風のオートバイ紀行 ~ 伊豆の踊りねこ 2 | 光と風の中の防波堤で …










昨夜は、とても楽しい夜だった


たくさん語り合い、たくさん笑顔になった


おいしいワインを飲んで眠りにつき、
ふんわりした微睡みの中で目覚めた朝


なんだか幸せな夢でも見たようで、とても気分がいい



それは


オートバイに乗って風になるときの、
あの気もちに似ている


それは


オートバイに乗って、まるで空を翔けてゆくような …










 











泣きたくなるような … あの気もちにも …




















So I’d best be on my way in the early mornin’ rain



So I’d best be on my way in the early mornin’ rain …








日曜の朝、午前6時


世界が朝を動かしはじめた蒼いときの中で





ご来光が拝めるかもしれんで!



寝起きに同室の友人に誘われ、着の身着のまま屋上へ




















しっとり濡れたミルク色の朝もやの向こうに、
山々の稜線が声もなくひろがっていた



残念ながらご来光は見えそうにないなぁ …





















さてと


朝風呂でもいきますか





ご来光は拝めなかったけれど、
早起きは三文の徳なほぼ貸切でリフレッシュ



朝風呂から上がり出発の準備をしてるころ



いまだ蒼い静謐につつまれた外の世界では





















さらに早起きな三文の徳ライダーたちが、
静かに相棒たちのアイドリングをはじめていた



彼らの相棒たちの体温が、徐々にゆっくり高まりだしたころ



朝風呂上がりで体温が高まった僕らの部屋では …





















今日の空の様子などについて、のんびりあれこれ語り合っていた





















そうして



さらに早起きな三文の徳ライダーたちの相棒が、
一斉に出陣の猛々しい咆哮を轟かせるなか




一足先に準備の整った猫舌ネコ





















わん!としゃべる四足の動物と友だちになっていた



達者で暮らしなよ 



名まえは … えっと … タマ?






















本日はいよいよお魚天国 伊豆へ


その道中、本栖湖の湖畔へ立ち寄り
千円札の裏側な図案(
千円札の裏側参照 )を撮影することに


そんな猫舌ネコとゆかいな仲間たち一行の上には今日も



















さわやかな気持ちのいい空が広がっていました


ですが肝心の富士は …


残念ながらその姿をお隠しあそばされ …



いつか また





















箱根の山は天下の嶮 …


そんな箱根八里を東富士五湖道路を経由し、
乙女街道から箱根の町へと流れます


ここでこの旅最初のレインスーツ着用となった一行


箱根の山の関所のたもとで昼食後、
ポツポツと降りはじめた銀色の糸


これからオートバイ乗りの聖地 伊豆スカイラインなのに … トホホ




これまでのさわやかツーリング一転、
怒涛の ”伊豆スカチャレンジとなりはしたものの


修善寺 → 伊豆 → 土肥温泉と来た頃には雨上がり





















本日のお宿、小土肥のペンションのある集落に3時半到着


出迎えてくださったペンションのオーナーさんから、
長旅の労をねぎらう言葉とともに …


ずぶ濡れたレインスーツを乾かすスペースをたまわり、
ご厚意に甚(いた)く感動する猫舌ネコとゆかいな仲間たち




お魚天国な夕餉は6時からとのこと、それまでは …


お酒の買い出しに土肥の町に繰り出すものあり


源泉かけ流しの自家製露天風呂に飛び込むものあり


各々こころのネジを弛めたリラックスタイムに突入





さてと … まずは





















ここまでの道程でずいぶん汚れてしまった相棒


そのCafé Au Lait色の毛並みを梳くよう綺麗にします



ありがとう 黒寅 


僕をここまで連れてきてくれて






その後、グリスで汚れた指を拭きながら露天風呂へ


お魚天国な夕餉までに一風呂浴びて身を清めます



熱いの苦手な猫舌ネコとて …



ときには熱いの大好き温泉ネコと化けるだろう





はぁ ~ 





成分が濃厚な源泉かけ流しの湯に浸かり、
こころゆくまでビバノンノを味わいます





ふぅ ~









湯上りのほてった身体をもてあました僕は、
夕餉までまだ小一時間ということもあり


ちょうど買い出しから戻られた友人といっしょに、
缶ビール片手に近所をcamera写ん歩します






















雨上がりのそらのした


重いブーツからサンダルに履きかえて


ときおり缶ビールを口にして、そばを流れる清流まで


からころと足音かろやかに、ふたりあるいてゆきます





















暮れなずむ駿河湾を望む橋の上にて



一すじの清かな流れはさらさらとして、
川面をわたる涼やかな風とともに海へ還ってゆきます





















ふんわり羽織ったガーゼ生地のシャツを、
9月の時津風が艶めかしくはためかせます


その風は僕のほてった身体から体温を奪い、
得も言われぬ心地よさを残し去っていきました







手にした缶ビールをうまそうに飲む友人


僕も手にした缶ビールをぐびと飲み干します





















川面をわたる風はその手で空っぽの缶を、
何度もカランと音をたてて転がすほどで


それほどの風ではあったけれど、
それはちっとも荒さのないやさしい風


いつまでも吹かれていたいと思う


やさしい夕暮れの風でした






















夕暮れの光と影がちいさな集落に、
淡いグレーのセロハンを張りつかせるなか …


僕らは時間がゆるすまで、
この贅沢なときの流れに身をまかせます







さてと …


そろそろもどりますか?


















おっ!



魚を煮るええ匂い、しょうるね





















そうして


旬のお魚をもとめ伊豆へと旅立った猫舌ネコ


こころと胃袋がその味を理解するまで、
カサゴや金目の舞い踊りに酔いしれたのでした





さてと




明日は帰宅の途につく身の上、宴もそこそこに夢の中へ …





… の前に





















To Be Continued ♪ →











秋の夜長的おまけねこフォト 1





















All your dreams are on their way … 1





















All your dreams are on their way … 2





















All your dreams are on their way … 3





















All your dreams are on their way … 4





















All your dreams are on their way … 5











つづく ♪ →