人材育成はここまできた(4)
みっちーK「久々ね」
かずさ2号「まったく」
さら「休止中にも、入社希望があったのに。」
ぶりぶりお、しゅうわ、ぺんぺん「はい、みなさん、よろしく!」
社員全員「よろしく! パチパチパチ」
フロリス「これで社員の数は118人だわ。」
ホーライ「う~~ん、僕が新卒で入社したOTCメーカー(もちろん、リアル)の社員数、20人をはるかに超えている。」
黒丸「で、どうして、また再開したんすか?」
ホーライ「多分、いつもの気まぐれで・・・・・・。」
ちゃちゃ「最近の治験のトピックスはどう?」
ヨネヤマ「総合機構(PMDA)が、承認申請前に資料(データ)を出してもらい、承認業務の短縮化を狙っているみたいだよ。」
ハレ~「それは評価できるね。『仕分け事業』で廃止にならないといいけれど。」
BECK「そもそもね、PMDAの職員が少ないよね。」
ぽちりん「PMDAの職員募集にこんなことが書いてあるわよ(↓)」
【意欲ある職員を募集しています】
ひとつ高い視点から、医薬品・医療機器の未来を見つめるPMDA。
その業務を構成する[審査関連][安全対策][健康被害救済]の分野で、活躍を志望される方を募集します。
http://www.pmda.go.jp/public_html/saiyo/index.html
ホーライ「ほ~~~。『ひとつ高い視点』って、一体どういうつもりんだろう? 総合機構は『ひとつ上』なの?・・・・給料安そうだけど・・・・(実際のことは知りませんが^^;)」(ひとはパンのみに生きるにあらず)
MT「そんなこと言ったら、ホーライ製薬は無給ですけど。」
カッコ亀井「いやいや、デーモン部長のスペシャルコーヒーが無料で飲める。」
ぷか「あれは、お金をもらっても飲めないわ。」
デーモン部長「ん?呼んだ?」
ホーライ「呼んでない、呼んでない」
JOYママ「企業も行政も、優秀な人材が必要だと思うわ。」
十条「入社したあとの教育プログラムも充実させる必要がある。もちろん、自分を育てる責任は自分にあるけれど。」
オチケン「そう言えば、日本医師会の治験促進センターに『臨床試験のためのe-training center』があるわよ。」
るみ子の酒「あ、それ、やったことある。ミクシー等のSNSみたいに自分のページがもらえたり、問題にコメントを書いたりできるのよね。登録は誰でも可能だし、無料だから、登録しない手はない。」
社長秘書「コミュニティーを作ったり、日記も書けるのよ。」
ホーライ「僕も登録しているよ。まだ、丁稚レベルだけど。」
日本医師会の治験促進センターに『臨床試験のためのe-training center』
↓
https://etrain.jmacct.med.or.jp/
金ネックレス付き大黒「CRO協会では、『モニター教育研修修了の認定試験』制度も始めた。」
↓
http://www.jcroa.gr.jp/
くりこ「モニター教育研修制度(平成21年4月1日施行)も充実しているわ。」
↓
http://www.jcroa.gr.jp/business/system.html
スナフキン「CRO協会は、時々、研修を主催しているよ。」
こさめ「日本臨床薬理学界ではCRCを認定しているわ。」
↓
http://www.jscpt.jp/
ルパン三世「最近、創設された『日本臨床試験研究会』というところでも、教育セミナーをやっている。」
↓
http://www.j-sctr.org/index.html
ルーシー「大学でも治験関連のセミナーをやっているわよ。産学官が一体となってモニターやCRCの育成が進んでいるようで、うれしいわ。」
デーさん「ところで、このホーライ製薬、以前みたいに、毎日更新するの?」
ホーライ「無理、無理!」
しまうま「その代わりっていうか、シャチョー、ブログでビジネススキルやマインド(心構え)とかやっているね。」
■ホーライのブログ集
↓
http://knowledge-forest.seesaa.net/
プリンセス・オーロラ「う~~ん、シャチョーも暇になったのかしら?」
kaizer11「金策に走っているんじゃないの?」
震電「せめて、1週間に1度は更新してもらいたい。」
デーモン部長「まぁまぁまぁ。それはそうと『補中益気湯スペシャルコーヒー』はどうだい?疲労回復にいいぞ。」
