大きく期待した映画がハズレると、がっかり度も大きいですが、
さほど期待していない映画が意外に面白かったりすると、
何か得したような気分になって、嬉しくなるのですよ。
私にとっては、
今年観た映画の中では、コレがいちばん面白かったです。
それは・・・
「超高速参勤交代」 です。
ふふふ、笑えますよ。
あらすじ
8代将軍・徳川吉宗の治世下、東北の小藩・湯長谷藩は幕府から突然、通常でも8日かかり、さらに莫大(ばくだい)な費用を要する参勤交代をわずか5日で行うよう命じられます。
それは藩にある金山を狙う老中・松平信祝(陣内孝則)の謀略で、弱小貧乏藩には無茶苦茶な話でした。
藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は困惑しつつも、知恵を絞って参勤交代を完遂させようと奇想天外な作戦を練ります。
この任務を遂行するために選ばれた、藩の精鋭数人。
山道を超えるための案内人は、雲隠段蔵(伊原剛志)という怪しい忍び。
ひょんなことから同行することになった旅館の女郎、お咲(深田恭子)。
そんな参勤交代を阻止しようと、松平が放った刺客。
さてさて、どんな騒動になりますことやら。
こんな面白い時代劇も久しぶりです。
随所に見せ場やアクションがあり、
とにかく笑えるし、最後はスカッとします。
藩主と家来は、もちろん主従関係にありますが、
同じ目的を持って苦難に立ち向かう姿は、すでにひとつのチームです。
このチームワークが、すこぶる良好で、連係の手際の良さは見ていて気持ちがいいです。
スポーツの世界と、相通じるものがありますね。
すでに劇場では上演が終了している模様ですが、
DVDをレンタルしてでも、もう一度観たい一作です。
ぢゃあ またの~