こちらは過去のメルマガを掲載しています。
パピーいしがみです。
「子供達の自信を育む」
今更ですが、これが私が考える子育ての基本中の基本です。
でも、「自信を育む」事ってなかなか難しくて、
そのためには、子供達が実際に乗り越えていく、
経験をしなければならないのですね。
様々なハードルを自ら乗り越えていくために、
子供達の良い所を「認め」、
頑張っているその姿を「褒め」、
そして、凹んだり、落胆した時には「包む」。
自分から乗り越えよう!頑張ろう!と努力し、
その先にある、「やった!」「できた!」という
達成感や満足感を積み重ねる・・・。
それが「自信」になっていくんですよ。
という事なんですね。
今日ご紹介する内容は、
お母さんと一緒に行くはずだった遠足。
ところが、下の子の体調不良で
お母さんがいけなくなった年中のお兄ちゃん。
そのお兄ちゃんの「自分一人でもやる!」
という気持ちを引き出したお母さんの言葉や工夫など。
そして、「自分ひとりでもやり遂げた!」
その自信を持ったお兄ちゃんの変化について
ご紹介したいと思いました。
それでは、早速いってみましょう。
ココから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パピーさんこんばんは、
ひまわりです。
先週の水曜日、幼稚園の遠足のお芋掘りがありました。
私と、次男が付き添って、一緒に行くはずだったのですが、
次男が熱を出し、行けなくなってしまったのです。
パパは仕事、ばあばは体力的に無理、と言うことで、
息子が1人で行くか、遠足を休むか、
のどちらかしかありません・・・
息子に聞いてみても、楽しみにしていただけあって、
「ママと一緒じゃなきゃ嫌だ!」と言い張っていました。
うつむく息子に、申し訳なさを感じつつ、でも
『もし、今回、息子が1人で行く事が出来れば、
また自信に繋がるかもしれない!』と、思いました。
そこで、息子と話合ってみました。
私「ごめんね、○○(弟)はお熱があるから、
ママは一緒に行けないの・・
ママも楽しみにしてたのに・・」
子「じゃあ、○○(弟)も一緒に行けばいいよ!」
私「でも、一緒に連れて行ったら、熱がもっと上がって、
救急車で病院に運ばれちゃうかもしれない・・・」
子「それは嫌だ・・・」
私「残念だよね、一緒に行きたかったよね・・
ごめんね・・・ どうしようか・・・遠足休む?」
子「嫌だ!行く!」
私(よしよし、行く気満々だな!)と思いつつ、
「お芋は先生が一緒に掘ってくれるし、
電車も乗れるし、お弁当はお友達と一緒に食べられるって、
楽しそうだよね~!
そう言えば、年長さんはお兄ちゃんだから、
ママと一緒には行かないんだって、
□□(兄)も年長さんみたいに、頑張って1人で行ってみる?」
子「・・・・」(しばらく考え込んで・・)
子「じゃあ、俺、お兄ちゃんだから、1人で行くよ!」
私(おお!!言った!)
「本当!?凄~い!年長さんみたいだね~!
お留守番してる○○(次男)に
お土産のお芋、持って来てくれる?」
子(笑顔で)「うん!持って来てあげるから待っててね!」
ついに息子は、自分から
「1人で行く」と言ってくれました。
嬉しくて、息子を褒めまくりです(^^)
遠足当日も、ぐずる事無く、
私、先生、他のママに励まされて、元気に出発しました。
そして、遠足から帰って来た息子を迎えに行くと、
「お土産~!」と、自分の顔位ある、
とてつもなく大きなお芋を持って来てくれました。
先生や、他のママからも、
「偉かったんだよ~、頑張ってたよ~、
いっぱい褒めてあげてね!」
と暖かい言葉を頂きました。
お芋は、先生が持つと言ってくれたのを、断って、
自分のリュックに入れて、頑張って歩いて来たようです。
私が持ってもずっしりと重く、びっくりしました。
息子が、自分から行くと言ったものの、
他のママや先生に、迷惑をかけていたらどうしよう・・・?と、
内心ヒヤヒヤだったのですが、感動してしまいました。
「疲れた~」「歩くの嫌だ~」が口癖の息子が
こんなに頑張ったなんて、びっくりです!
