アリ地獄ならぬアガリ地獄!? | メンタルアガリカルチャー

メンタルアガリカルチャー

あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

大勢の前で発表する時、多少緊張することは普通のことです。
この緊張を、無理に「緊張しないようにしよう」と思い、“アガルことを意識する”ようになった時から、あがり症の苦しみは始まります。
アガリ地獄にはまってしまうのです。


あがり症は「どうにかしてあがらないようにしよう」と思えば思うほどアガリがひどくなってしまいます。「あがらないようにしよう」という思いがアガリに対する意識を強くするためです。このように「アガリ地獄から脱け出そう」ともがけばもがくほど、どんどんアガリ地獄の深みにはまっていくのです。


ですから、アガリ地獄にはまってしまったら「どうにかしよう」ともがかないようにしなければいけません。そのままでいいんです。そのままで、アガリ地獄の中をじっくり見まわしてください。
怖いところ・おかしいところと思っていたかもしれませんが、アガリ地獄の中もこれまでいたアガリ地獄の外も変わりないのです。逆に、おもしろいと思えるところなのです。


アガリ地獄の中では、すぐに顔色を赤く変えることができます。声も普通にビブラートをかける(これはビブラートと言わないかもしれませんが)ことができるなど不思議なパワーが与えられるのです。
これらを「恥ずかしい」と思っていたかもしれませんが、よく考えてみるとスゴイことなのです。


ですから、アガリ地獄から脱け出そうと思う必要はありません。そこは地獄ではないのです。すごいパワーが与えられるおもしろいところなのです。



あがり症をわかりやすく表現してみました。大げさすぎるよと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、私が30年以上あがり症で苦しみ続けた中で、ようやくわかったことなのです。


あがり症を嫌う必要はありません。あがり症を嫌って「なんとかしよう」と思うことによって、アガルことに対する意識が強くなり、あがり症で苦しむことになっているのです。


あがり症で苦しむ原因はただひとつです。

“アガルことを意識すること”

ですから、アガルことを意識しなくなると、あがり症での苦しみは無くなります。


これからは、アガルことを嫌わないでください。アガルことを楽しんでください。


「アガルことはおもしろい!」


これが、あがり症の苦しみを無くしていく魔法の言葉です。