燕去月 旧暦十四日 蜩鳴く
ゆったり気ままな、涼風流るる夏の午後
露天風呂からあがった僕のからだを、
川面をわたる風がかろやかに抜けてゆく
そばの木陰樹たちからはむせかえる蝉の声
その向こう、夏の光を乱反射させ踊る流れはまことに清か
ときおり湯上りの人たちが清流に現れては、
戯れる姿で逆光の中に美しいシルエットを生みだす
( それはcameraを構えたくなるほどのひとときであり、
cameraを持たぬ全裸の男はまさにほぞをかむ気分 )
板張りの目隠しにもたれかかる僕は目を細め、
まるで覚めてみる夏の夢のような一景あれこれを
しばしうっとり … はたまたまったり … かれこれのんびり …、
ほてった体温を奪ってゆく風の気持ちよさとともに味わう
( あぁ いい気分だな … )
旅の途中に立ち寄った温泉でなければ、
このままここでうたた寝をむさぼりたいところ
( でも そろそろいきますか … )
昭和の香りを色濃く残す、温泉郷のとある温泉施設
建物と同じくらい味わい深い飴色になった、
脱衣所の編み駕籠から着替えを出します
ガーゼ生地な淡いブルーのシャツは、
着古してずいぶんやわらかくなって …
湯上りの肌にふわっと纏うその感触が気持ちいい
さてと…
旅館の外では夏の光が僕の世界をまばゆく照らし、
風に奪われた体温が音もなく僕のからだに宿る
川面で乱反射してる光は羨ましいほど綺麗で …
僕は斜め掛けしたリネンのバッグからcameraを取り出し、
砂利を踏みながら水辺に近づいてゆく
木陰樹では今ある生を謳歌する蝉たちのむせかえる声
そして白い逆光の中 …
cameraと戯れる僕は
ただ一つの夏のシルエットとなっていった
夏の夕暮れどき …
つめたいマロウ茶が飲みたくて
そこへ爽やかなレモンをひとしずく
スプーンでかるくひとまぜすれば …
ミントをすこし浮かべたなら、それはとても素敵なこと
だけど門扉のそばのミントは緑の悪魔たちによって殲滅 …
彼らも生きるのに一生懸命 うん 仕方ない
でも … 今度は食べられないよう鉢植えにしよう
熱い食べ物の苦手なネコだけど
熱い温泉が大好きなネコもいるだろう
うん きっといるだろう
ネコ 海をこえ いざ温泉天国へ
夏の日のビバノンノ その1
夏の日のビバノンノ その2
お天気の神さま 味方してくれてありがとう
遠出したのに雨降りませんでした
夏の日のトトロな森さんぽ
その姿、まるで花風鈴のよう
風に揺れてやさしくゆらゆらyu …
ちりりんと鈴の音が聴こえてきそうでした
夏の日のビバノンノ その3
木陰樹にそっと近づくと …
夏の日のモノクロ物思い 1
『 おいしいタルトを夏の朝に 』
きれいだね あまいね おいしいね
夏の日のモノクロ物思い 2
ネコ 海をこえ もといた場所へ
夏の日のアオイロ姉思い
夏の日のモノクロ物思い 3
あまい旋律にさそわれ軒先へ
お断りして撮らせてもらいました
おまけ2
ちいさな港町で出会ったいと小さききみ
これまたお断りして激写させてもらいました
~ F I N




















