今回は、園芸シーズンに於いてほぼ年中出現する「カイガラムシ」についてお送りします。



●カイガラムシ

枝、茎、葉などに寄生。貝殻に似た貝を被って定着するもの等、多種多様。すす病やこうやく病を誘発。


被害症状は、直接的な被害と間接的な被害があります。直接的な被害は付着しているカイガラムシそのものが美観を損ねることと、吸汁されるため生育に悪影響を及ぼすことです。寄生数が多いと新梢や新葉の出方が悪くなったり、枝枯れを起こすこともあります。

間接的な被害は排泄物の上にすす病などが繁殖して葉が悪くなることです。

美観を損なわれるだけでなく、植物にとっては大切な光合成が妨げられ生育が悪くなります。また枝などの寄生場所にビロード状の物が付着したように見える「こうやく病」を誘発します。

変わった被害症状としては、枝や幹に5ミリ前後の円形の白っぽい斑点を生じることがあります。これはカイガラムシが付着していた痕跡です。








こうやく病


生態として、カイガラムシといっても大きさや形などは様々です。名前がついている種類だけでも400種類以上あり、実際はその倍くらい存在すると推測されています。
カイガラムシを大別すると、成虫になった時に脚が退化して葉や枝に固着する種類と成虫になっても歩き回る種類がいます。前者は丸い扁平な殻を持ったマルカイガラムシ、牡蠣の形をした殻を持ったカキカイガラムシ、お椀のように盛り上がったロウムシ類がいます。
後者は殻がなく、体表が白い粉状や綿状の分泌物に覆われている種類でフクロカイガラムシ類やコナカイガラムシ類(分泌物を取り除くとワラジムシのような虫がいます)などがいます。



アブラムシと比べると繁殖性が悪く、よく繁殖するコナカイガラムシでも年に数回、バラシロカイガラムシで年に2〜3回、ロウムシでは一回の繁殖です。
雄がいなくて、雌だけで繁殖する種類もいますが、多くはコバエのような羽のある雄がおり、交尾して産卵します。成虫は繰り返し産卵せず、産卵後すぐに死ぬ種類もいます。

防除方法など。
成虫は殻をかぶったり、ロウ物質で覆われているため、退治の難しい害虫のひとつです。歯ブラシなどこすり落として退治出来ますが葉などを傷つけないようにします。

卵から孵化した幼虫は薬剤に弱く、「オルトラン水和剤」「アクテリック乳剤」などで退治できます。
「カイガラムシエアゾール」は速効性の成分と浸透移行性の成分の混合剤でカイガラムシの幼、成虫を退治します。
また「ベニカDX」は成虫になるのを抑えることで退治したり、成虫に対しては産卵数を抑えたり、孵化しない卵を産ませる効果があります。

今回はこんな感じです。

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