彼は至って亭主関白ですが、
ｼｭﾝは何でも自ら手伝ってくれます。
ﾋﾟｰﾀｰﾊﾟﾝみたいなのよね、ｼｭﾝて。
私は亭主関白でも、お手伝い大好きでも、どちらでも構いません。
彼みたいに手伝わないなら手伝わないで、何も手をつけないでいてくれるのは、それはそれで楽です。
ｼｭﾝみたいに、何でも一緒にやりたがるのは、時に邪魔に感じることもありますが、ｼｭﾝの場合は、それほど邪魔にはなりませんし、むしろ手際がいいのでありがたいです。
なにより、楽しそうに嬉しそうにしてくれるので、ますます可愛いです。
今日はｼｭﾝの部屋の掃除をしました。
ｼｭﾝのﾍﾞｯﾄﾞは、
一緒に暮らしてた時に買ったﾍﾞｯﾄﾞなので、ｸｲｰﾝｻｲｽﾞなんですが、
一人でﾍﾞｯﾄﾞﾒｲｷﾝｸﾞするのが大変で。
でもｼｭﾝは昔も今日も、
当たり前のように一緒に手伝ってくれます。
ｼｰﾂやｶﾊﾞｰを洗って干すときも、
二人ですると、楽しいし
今日のｼｭﾝは、
ずっと幸せそうに笑ってて、
甘えん坊だから、ずっと私にくっついてた。
ﾋﾟｰﾀｰﾊﾟﾝの本を読んであげたくなるような、
そんな子供っぽさが可愛くて、
「ｼｭﾝ可愛すぎ
」と言ったら、
「子供できたら、ｵﾚより子供の方が可愛がる？」
と聞かれたから、
しばらく考えたんだけど、
「どっちも可愛がるけど、きっとｼｭﾝの方が子供より子供っぽいと思うし、それにｼｭﾝ、自分の子供にも嫉妬しそうでしょ？」
と言ったら、
「うん、絶対する。嫉妬」
と言うから、
「ほらね、だから、ｼｭﾝを一番可愛がるよ」
と言ったら、
「約束ねっ」と言ってﾆｺﾆｺしてました
しばらくしてまた、
「△△、子供どっちが欲しいの？ｵﾚ、男の子がいいんだ」
と言うから、
「昔からそう言ってたよね。私も絶対男の子。っていうか、女はいらないの」
と言ったら、
「やっぱそうだよね～。男の子の方が可愛いからさっ」
と言って、
私の腰に手を回して、お腹のところにｷﾞｭｯと顔をくっつけて、
しばらくｼﾞｯとしたまま、
「△△と結婚したい。子供欲しい。一緒にｱﾒﾘｶ帰りたい」
と言うから、
「ｼｭﾝ、私がｼｭﾝを選んだら、すぐ結婚するの？」
と聞いたら、
「するよ。その日にする」
と言って、腰から手を離して、
起き上がって、
「ほんとは今すぐがいい。でも、約束の日まで決めなくていいから。ｵﾚ、大丈夫だからさ」
と言って、
私を抱きしめてくれました。
ｼｭﾝといると、
すごく安心するし、楽しいの。
未来を考えた時、
ｼｭﾝの向こう側の未来は、
晴れて明るくてキラキラ楽しそうなの。
はぁ、
もう15時だわ。
あと30分くらいしたら、ｼｭﾝを起こさなきゃ。
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