★ちなみに『補中益気湯』の説明はこちら
↓
http://www.tsumura-kampo.com/tsumura0041.html
1-4
みんなでよってたかってプロトコルを良くする会議(卵巣がん)(3)
(これは、フィクションです。)
金ネックレス付き大黒「今日は、新しいプロトコルのチェックです。」
くりこ「いつものように『みんなでよってたかってプロトコルを良くする会議』ね。」
スナフキン「ザッツライト!」
こさめ「今回は、開発を予定しているのは、HORAI-OV001で、対象は『卵巣がん』で、パイロット試験です。」
ルパン三世「実はこの試験の前に、いわゆるフェーズ2を実施したけれど、効果が無いと判定されたものだ。」
ルーシー「そこで、用量を多くしたわけね。確か、前回の試験では1回60mgだった。今回は65mgで再チャレンジだというわけか。」
デーさん「効果が期待できるの?」
しまうま「今までのところ、乳がん、肺がん(小細胞肺がん:non-small cell lung cancer: NSCLC)に効果が確認できています。」(フィクションです。)
プリンセス・オーロラ「実は用量をあげただけではなく、選択基準も少し厳しくしています。前回は治験に入る前にシスプラチンでの治療や他の抗がん剤など、3レジメまで認めていたのですが、今回は治験に参加まえは、1レジメとしました。」
kaizer11「また、もうひとつ、PS(Performance Status:全身状態)も、前回はPS3まで認めていまたが、今回はPS2までとした。」
震電「海外では、アメリカとフランスで先に卵巣がんの効果が認められていて、投与量は70mgです。」(フィクションです。)
ふじおねえ「日本は何故、60mgだったの?」
ブライアン成田「フェーズ1で、最大投与量を検討したときに、65mgから好中球の低下が激しくなり、感染症で危篤状態までいった患者さんが出た。」
よっきゅん「海外では、その副作用は出なかったの?」
メタルナイト「いえ、やはり好中球の低下は100%発現しているけれど、遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー刺激因子 (G-CSF) の投与でコントロール可能という判断で、投与量は70になった。」
秘密研究員「じゃ、日本でも最大で70mgまで上げられるということ?」
それ行けドンドン「今回の65mgの試験の結果を見てからだけれど、可能性としてはある。」
ピクミン「今回は、その副作用(好中球の低下)に対する安全策はきっちりと講じられるの?」
くも「はいもちろん。好中球の低下がレベル2になったら、投与可能としました。前回はレベル3で投与開始でした。」
ひで「過去に好中球の低下があった患者さんには、治験薬の投与前からG-CSFの予防的投与も可能にしました。」
翡翠「また、安全策を万全にするため、投与から2週間は入院してもらうことにしました。」
やなか爺「過去の事例から、好中球の低下は投与から1週間以内に発生しているからね。」
ゆみぴー「プロトコルなどで、ほかに気になる点がありますか?」
やまちゃん「同意説明文書の中で、65mgの危険性は十分説明しているのかしら。」
なつき「ええ。さきほど説明したことは記載されています。」
みたらし大福「効果が出ない可能性もあることもきちんと記載されている。」
織姫「除外基準に『肝機能が低下している患者』とあるけれど、具体的な数字を記載したほうがいいんじゃないの?」
ヨコタテ「そうね。医師の判断だけだと低下レベルがバラバラになる。」
薬師寺「では、GOT(AST)、GPT(ALT) が基準上限値の3倍以上とします。」
のん「ケースカードの中にも、肝機能が除外基準にひっかからないか記載欄に注意書きしましょう。」
ぼつ「それはいいですね。」
パピヨン750「じゃ、あとは、効果が出ることを期待しているわ。」
港野陽子「がん患者さんにとっても、治療の選択支が増えるからね。」
1-3
ライバルを蹴落とせ! 治験の促進をはかる(2)
ゆーり「先行していたZ社パッチ剤は、どの程度、我々から先にいっているの?」
トトロ「Z社のほうが、3か月程度、先行していたけれど、うちのHORAI-0101が、かなり食い込んできた。」
