでしょう。ここで、両者の太陽星座と月星座がどのようなダイナミズムを呈するのか、星占い的に静観していきたいと思います。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

参考文献

マドモアゼル・愛 『月の教科書』 ビオ・マガジン、2021年。