「 瀬戸内海へ来ない?
岡山、笠岡ってあるでしょ。海沿い。
福山の、ちょっと倉敷より。
そこからフェリーで40分くらいよ 」
片岡義男 『 彼のオートバイ、彼女の島 』より
白く塗られたちいさなフェリーが僕を運んでゆく。
笠岡港からフェリーで40分くらいの“ 彼女の島 ”へ …
凪の瀬戸内に浮かぶ、白石島という名の美島へ。
~ HER ISLAND MEET aug.2.2015 shiraishi-jima ~
1980年に出版された片岡義男さんのオートバイ小説、
『 彼のオートバイ、彼女の島 』
冒頭の台詞はヒロインであるミーヨこと白石美代子が、
主人公であるコウ(橋本功)に自分の故郷へ来ないか、
電話で誘うシーンから抜粋したものです。
1986年には大林宣彦監督によって映画化され、
小説とともに同時代のオートバイ乗りたちにとって、
バイブル的存在であった … と聞きかじっています。
そして今回、小説『 彼のオートバイ、彼女の島 』の舞台、
ヒロインの故郷である瀬戸内海に浮かぶ白石島にて、
『 彼女の島ミーティング 』と題したファンミーティングが開催
北は静岡、南は北九州から …
片岡義男さんの小説に魅せられたオートバイ乗り、
青春時代に映画『 彼のオートバイ~ 』にときメいたオートバイ乗り、
とりあえず夏とオートバイとツーリングを愛するオートバイ乗り …
はたまたオートバイ乗りではないけれど、
とりあえずイベントに参加したかった人たちが、
この瀬戸内のちいさな島にぞくぞくと集結
主人公の愛機、Kawasaki 650RS W3に憧れた青年たちが、
30年の時を越え彼女の島に集い語り合う不思議
出版当時まだ生を受けてさえいなかった青年が、
自分より年上のW3に跨り彼女の島で心を震わす奇跡
この日、この時、この場所に集まった誰しもが思う
オートバイという乗り物が運んでくれた幸せを …
オートバイが引き逢わせてくれた素敵な縁を …
自身がオートバイ乗りであることの素晴らしさを。
さてと…
白石島のフェリー乗り場を降りたら迷わず右へ
夏色に日焼けした木陰の一本道をゆけば
きらきらと乱反射する青い海が目の前に広がって …
2日の日曜日のイベント本番に先駆けて、
土曜日の夜には前夜祭が行われました
太陽がいくつも重なっている島陰に沈むころ、
オートバイ乗りたちは砂浜でバーベキュー開始
ビーチの特設スクリーンでは、
映画『 彼のオートバイ、彼女の島 』を上映
初対面でもオートバイ乗り同士、まるで竹馬の友
尽きない話に時間を忘れて笑いあう
寄せては返す波の調べが耳に心地よい …
普段はビーチでのキャンプは禁止されているのですが、
今回は島の方の許可を得てビーチキャンプOKに
夜には波打ち際でウミホタルが群れており、
海がアオイロに発光してとても幻想的だったとか
今年ホタルをうまく撮れなかったからな …
ウミホタル撮りたかったな …
来年は前夜祭から参加しよう!
… と誓うオートバイ乗りでありました
イベント当日は本当にたくさんのオートバイが島に上陸
もんぺ姿の島のおばちゃんも、
島でこんなにたくさんのオートバイを見たの初めてだと仰っていました
後で紹介させてもらいますが、
小説に登場したKawasakiのW3やW1のWシリーズ以外にも、
国産・外車・問わず、まるでモーターショーのようでした
おおきなオートバイもちいさなオートバイも、
優劣なんて存在しないみんな同じオートバイ
さて イベントのはじまりです
参加者の相棒たちも整列して見守ってます
イベントはトークショーとじゃんけんプレゼント大会です
進行役のMOTO NAVI編集長さんとゲストのライターさんが、
『 彼のオートバイ、彼女の島 』について熱く語っておられました
編集長さん曰く、
“ 同じ思いを持って集まった者同士、
交流を深め繋がることに意義がある …
また来年もこの島で会いましょう ”
うん 参加してよかった
ここで知り合えた人との繋がりは僕の財産だもの
あっ トークショーのあと休憩があったんです
僕はcameraを持ってちょっとウロウロしてて、
戻ってみるとじゃんけん大会終わってました
とほほ
焼けた砂浜にライダーブーツなLadies Biker
『 Kawasaki Wの名を冠する者たちの図 』
生まれた年は違えど、脈々と受け継がれるWの血統
『 彼のオートバイ、彼女の島 』の主人公の愛機と同じ … ( だと思う )
僕はその美しいオートバイをうっとり眺めてた
白石島
島の人がほんと明るかったです
海水浴客は多かったけれど騒々しい感じではなくて、
島の雰囲気がとにかく … うん 明るかったです
どれにしようかな
Kawasaki 650RS W3 通称ダブサン( だと思う )
W3くん また来年も会おうね
来年は僕も黒寅と一緒に来るから
笠岡港を7:25に出港して、白石島を発ったのが13:30
ほんの短い時間だったけれど参加してよかった
誘ってくれた友人に感謝です ありがとう
日焼け止めは小まめに塗ったけれど、
薄っすら日焼けしたかもね
僕の肌にもほんのりと夏が張りついて、
遅まきながら僕の夏がはじまりそうです
さてと
帰りにおいしいカキ氷でも …
「 HER ISLAND MEET 」
~ f i n




















