あがり症が身体に及ぼす悪影響
あがり症の身体症状は、
ただ「緊張している」では片づけられないほど強く、
本人の中で自己強化ループを生みやすいのがつらいところです。
震えや動悸、汗、赤面といった反応は本来、
身体が危険から身を守るための
正常な防御反応ですが、
人前という「逃げられない状況」では
それが過剰に働き、
さらに不安を増幅させてしまいます。
「震えているのが見られたらどうしよう」
「顔が赤いのがバレたら恥ずかしい」
と意識が症状に向かうほど、
交感神経がさらに刺激され、
症状が強まり、また不安が高まる——!
そんな悪循環が続いてしまうのです。
本来の自分の力とは関係のない
「身体の暴走」
に振り回される苦しさが、
あがり症の大きな負担になっています。
とはいえ、
あなたの身体が暴走してしまうのは、
あなたが弱いからではありません。
ただ「危険ではない場面」を「危険だ」と誤解してしまっただけのこと。
その誤解が、震えや動悸を呼び、さらに不安を強めてしまうのです。