もちろん褒めまくっちゃいました(^^)
自信に満ちた表情が、お兄ちゃんぽく、頼もしく思いました。
そして、それからの息子の様子が少し変わってきたのです。
今までは、上手く出来ない事は、
私がいい所を見つけて褒めても、
「でも、どうせ出来ないよ!」といじけて、
すぐに諦めていたのですが、
何度かチャレンジして、その結果、
出来る様になる事がとても増えたのです。
諦めないで、チャレンジするという行動は講座にもあった、
「自信」が付いてきた表れでしょうか?
とても嬉しくて、心から褒めまくりです(笑)
そのせいか、私にも変化がありました。
今まで、息子の出来ないところばかり目について
指摘して叱っていた私の目が、
息子の良く出来ているところに目が向いて、
褒める事が、とても増えたのです(^^)
叱られた事は、なかなか改善しませんが、
息子が自分でやって褒められた事は、
私が何も言わなくても、自分でやり続けています。
これが分かっていながら出来なかった
「北風と太陽」かぁ・・・と、また実感です(笑)
パピーさんと出会ってから、
「辛く我慢の育児」が
「子供と一緒に成長できる、喜びと楽しみのある育児」
に変わってきたのをまたまた「実感」しています(笑)
本当に、パピーマジックは凄い!!
これからも、講座の勉強を楽しみながら頑張ります!!(●^o^●)
とても長いメールにお付き合い頂いて本当にありがとうございます。
また何かあったら、懲りずにメールさせて下さい。
では、夜は寒くなってきたので、お体大事にして下さいね。
ひまわり。
ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひまわりさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
ひまわりさんの言動ですごく重要な部分があるんです。
それは『自分で決定させた』という事なんです。
やりとりをお読みいただくと分かりますが、ひまわりさんは、
「じゃあ、こうしたら・・・」とか
「こうしなさい・・・」とかご自分の考えを言っていませんね。
二つの選択肢があって、
「あなたはどちらを選ぶの?」と
子供さんが自分で決められるように、導いています。
もちろん、お母さんには、最初から
「自分ひとりで行く」って言って欲しい、
という思いがあったのは、言うまでもありませんが、
絶対に説得したり、結論を急いだりせず、
常に子供が自分で判断を下すのを待っていますね。
実は、これが「認める」事なんです。
「ああしなさい」「こうしなさい」には「自分」はありません。
でも、『自分が決める』には
『一人前に扱われている』という自負心が芽生えます。
それができたのは、ひまわりさんが、
「これは自信をつけるチャンスかもしれない!」
と思われたからに他ならないのです。
確かにハードルとしては大きかったのですが、
大きいハードルを乗り越えて得た自信は、
相当手ごたえがあったようです。
こんな文面がありました。
> 今までは、上手く出来ない事は、
> 私がいい所を見つけて褒めても、
> 「でも、どうせ出来ないよ!」といじけて、
> すぐに諦めていたのですが、
> 何度かチャレンジして、その結果、
> 出来る様になる事がとても増えたのです。
> とても嬉しくて、心から褒めまくりです(笑)
> そのせいか、私にも変化がありました。
> 今まで、息子の出来ないところばかり目について
> 指摘して叱っていた私の目が、
> 息子の良く出来ているところに目が向いて、
> 褒める事が、とても増えたのです(^^)
> 叱られた事は、なかなか改善しませんが、
> 息子が自分でやって褒められた事は、
> 私が何も言わなくても、自分でやり続けています。
> これが分かっていながら出来なかった
> 「北風と太陽」かぁ・・・と、また実感です(笑)
自信をつけたお兄ちゃんは、自ら行動し始めました。
そして、お母さんも
「こういう事か・・・」という気づきがあって、
そして成功体験として実績を重ねた。
お兄ちゃんはもちろん、お母さんの自信にもなったのです。
でも、これだけじゃありません。
次回に、もうちょっとご報告しますね。
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