筋トレで腰痛に!?
こんばんは、スタッフ杉山です!
今年は暖冬で暖かいと思っていたら、今週は急激に寒くなりましたね!
治療にくる患者さまの中にも、『急に寒くなってから身体が、、』と言う方がとても多かったです。
寒さ対策はしっかりしつつ、寒さに負けない強い身体作りをしていきたいですね!!
さて、今日紹介するのは
『ジムで筋トレした次の日、腰が痛い!!』です。
このような方、意外と多いのではないでしょうか??
当院でも結構います(笑)
健康のためにジムに行っているのに腰痛になってしまったら、、悲しいですよね。
ではなぜ腰痛になってしまうのでしょう?
その原因の1つに、『インナーマッスル』が関係しています。
「またインナーマッスルかよー」と、思いました(笑)?
そうです、またなんです!
でもそれだけ大切ということですね。
ではまずインナーマッスルについて説明します。
筋肉には大きく分けると、インナーマッスルとアウターマッスルの2種類があります。(細かくいうとそれぞれさらに2種類に分かれます。)
以後、インナーマッスル→インナー
アウターマッスル→アウターと省略させていただきます。
インナーとアウターはそれぞれ役割が異なります。
インナー→主に関節がズレないように安定させます。
一瞬の力は弱いですが、疲れにくく、持久戦が得意です。
アウター→身体を力強く動かします。
力瞬の力を出すのは得意ですが、疲れやすく持久戦は苦手です。
このようにそれぞれ違うのですが、どちらが良い悪いではなく、両方大切なんですね。
話を筋トレに移します。
皆さんがジムでマシンを使って行うトレーニングは、ほとんどアウターのトレーニングです。
よくある起き上がる腹筋もアウターです。
ですので、アウターをかなり使っていることになります。
先ほど説明したように、アウターは身体を力強く動かしますので、当然関節にはズレようとする力が加わります。
この時、ネジであるインナーがしっかり機能していれば関節はズレることはありません。
しかし、ネジが機能せずにゆるんでいたらどうでしょう?
筋トレで力を入れる度にズレてしまいますよね。
そのズレが何回も重なって炎症を起こしてしまうこともあります。
重量挙げの選手なんかは負荷がかなり強いので必ずコルセットのようなベルトをしていますよね!
ぎっくり腰になってしまう方もいるそうですからね!
また、インナーで安定させれないかわりに、持久戦は苦手なアウターが持続的に安定させようと頑張るので、筋肉が疲れてしまい腰痛に繋がります。
以前ぎっくり腰について紹介しましたが、メカニズムは同じです。
筋トレは負荷を何回もかけているのでリスクは高いでしょうね。
腰だけでなく、膝を痛めてしまう方もいます。
ですので、まずインナーをしっかりと使える状態にしてから、アウターも鍛えるというのが大切ですね。
写真の患者さまは、ジムで久しぶりに強めの負荷をかけて鍛えた次の日、腰が反れなくなってしまったそうです。
インナーをチェックするとやはり使えていなかったので、
1分ほどエクササイズをしてインナーを使える状態にしてもう一度反ってもらうと、かなり反れるようになりました。
たった1分ですよ。
たった1分筋トレ前にしてもらうだけで負担が変わってきます。
アウターをガシガシ鍛えるのもいいですが、まずその前にインナーを使えるようにしましょうね!
・筋トレした後腰が痛い
・ジムに通うようになってから膝が痛くなった
・インナーが使えているか不安だ
こんな方は一度いらしてください!
チェックしますよ!
それでは今日はこの辺で。
写真は本人了承済みです。