首からcameraを提げた僕を、きみはちらと見た
けれどその瞳にはこれといった感慨も浮かべず、
視線はもとの軌道を描きもとの場所へ
“ やぁ こんばんは
きょうもあつかったね ”
さてと
アオイロの陽炎ゆらめく外の世界を
僕は隔離された部屋から、ファインダー越しにみていた
そうしながらぼんやりと …
いつだったか旅をした異国の地を思い出す
エジプトに行くのさ
砂漠が見たくなってね
でも着いたのはマレーシア …
でも着いたのはマレーシア …
海 … いきますか
そして僕はオートバイに跨り
藍色をたたえた大海原へ疾走( はし )り出す
果てしなく続いていればいいのに …
そう思いながら翔ける海岸線の気持ちよさとは裏腹に
僕の細胞の一つひとつは水分をもとめてた
ちょっと 停まりますか
ふぅ ~
やがて辿り着いた丘の上から
夏の暑さを忘れさせてくれそうな海風に吹かれ
僕は …
やっぱり、なぜだか今日は
いつだったか旅をした異国の地を思い出していた
さてと
もどりますか
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 1
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 2
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 3
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 4
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 5
蒼い陽炎の向こう側、cameraが切り撮ったもの 6
燃えるように暑い夏の日の夕暮れどき
ときおり空が見せる夕やけの美しさは格別
空の青さと夕やけの撫子色が絡みつくさまは、
まるでおたがいを求めあう男女のよう
それが見たくて向かったのは …
こんば …
こんばん …
あっ …
あっ … 姐さん
… おやすみ
そうして時は過ぎ
あたりに夜の帳が下り、闇が生まれるころ
思ったような夕やけに出逢えなかった日の宵は
鞆の町に流れるささやかな汐の唄を聴きながら
こころのおもむくままに過ごしましょう
帰り際、視線を向けた先では
低く垂れこめた雲が撫子色に燃える美しい空
それは宙へ還りはじめた青さとの刹那の逢瀬
見ている間に、青さはやさしい夜の紺色へと変わり
撫子色もその情熱を冷静へと転化し
夜の闇へと帰してゆきました
To Be Continued ♪ →



















