撮影:千田 慎二
Nikon
チガヤ ( 茅 ) 雑草と呼ばれる理由に力強い生命力を感じます
昨日の午後から降り始めた雨は
低気圧からのびる前線が南下し
青森県から秋田県、岩手県と大雨が断続的に降りました。
一時間あたりの雨量は、雨雲レーダーで確認すると
黄色から紫色その上の赤い色、つまり 50mm/h 以上の
猛烈な雨量でした。 特に夜半前後からは反複しながらの
雨で、土砂災害警戒、および北上川の警戒水位注意情報
まで、一晩中 NHKの防災、Yahoo! のメールが次から次へと
届き、それに合わせるように正確に雨雲が来て積算雨量も
多いところで数百ミリに達した場所もあります。
現在も、強い雨をもたらす雨雲が、点在しております。
南に張り出している夏の高気圧が勢力も強く、前線が消滅せず
南下したり北上したりで、その都度雨雲も移動し、大雨が局地的に
しかも、広範囲で、降っております。ここ暫くはこのような天候のようです。
また、台風の接近で今後、今週末にかけて関東付近に上陸の可能性
が強まり、記録的な猛暑、酷暑、の中、今度は台風の被害も懸念されます。
写真のチガヤは単子葉植物・イネ科の植物で日当たりのよい場所に
日本中に生息する、いわゆる雑草です。
ススキ程ではありませんが、30~50cmの長い茎から白い穂を出し
綿毛に包まれた種子は、秋には風にのってタンポポのように
遠くまで飛んでいきます。チガヤは地下茎で生きておりますから根も
横広がりになって、雑草の如く力強く、毎年抜かれても、刈り取りされても生育します。