まひな「でも、まだ、このままだとZ社に申請は先を越されるわよ。」
ヨ-イチ「それは何とか阻止したい。うちの治験薬を先に製造申請できるかどうが会社の命運に関わっている。」
フラワー「Z社を追い抜く確率は?」
まきろん「五分五分だ。」
Atsu-4「100%、追い抜く方策は?」
百年の孤独「1つは、まずZ社が入っていない施設を増やすこと。ただ、これだと予算がかかる。」
かぐや姫「それはシャチョーに相談だわね。どう?シャチョー」
ホーライ「予算はギリギリだ。」
カルシファー「これまでの創薬ボランティアの登録数を分析してみました。」
博多小町「で、どうだった?」
さくら「まず、大学病院を外して、クリニックレベルに治験をお願いするべきだと思います。」
小桑院「なるほど、更年期障害くらいで、大学病院にはこないものね。」
バカボン「あと、Z社の治験薬と比較して、うちのほうが製剤的に優秀だということを前面に押し出します。」
有馬街道「それなら、予算がいらないから、いいね。」
べのした「どう、優秀なの?」
捨て猫「Z社のパッチ剤はアルコールが基材に入っているので、貼付部位が腫れやすい。」
りんご姫「当社の治験薬にはアルコールが入っていないので、かぶれにくい、てわけ。」
モニ太郎「よし、それを前面に押し出し、治験責任医師にアピールしましょう。」
パチョレック池上「それでも、Z社との差が縮まなかったら?」
チビ姫「それは許されない、と思う。」
なつきさんのお嬢さん「首を洗ってまっていたほうがいい、かな。」
デーモン部長「かな、かな、かなかな、ミンミーン」
通りすがりのお方「セミはおいといて、優先順位をつけましょう。」
りら「まず、Z社が入っていないクリニックを各県の大学病院から紹介してもらう。」
おかめ「うちの治験薬のほうが副作用が少ない、ことを強調する。」
アーリータイムズ「市民の健康セミナーを開催してもらえるよう、治験責任医師などにお願いして、治験の啓蒙と、更年期障害は治療できること、それも貼付剤ですよ、とかね。」
かりん「院内に創薬ボランティア募集のポスターを張ってもらおう。」
アロウ「3か月で登録促進の効果が出なかったら、諦めたほうがいいかも。」
ムーミン「諦めない、諦めない。」
ゆうこ「来月、東京で更年期学会があるから、全国の治験責任医師等が集まる。」
デーモン部長「接待でもしますか?」
ホーライ「ほどほどでね。」
Binobin「じゃ、今日はこんなところだけど、明日はブレスト(ブレーンストーミング)で、さらに打つ手がないか検討します。」
ホーライ「俺も、更年期かな。最近、不定愁訴が多くて・・・・・・。男性にもあるんだよね、更年期障害が。」
デーモン部長「そんな時には、わしが作った、『当帰芍薬散ブレンド紅茶』はいかが?更年期障害にも効くよ。」
★当帰芍薬散はこちら
↓
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200111.html
1-2
新薬開発の優先順位はスッタモンダ(1)
(フィクションです。)
あんころ「今日は開発品の進捗状況と今後の方針を決めます。」
ゆ「今、当社で開発しているのは次の5プロダクツです。」
●HORAI-0101(更年期障害:フェーズ3の最中)
●HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)
●HORAI-Z23(人工インスリン:フェーズ2の最中)
●HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)
●HORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)
へい太郎「HORAI-0101の現状は、先週紹介したとおりです。」
おきょう「Z社に追いつけるかどうか。予算はギリギリです。」
薬作り職人「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)の現状は?」
アブラハム「健康ボランティアでの反復投与まで終了。剤型はゼリータイプ。抗レトロウイルス薬(ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬)とプロテアーゼ阻害薬の2種類を配合した薬です。
