星占いは当たらないと思う方も多くいるでしょう。でも、個人的に、星占いは当たる当たらないではなく、利用するものだと思います。そもそも、星占いとは、占星術により分析された自然の摂理(星の運行)を自分の人生に生かすことができているかどうかを知るための、道しるべだと思います。星占いが当たらないというのは、星占いを人生において生かしていない、使っていないというだけのことです。

 

もちろん、星占いを使わないでも生きていけます。直観もあるし、感覚もあるし、常識も、法律もありますから、生きる道しるべは我々の周りにあふれています。でも、星の声に従う生き方も結構面白いのではないかと思います。自然の理で自分の人生を解釈し、星との対話の中で生きる時も、たまには良いのではないでしょうか。

 

若い人は水星、金星、太陽の声を特に聴くと楽しいでしょう。中年の人は火星と木星、老年の人は土星の声を聴くと充実した生き方ができるでしょう。

 

もちろん、若々しさを維持したい場合は、常に水星と金星を大切にすることが鍵です。太陽はどの年代でも重要です。もし人を育てる立場になったら、木星と土星をうまく使い、いい塩梅で厳しくも優しい指導者になることを目指すと良いと思います。

 

勝負の時や困難に遭遇したら、火星です。突破力を与えてくれます。火星で解決できない問題はないと思います。その分、暴走には注意ですが、、、。

 

天王星、海王星、冥王星はより世界的な活動をしたい人に協力してくれるでしょう。でも、意識的に使うことはできません。この星を使っていても、人は無自覚なのです。選ばれた天才のみ使うことができます。

 

しかし、我々にとって一番無自覚に作用する星がです。様々な解釈ができますが、不安を感じた時にどう反応をするのかを知るには月のハウス、星座、アスペクトを見ます。でも、月の反応に身を任せてしまうと、いつも自己防衛することになってしまいます。

 

我々は無自覚に自分を保護することばかり考えているのです。しかも、周囲の環境次第でこの自己防衛本能の強さは変わります。ビクビクしている人が多い環境だと、自己防衛に力が入ってしまうからです。

 

自己防衛は自分の周りの環境(特に人や制度)と戦う姿勢です。たとえ実際にそうでなくても、自分が周りから攻撃されているという思い込みが、防衛本能を刺激します。

 

子供の頃、とりわけ0歳~7歳の間の期間が月と密接に関係するのですが、この期間にビクビク怯えた経験を、大人になって追体験してしまうのです。言い換えると、幼少期にビクビクした体験を無意識のうちに周りに投影し、怯えているのです。現実を歪めて解釈し、根拠がないのに恐れを抱いているといえます。ここに気が付くと、現実の真の姿が現れるでしょう。

 

ちなみに、本当に周囲から攻撃された時は火星で撃退します。月では負けます。

 

星と共に生きると人生を本当の意味で楽に生きることができると思います。少なくとも、子供時代に経験した怖い経験を大人になっても妄想として体験していることを知れば、生きやすくなると思います。妄想の中で妄想して生きていることがわかるのですから。この妄想から抜け出せるだけでも、人生の価値を感じることができるはずです。

 

人生は怖くありません。怯える必要もありません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。