秋日繚爛 2 | 光と風の中の防波堤で …






 

 

 

 

Summer has come and passed
The innocent can never last
wake me up when September ends …


 

 

 

 

 

 











カーテンの隙間からこぼれた朝の光が、
白いベッドで惰眠を貪る僕にそっとささやく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






“ 光と風の気持ちいい朝だよ ”

“ 外へ出てゆかないの? ”


“ オートバイで出かけると素敵だよ ”





そうして僕は …


 

 





 

 

 

 






 

as my memory rests
but never forgets what I lost
wake me up when September ends …

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 


“ 彼岸花に1000の異名があるって知ってる? ”


そう僕に教えてくれたのは …


それは
心の奥のやわらかい場所に、
ぼんやり漂ってる曖昧な記憶


だけど


“ 狐のかんざしっていいね ”


そう言ったひとのことを …


僕は今でもよく覚えてる





 





 











遠くまではいけないから


おだやかな凪の海のcafeへ、珈琲を飲みに行きました






この前ピカピカにしたもんね


黒寅も朝の光を浴びてとても気持ちよさそう





物憂げな天使は眩しそうに僕らを見つめてたよ









 

 

 










光と風の防波堤は今日も気持ちよくって



僕は時の随に …


きらきらと乱反射してる凪の海に目を細める










 

 


 
 
 




熱くなった防波堤に腰かけた僕は


冲をゆっくりゆっくり動いてるオモチャの船を、
なんともなしにぼんやりと見ていた



そして









 











その上にどこまでも広がる青い空と


風の絵筆にぼかされとけてしまった、

やわらかな白い雲が流れるのを …


いつまでも見ていたんだ









 











黒寅 そろそろ帰ろっか?









 

 

 

 







帰宅した僕は庭に散らばっていた
落ち葉を掃いた


それはカサカサと乾いた音をたてるヤマボウシで …


見あげたハナミズキはほんのりと秋の装い


ん … ?



庭の片隅にひっそりたたずんでいるのは …


僕は庭の至るところに張り巡らされた、
蜘蛛の巣に捕らわれながら生垣の向こうへ潜ってゆく


そして …









 










僕はcameraに取り付けられた、
魔眼の凄みを湛える黒いレンズをきみに向けた


ファインダー越しに見つめる視線を、

きみの透きとおるような白い肌へはわせ …


僕は手にしたcameraに意志を伝えてゆく


やがて静かな夕暮れの庭に、
シャッターを切る幽かな音が何度も聴こえていった




 





 










 
キツネノカンザシッテイイネ
 







 

 







 

 

Summer has come and passed
The innocent can never last
wake me up when September ends






 

but … On I went to go out
I went to stay in
Get things done

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






「 秋日繚爛 」









~ f i n