vol.3 長島奈美さん（後編） パワー全開中！メディカルアロマセラピスト
東京都内から電車で1時間程度で行ける観光地として人気のスポット、鎌倉。その鎌倉・御成通りにある「チェルシーネイルズ＆アロマテラピー」。2009年に長島さん姉妹ではじめたサロンです。こちらのサロンでアロマセラピー担当。またメディカルアロマセラピストとして病院でも活躍中のAROMANOA代表の長島奈美さん。
『アロマは役に立つもの』と今までの経験上自信をもってはいるものの、目に見えない価値を伝えるむずかしさを感じつつ、今後の展開を模索中のアロマセラピスト長島奈美さんのインタビューの後編です♪ （前編はこちら）
『みたい、ききたい、しりたい！となりのアロマ』いってきました！ 後編です♪
小顔！ デトックス！？ もっとアロマテラピーを伝えたい
3月に出産を控えている長島さん。アロマセラピストとしての今までの経験と、一人の女性としての妊娠という経験。そして、出産、育児とさらなる新しい経験が待ちうけるなか、アロマセラピーという、目に見えないものの価値を伝えていく難しさを感じつつも、少しずつ今後の方向性が見えてきているようです。
「実はサロンで一番売れている商品が、マイナスイオンをたっぷり含む『小顔スプレー化粧水』なんです（笑）。漢方の先生が開発した商品でマッサージの前に使用することもあります。プラスに帯電している身体にマイナスを入れることによって身体のバランスを良くするという原理に基づいているんです。しわや、たるみ、偏頭痛など、女性が抱える身体の不調を改善することができます」。
実際に私も片方の顔に試してもらいました。化粧水を長島さんの手で3分程度アプローチしてらったところ、皆が笑ってしまう程、片方の口角があがっているのがはっきりわかり、思わず喜んでしまいました（笑）。
(笑ってしまい、写真ではその違いがわかりにくいですが・・・ほんと、すごいんです！↓)
参考：プロトンチャージ化粧水
「小顔！デトックス！ダイエット！ という分かりやすいキーワードや、すぐに効果があるものに、目がいきがちなことは事実です。でも、そういったことを期待していらしたお客様に対して、最終的にアロマセラピーが本人に必要であるものだということを伝えていく、そんなアプローチが分かりやすいのでは？ と最近感じています。実際に『ダイエット』を目的にいらっしゃったお客様が、施術をうけて顔色が良くなったり、体調が良くなってくることを肌で感じると、ご自身の身体のメンテナンスにアロマを取り入れることが必要だと感じ、定期的にマッサージにいらっしゃいます。『アロマテラピー＝未病を防ぐもの』と実感されているのだと思います。精油とマッサージ（タッチング）の相乗効果は、薬に匹敵するものですから」。
どんなにアロマセラピーが良いと言葉で伝えても、興味がない人にとっては分かりにくいもの。その人にとって身近なところからアプローチしたり、説明するというのは、アロマセラピストとしても大事なことの一つです。アロマがもっと生活に浸透していくのはセラピストの力量にかかっているということでしょうか。
アロマケアで生活に潤いを
カルチャーセンターでアロマ講座の講師をしている長島さん。生徒さんは結構熱心にアロマクラフトをつくったりプロ顔負けのブレンドをしたりするそうです。また、回を重ねるごとに、生徒さんの顔の色つやもよくなってくるそうです。
「おじいちゃん、おばあちゃん世代が、自然療法として普通に生活に取り入れていたこと、例えば、植物を煎じて塗ったり、飲んだりすることを、今は薬で簡単にすませてしまい、結果として体が薬慣れしている人が多いように感じていましたが、それがまた原点にもどってきているように思います。薬や、病院になるべく頼らないように『ちょっとおかし～な～』と思ったときにアロマを取り入れるのはとても効果があります。うがいにはティートゥリー。傷にはラベンダー。それも色々なブランドを比べてみると“やはり質の良い精油だと効果がある”ということがわかります。例えば、ラベンダーを肌に塗って傷の治り具合をくらべると、やはり質が良いといわれているブランドの精油のほうが治りがいいんですよ。アロマの知識や活用の仕方を、少しでも知っていると予防になりますし、役に立つと思います。自分がもっている情報をアロマの講座等を通して伝え、実感してもらうことも大事です。
また、特に妊娠中は、自分自身も経験して分かりましたが、体調が変化して辛いことが多いので、薬をつかえなこの時期は、アロマをセルフケアにとりいれるのはとても有効ですよね。それと、皆さん生まれてくる赤ちゃんだけに目がいきがちですが、赤ちゃんはもちろん、ママに対するケアに、アロマをもっと取り入れていきたいです。一番がんばっているのはママですからね」。
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出産を目前にひかえている長島さん。
4時間にもおよぶ取材の間も、まったく疲れをみせず、たくさんのお話をしていただきました。お腹の赤ちゃんと二人分のエネルギーを出していた長島さんとの会話。共感できることも大変多く、サロン内はとてもいい“気”が流れていたように思います。取材中に電気のブレーカーが落ちてしまうトラブル（→ハプニング？）も。
それだけパワーのあるエネルギー体だったのでしょうか（笑）。
アロマを、単に癒しやファッションではなく提供する立場の者として、手段はちがうものの、お互いに共通な悩みをかかえ今後のアロマ業界の展開についての話などにも至り大変有益な時間でした。
癒し、与えることができるアロマセラピーが浸透し、アロマに業界に関わる人もまた、それをとりいれる人が皆幸せになるといいと感じました。
★★出産を控えている長島さんが気に入っている精油★★
ミモザ、ラベンダー、ジャスミン、ローズ
もともと、ジャスミンは好きな精油でしたが、出産をひかえているからか、不思議と子宮収縮効果がある精油、安心感をあたえる精油にひかれます。
ミモザは鎮静作用があり、ミモザのブレンドは最近特に気にいってます。香水をつくるのにもおすすめです。
また、『フレグラントアース社』の精油（サロンで使用）は香りが高く気に入っているブランドの一つです。
自然療法の「一物全体に」基づいたキャリアオイルで、
取材中に登場した小顔スプレー
サロンでのマッサージ前に、身体にシュッ！と吹きかけるとエッセンシャルオイルの浸透性も高まるそうです。
http://salondechelsea.blog47.fc2.com/
★各種スクール随時開催中！★
メディカルアロマセラピスト養成講座
実際に病院で活躍できるアロマセラピストを養成する講座
アロマセラピストとして、マッサージやアロマテラピーの知識だけではなく
本人の経験や、人間性を通してアロマテラピーの良さを伝えていけるような
人材を育成をしています。
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追伸
インタビューは2011年2月に行ったものとなります。
長島さん 2月26日に無事女児を出産されました。
おめでとうございます！
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記事制作：アロマフォーユー店長 三枝真子
写真撮影：根本純子
運営：アロマ+フォーユー
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