性交後にゼリーを膣内又は肛門内に挿入するタイプです。」(フィクションです。)
ペイン「4月に終わったフェーズ1の結果はどうだったの?」
ZOO(ズー) 「膣内あるいは肛門内に80%が残り、残りの20%が血中に吸収されました。」
さりさり「副作用としては局所的には膣の灼熱感、掻痒感、全身的にはめまい、立ちくらみでした。いずれも軽度から中等度でした。」
吉野川 みなみ「フェーズ2以降の予定は?」
ken2「10月から15施設で150人を対象とした前期第2相試験を開始予定ですが、予算的に厳しい状況です。」
トモチカ「担当者も今のところ3人しか割り当てられていません。」
のの「会社の方針としては、HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)が最優先のAAAクラスです。次にHORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)をAA+クラスとしています。」
かき氷「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)の当社での優先順位のクラスは?」
澤田「HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)はAAクラスです。」
てぃん「プライオリティとしては3番目ということね。」
フクちゃん「0505の抗HIV薬をクラスAAAにすべきだと思うわ。」
ピース「他社の抗HIV薬の開発状況は?」
あんみ2「当社と同じく性交時の感染予防薬は2社が先行しています。」
徳大寺道子「どちらも、現在、フェーズ3まで進んでいます。」
ガンバスター「それぞれの特徴は?」
むっちー「B社の抗HIV薬もC社のものも錠剤タイプで、性交後に膣又は肛門に挿入します。今までの試験の成績では70%以上の確率でHIVの感染を防げます。」(フィクションです。)
いっちー 「B社の抗HIV薬もC社のものも逆転写酵素阻害剤2剤とプロテアーゼ阻害剤1剤の配合剤です。」
ぶりぶりお「当社の抗HIV薬は逆転写酵素阻害剤2剤とプロテアーゼ阻害剤2剤の配合です。」
しゅうわ「いずれも、治療薬としてよりも予防薬としての効果が期待されています。」
ぺんぺん「先行しているB社とC社のものですが、どちらも、たぶん、年内にはフェーズ3が終了予定で、来年早々、3月頃には申請されるものと予想されています。」
みっちーK「ふむ。随分、先行されているんだね。」
かずさ2号「当社の抗HIV薬のNDA( New Drug Application :製造販売承認申請)はいつの予定?」
さら「再来年の後半です。2011年の11月頃ね。」
フロリス「当社の抗HIV薬の特徴は?」
黒丸「耐性菌の発生が少ないこと。それと先行2社の薬は効果が70%以上で予防または疾患の進行を抑制させると予想されていますが、当社の薬は80%以上になるだろうという予想です。」
ちゃちゃ「HORAI-0505をクラスAAAにレベル上げする根拠は?」
ヨネヤマ「効果が若干、いいということと、耐性菌の発生が少ないということ。」
ハレ~「それだけでは、レベル上げは難しい。」
BECK「レベルを上げるとしてもフェーズ2の結果を見てからだね。」
ぽちりん「それでは遅すぎます。前期第2相から、予算と人員の倍増をお願いします。もし、そうなれば年内に前期第2相を終えることができ、さらにそこでレベルを上げてもらえば、来年の8月くらいにはNDAできます。」
MT「もし、現状のプライオリティでは、再来年の11月頃に終了です。」
カッコ亀井「でも、HORAI-0505のポジションとしては、B社とC社の薬が効かなくなった時の後継品というものでしょ?」
ぷか「いや、B社やC社よりも先行できれば、ファーストラインで使えると思う。」
JOYママ「それはHORAI-0505のフェーズ3の結果を見ないと分からないのよね?」
十条「まぁ、そうだけど。」
オチケン「優先順位付けというのは、他の製品との相対的なものだから、今、HORAI-0505よりも優先順位が高いHORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)とHORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)の比較が重要だと思う。」
