押上ファースト歯科 訪問歯科診療部 スマイルライフ

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みなさん、こんにちは!

今回は、唾液についてのお話をします。

 

季節の変わり目には、よく口の中が渇くと言われています。

 

唾液というのは、口の中にある唾液腺という場所で作られますが

作られた後に自立神経の働きで分泌されます。

 

唾液は自律神経の中でも、副交感神経の働きによるものですが、一般的に季節の変わり目は気温の寒暖差に対応するために交感神経優位になったり、また急激な気圧の変化等で自律神経がストレスを受け交感神経が興奮状態になったりとバランスが崩れてしまい、それにより副交感神経の働きが弱まり、結果的に唾液の分泌量が少なくなる事になります。

 

その繊細な自律神経を可能な限り効率よく働かせるには、一番にストレスを溜めない事ですが、それ以外にも日頃か出来るケアもあります。

 

①、唾液は通常1日に、1~1.5リットル作られ、その99.5%が水分ですので、その為の水分を摂る。

②、よく噛んで食べる。←う~ん、耳が痛いショボーン

③、こまめに歯磨きをして、唾液腺を刺激して分泌を促す。

④、舌の下・顎の下・耳の下に左右対である唾液腺をマッサージして刺激を与える。

などがありますが、簡単にガムを噛むだけでも唾液腺の刺激になります。

 

唾液の働きには

①、消化作用(食べ物を消化する働き)

②、湿潤・保護作用(お口の中に傷が出来ない様に守る働き)

③、洗浄作用(自浄作用)

④、殺菌・抗菌作用(細菌が入ってくるのを防ぐ働き)

⑤、緩衝作用(お口の中を中和してくれる働き)

⑥、再石灰化作用(むし歯を防ぐ働き)

⑦、排出作用(異物などをからだから排除しようとする働き)

と、地味なようで意外と重要な働きがあります。

 

逆に、唾液がへった場合に起こりうる影響は

虫歯になりやすくなる

歯周病になりやすくなる

入れ歯が痛くなりやすくなる

口内炎が出来やすくなる

カンジダという真菌により、カビがはえる等、こちらも地味だけどなったら辛いものばかりですね。

 

今年も残すところ2か月を切り、より一層寒さも増し、コロナやインフルエンザなど暗い話題が多いですが、自律神経をうまくコントロールして健康な体を維持して、みなさんが元気よく新しい一年を迎えられるように、今一度ご自身の体と向き合ってみるのも良いかもしれないですね。