新居の話とか、その前の会話とか。
一昨日、新居の部屋を見せてくれた。昨日、兄に結婚する話と新居のことを伝えた。実は、ずっと言えずにいた。LINEで伝えたら、ものすごく喜んでくれて。挙式の前に、彼に会ってくれるというのです。ひっそりと結婚式をしようと思っていたのですが、やっぱり祝福されるのは嬉しいですね。こうして居られることに、毎日感謝して生きています。今日も、遠くから見る彼の姿は素敵でした。この人の視線の先に、私が居るのだと思うと不思議でなりません。よくある恋愛マンガのようです。憧れている人の恋人になってしまっている。というような感覚を地で行くのです。窓越しに私を見つけて、優しく微笑む姿に。安心して隣に座れることに。黒のスプリングコート姿が新鮮で、今日もクラクラするくらい素敵でした。カフェでこれからの生活のことについて話していると、本当にいよいよ新しい生活が始めるような気がしてくるのです。日常が変化すること。誰かと好きなことを共有出来ることの楽しさを。共感してくれることの幸せを。毎日感じるのです。これがいいね。こういうのだと落ち着くね。どういう風に部屋を作ろうか。君はこういうのが好きだって言ってたよね。旅先で気に入ったインテリアを買いに行かないと。付き合い始めて4ヶ月目くらいに。あの時のセリフを思い出す。金沢で出逢った金箔の額を気に入った時だった。「君と一緒に暮らしていたら、これを買って帰ったのにね。」と。彼とは結婚出来ない関係だから。と。穏やかでない気持ちを懸命に抑えた。もし、一緒に暮らしていたら。もし、結婚していたら。考える程に苦しくなるから、その先の思考を止めていた。あり得ないことなのだから。そういう事実を直視する言葉が苦しかった。そうだね。もし、一緒に暮らしていたらね。もし一緒に居たら。楽しいのは分かっている。もうその時から、楽しさと切なさが混在していた。見てみぬふりをしながら。叶わぬものだと思うのが普通だったはず。それなのに付き合う程に、彼から離れられない私がいた。それから苦しさと楽しさが比例して大きくなっていた。それからのこの結婚は、まるで奇跡のような出来事。どうしたら、私のこの気持ちを彼に届けることが出来るでしょうか。きっと、そんなことは僕にとって重要じゃないんだよ。って。また、言われそうだけれど。私は初めて知ることになる。本当に誰かを好きになることは、こういうことなのだと。