水瓶座の時代に入ったと、星占いの世界では良くいわれます。社会の動向を見ると、本当にそうだと思います。水瓶座の時代が到来したとどうしていうことができるかは、以下の記事に書きました。

 

 

今回は、水瓶座の時代という新しい時代の生き方を、仕事という観点から考えてみたいと思います。

 

水瓶座の時代の前は、何かを無批判に信じる魚座の時代でした。神の存在が重要だった時代です。そのため、この世の「神」、すなわち権力者や指導者が時代を動かす鍵を握っていました。

 

実際、今から2200年遡ると、その中ではキリスト教をはじめとする教祖が存在する宗教の発生、大学の登場、国家と王権の強化等が起こりました。上から下に「真理」を伝え、下の者(庶民)がそれに従うという構造が出来上がったのです。

 

でも時代は、水瓶座です。水瓶座は天才を表す星座で、すべての人が天から才能を与えられているという、重要なことを象徴しています。ある意味、すべての人が(年齢、性別、国籍など関係なく)「権力者」なのです。

 

水瓶座の到来とほぼ軌を一にして、土の時代から風の時代に移りました(上に紹介した記事に詳細を書きました)。土の時代は牡牛座、乙女座、山羊座に世の中の流れがフォーカスされる時代です。風の時代は、双子座、天秤座、水瓶座に世の中の流れが支配される時代です。土の時代は上下関係、知識や情報の独占、規範重視でしたが、風の時代は横のつながり、知識や情報の共有、変化に光が当たってくると思われます。

 

新入社員という言葉がありますが、これは土の時代の特徴を物語っていると思います。というのは、上下関係を暗示的に表すからです。土の時代には、すでに組織的な場が存在していました。この場には昔から所属している人がいます。当然、こうした人は知識や情報を独占していますから、新しく来た人は、この人よりもたとえ資格や能力が上であっても、下になります。

 

土の時代の社会では、ある特定の組織に入って、一から勉強をして、一人前になります。新入りからベテランになるという発達段階を踏みます。新入りの時は、周りのシステムが分からないので、誰にこの案件を頼めばよいのか、誰に質問をすればよいのかなど、分からないことが一杯です。ストレスフルです。さらに、新入社員には仕事を教えなくてはいけないから面倒だとか、新人教育は大変だとか、上下関係を前提に、意地悪をいう人もいるでしょう。

 

しかし、これからは時代が大きく変わるでしょう。人を新人という存在に限定する条件が、社会から抜け落ちてくるからです。言い換えると、組織の維持、運営、管理といった、個人では身に付けることや習得することができない組織固有の事柄が、不要となるのです。なぜなら、水瓶座の時代は個の時代で、横のつながりにおいて、それぞれが自分の目的達成のために、個々の能力を発揮するという時代傾向になるからです。

 

それぞれの組織に特有の常識や方法を習得して一人前になったのがこれまでの時代。上下関係が重要になるのは当然でした。でも、今や個の時代です。個々の組織が特殊性を持つ必要が薄れるでしょう。

 

したがって、我々はまず個人として能力を高めることが必要です。残念ながら、現在の学校は組織に属することを前提にしているので、能力を伸ばすことをターゲットにした教育を行っていないと思います。せいぜい、大学受験や就職試験対策です。組織で一から修業をするという前提の中で、教育を行っているからです。

 

風の時代そして水瓶座の時代では、身を立てる技能を身に付けることが必要だと思います。しかも、マルチな能力がフォーカスされると思うので、専門分野に限定せず、いろいろなことに目を向けることも大切でしょう。

 

これからの時代は、常にスキルアップが重要です。そして、目的意識を持ち、それを随時アップグレードするのです。何をしたいか、どうしたいか、これまでは会社や所属する組織がこうした目的を与えてくれました。でも、これからは自分で理念・理想を掲げ、そこに向かって生きる必要があります。これは占いでは分かりません。占いは方法を教えてくれるだけです。自分の心に忠実に、誰のためでもなく、誰かに好かれようとするのでなく、ありのままの自分である所から全てがはじまります(多くの人は、ありのままの自分を嫌う人に好かれようと努力してしまっています。ここが問題なのです。この点については後日お話します)。

 

これからは、とても楽しい時代になると思います。最後までお読みくださりありがとうございました。