可哀想にｼｭﾝ、
今日も熱で苦しそうにしてた。
ただの風邪なのに、
熱が下がらないから心配になっちゃう。
彼に、
「何か心ここにあらずだな、心配事でもあるんか？」
と聞かれたので、
ｼｭﾝが風邪ひいてて熱がなかなか下がらないことを話すと、
「ただの風邪なんか、そんなもん寝りゃ治る」
とキッとした顔で言う。
まあ仕方ないね。
彼といるのに、私がｼｭﾝのことばかり気にしてたら、
そりゃ彼が気に入らないのは当然だしね。
それでも気になるものは気になる。
そしてまた、彼はそれが気に入らない。
で、
ｼｭﾝのことを考えるなとばかりに、
私を抱く。
そんな風に抱かれても、
私は昔の不感症な私のように、
全く一切感じない。
さっさと終わらないかな
とかばっかり思ってました。
心配事があるんだもん、
セックスで感じるわけないじゃん。
でも別に、
彼に対して不満があるとかじゃ全然ないよ。
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