今後は、
お人好しさんを(3割~5割)廃業して、少しばかり「人悪になる」ことをお勧めします。
お人好しを廃業すると、
なぜかあまり他人に気遣いしなくなります。
すると不思議なことに、
あがり症も自動的に改善されるのです。
お人好し廃業……、
言うならば生き方、考え方を変える、
ということですから、
チョッピリ難しいかもしれませんが、
ギアチェンジによって
土台から覆り、あがり症は大幅に改善されるのです。
お人好しの廃業はその他にもメリットがあります。
本文でも述べたように、
他人から舐められなくなりますし、
搾取魔(フリーライダー)から身を守ることもできます。
他人に親切にすることは大変いいことですが、
こと搾取魔、サイコパスには通用しないどころか、
逆につけ入られることにもなりますので、注意が必要です。
そう言えば以前、こんな事件がありました。
◆お人好し対サイコパスの戦い
令和3年の3月に、福岡県で2人の女が
保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。
碇利恵容疑者(39)と、赤堀恵美子容疑者(48)です。
なんと2人は、
碇容疑者の5歳になる息子の翔士郎ちゃんを、
十分な食事を与えずに餓死させてしまったのです。
どうやら、翔士郎ちゃんの母親の碇容疑者は、
赤堀容疑者に洗脳、支配されていたようです。
2人は数年前に幼稚園のママ友として知り合いました。
以後、赤堀容疑者は碇容疑者につきまといます。
福岡県警は、「碇容疑者の金銭が狙いだったのでは……」
としていますが、事実その通りで、
金銭搾取と支配が赤堀容疑者の目的だったようです。
赤堀容疑者は「あなたの夫は浮気している」
「〇〇があなたの悪口を言っている」
「あなたの味方は私だけ」
などとうそぶき、碇容疑者をじわじわと
追い込んでいきました。
2019年5月、碇容疑者は赤堀容疑者の言葉に
まんまと乗せられて夫と離婚。
その前後、碇容疑者は赤堀容疑者から
「裁判費用や浮気調査費用が必要だ」
などと言われて、多額の金銭を搾取されています。
その額なんと一千万円超。
勢い、碇容疑者は生活困窮に陥り、
「食べるものがない。電気代、ガス代が払えない!」
と言って知人、友人に泣きつきます。
そこから、さらに赤堀容疑者の支配、虐待は
エスカレートしていきます。
「ボスが食べさせすぎるなと言っている。
監視カメラもつけてある。
言うことを聞かない奴は酷い目に遇う」
などと訳の分からないことを言って、
食事制限までする有様。
やむなく、碇親子は、
お粥をすすって飢えをしのいだと言います。
そうしてある年、翔士郎ちゃんは
餓死してしまったのです。
ちなみに、翔士郎ちゃんが死亡した時の体重は
わずか10キロほどで、
5歳児の平均の半分程度だったといいます。
それにしても、なぜこんな惨い事件が
起きてしまったのでしょうか?
おそらく赤堀容疑者はサイコパス形質(搾取魔)
の人間だったと思われます。
サイコパス(精神病質)とは
ご存じの方も多いと思いますが、
愛情や共感性が全くなく、
自己中心的な人間のことを言います。
自信家で、口が上手く、平気で嘘をつきます。
また罪悪感がありませんから、人を傷つけたり
搾取したりするのも
平気です。
他人に共感できないことから、人の不幸を見ても平気です。
それどころか人の不幸を食い物にします。
一連の報道を見ていると、
赤堀容疑者は
まさにそのサイコパスの典型と言っていいでしょう。
これに対して碇容疑者はその対極にあるお人好し&(HSP)だったと思われます。
HSPは基本的に真面目で良心的で
他人への気遣いがあって、
人から物事を頼まれると
イヤとは言えない優しい性格をしています。
臆病で刺激に敏感で、
常に人を気遣って生きているような
ところがあります。
なんとも皮肉な話しですが、
その碇容疑者の優しい性格が今回の事件、
言い方を換えれば、
赤堀容疑者のような悪辣な人間を
引き寄せてしまったのです。
サイコパスは食い物にする人間をすぐに見抜きます。
幼稚園で知り合ってママ友となった時、
赤堀容疑者は無意識のうちに
こう思ったでしょう。
<こいつは与しやすそうだ。
こいつを支配して搾取してやれ……>
以後はおそらく、碇容疑者は赤堀容疑者の
言いなりだったと思います。
というのも、HSPは1度受け入れた人間を、
事情がどうあれ突き放すことができない
気弱な性格をしているからです。
赤堀容疑者は、食事制限をした上に、
時には碇容疑者を夜何時間も立たせて
眠らせなかったといいます。
そんなことをされても碇容疑者は、
「なんか変だな……」
とは思ったかもしれませんが、
HSP、お人好しゆえにそれをはっきり
態度に表すことができませんでした。
それどころか、言うことを聞いていれば、
そのうちに赤堀容疑者がいい方向へ導いてくれる
とでも思っていたのかもしれません。
要するに、悪魔を天使と思い込んでいたのです。
お人好しに多く見られる特徴で、
まさに「蛇ににらまれたカエル」状態でした。
結果として碇容疑者は
可愛いわが子を失った上に、
自身も犯罪者になるという、
とんでもない結末を迎えてしまったのです。
だからと言って碇容疑者が
許されるわけではありませんが、
ただ、どこかの時点で、
赤堀容疑者を突き放していれば
最悪の事態は避けられたのに……と、
他人事ながら残念でなりません。
いかがでしょうか。
こんな事件も起きていますので、思い当たる節がある方は一日も早くお人好しを廃業する必要があります。
2割でも3割でも構いませんので、
とにかく相手の言いなりにならないこと、
そして断りグセをつけることです。
もちろん、自分で納得した場合なら別ですが、
納得もしないのに、相手に悪いから……
と言うだけで、いいなりにならないことが肝心です。



