お百度参りというものを知ったのは、大学に入学し、1人暮らしをしまして、
好きなようにテレビ番組を見れるようになってから知りました。
意外とわたし、サスペンスものが好きなんですね。
いや、好きなのかどうかわからないけど、
なんか、見ちゃってた時期がありました。
なぜかラストシーンは崖で、
犯人は同情しちゃう境遇の人たちばかり、っていうのがお気に入り。
単純だから、時々泣いちゃってたりした(笑)
そのなかでも、藤田まことの『はぐれ刑事 純情派』だったと思う、
お百度参りが出てきたのは。
古くてごめんよ。
具体的にどういう話の流れでっていうのは覚えていないのですが、
目撃者らしき人が、
「私、見ちゃったのよ~、〇〇さんが雨のなか、必死にお百度を踏んでるのを!」
と、藤田まことさんに語るシーンがあったのです。
そのドラマでは、お百度を踏んでた女性は、かわいそうな境遇の犯人の母親だったと思います。
で、その目撃者が藤田さんに語るという場面で、映像ではお百度のシーンを再現してくれてたんですけど、
雨がざーざー降るなか、ちっさい神社で、
妙齢の女性がめっちゃ必死にお参りしてるの。小走りで。
祠にお参りしては、鳥居に戻って、また祠の前に移動してお参りして…
無限に雨の中、繰り返してる…。
なんつー不毛な行為!!
と思いました。
これが「お百度参り」「お百度を踏む」っていうんだなと、覚えたわけです。
ほかには、大河ドラマ「麒麟がくる」。
明智光秀の妻ひろこ役の木村文乃さんが、
光秀の病が治るようにとお百度参りをしていました。
やっぱり雨が降ってました。
そんな悪天候のなかお百度踏むので、今度は妻の方が病気になって亡くなった…。
それ以外も、たぶん何かのドラマで見たと思うんですけど、どこで、何回見たのかは、覚えてないです。
ただ、私のお百度参りのイメージは、
①雨がざーざー降っている。100%降ってます。晴れてるシーンは皆無。
②必ず女性。男性がやってる映像は見たことない。
③なぜか小さい神社。大規模な神社では見たことない。
④お百度、って言ってるけど、100回っていうのはモノの例えだろうと思った。
あんなに一心不乱に祈ったら数なんて数えられるわけがないし、数を間違えないようにと思ったら、祈りが疎かになるに決まっている。だから「お百度」は「たくさん」の比喩だ。
と、こんな風にお百度のイメージが、ふんわり出来上がったわけです。