呆れる人もいるかもしれない。
あの日の次の月から、

私は怒涛のように創作を始めた。

あの子の好きだったジャンルの、

長編ゲームシナリオ3本。
そのシナリオに付随するデジタル絵多数。
そして今はそのBGMや、歌曲の作曲。

誰に見せるでもなく、聴かせるでもなく。

(いや、少しはあるか)

才能も技術もない、

基本的な知識もまったく十分ではない。


けど、

とにかくあの子にウケたい、それだけ。
あの子を思って泣きながら、
ある時は、全て忘れて集中して。

あの子にウケたいその一心で、
夜中遅くまで、手と頭を動かし続けた。

集中が途切れるたびに、
涙が止まらなくなる。
タブレットの液晶に、ぽたぽた、

キーボードにぽたぽた。
涙を垂らし、鼻をかみながら。

見せたり、聴かせたりする相手は、
この世にいないのに。

いや、いる。
ただ、まだあの子にウケてないだけだ。
荒削りで、独りよがりで、つまらない?

いつか、大ウケすると、
想像しながら、今夜もたぶん。

これはもう脳内麻薬中毒。