るみ子の酒「最優先のHORAI-AST03(抗喘息薬)は譲れないと思うわ。うまくいけば、来年の中頃には申請できます。2011年6月です。アメリカでも同時期です。」
社長秘書「長時間作用性吸入β2刺激薬と吸入ステロイド薬を配合したものです。」(フィクションです。)
金ネックレス付き大黒「D社が既に販売している吸入型の後継的な抗喘息薬です。」
くりこ「抗HIVのHORAI-0505とHORAI-AST03のどちらが臨床現場で期待されているの?」
スナフキン「それはもちろん、HORAI-AST03の喘息薬です。」
こさめ「何故?」
ルパン三「喘息は、全世界的に人々の健康上の重大な問題となっています。WHO(世界保健機関)は、「全世界での喘息患者数は増加傾向にあり、罹患者は1億~1億5000万人にのぼる」と推定しています。また、西ヨーロッパ全体では、喘息患者数がこの10年間で倍増しています。さらに、喘息死は全世界で年間約18万人に達しており、喘息による経済的損失は、結核とHIV/AIDSによる損失とを合計した値を上回ると推定されています。
ルーシー「世界の患者数 約3億人(2004年) よ。」
デーさん「AIDSは、2006年、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が世界のエイズ患者数を発表しました。国連合同エイズ計画の発表によるとHIVに感染した合計人数は約3950万人です。エイズによって死亡した人数は1年間で約290万人になっています。」
しまうま「規模としては喘息のほうが市場があります。それにHORAI-AST03(抗喘息薬)はもうすぐNDAできます。2011年6月です。」
プリンセス・オーロラ「HORAI-AST03(抗喘息薬)の最優先は譲れないわね。」
kaizer11「しかし、世界的なインパクトとしては、HORAI-0505(抗HIV薬)のほうが、期待されています。」
震電 「当社は抗ウイルス薬としては新参者だ。プロモーションも苦戦が強いられると思う。」
ふじおねえ「効果が期待できるので、プロモーションなんていらないと思う。プロモーション無しでも売れるわよ。」
ブライアン成田「HORAI-0505(抗HIV薬)は、現在、いくらで製造できるの?」
よっきゅん「たぶん、1個8万円~5万円かな。HORAI-AST03(抗喘息薬)は?」
メタルナイト「HORAI-AST03(抗喘息薬)は、1回使用量に換算すると500円くらいだ。」
秘密研究員「利益率と市場規模だけで考えるならば、文句なしでHORAI-AST03(抗喘息薬)だと思う。」
それ行けドンドン「OK。トッププライオリティはHORAI-AST03(抗喘息薬)で、決定。あとは、HORAI-RA05(リウマチ薬)との比較だね。」
ピクミン「HORAI-RA05(リウマチ薬)のNDAの予定は?」
くも「2年後の前半を予定しています。2012年の6月までには日本で申請できます。」
ひで「HORAI-0505(抗HIV薬)は、2011年の11月頃。」
翡翠「でもHORAI-RA05(リウマチ薬)は海外でも開発を進めていて、アメリカでは2012年の1月頃にはできます。」
やなか爺「HORAI-0505(抗HIV薬)のアメリカでのNDAはいつ?」
ゆみぴー「HORAI-0505(抗HIV薬)のアメリカでの申請は日本とほぼ同じ2011年の10月を予定しています。」
やまちゃん「リウマチの市場は?」
なつき「関節リウマチの患者数は全世界では500万人を数えます。多くが22~55歳の方々で、指や足、手首に障害が現れます。関節障害は発症後2年以内に現れることが多く、関節痛、疲労、関節の腫脹や損傷により労働能力が低下します。多くの研究より、関節リウマチ患者では、就業機会の減少や、職場での生産性が低下することが明らかにされています。
みたらし大福「了解。では、HORAI-0505(抗HIV薬)のプライオリティをAA+に上げ、HORAI-RA05(リウマチ薬)をAAに下げます。」
織姫「じゃ、ここまでをまとめます。」
●HORAI-AST03(抗喘息薬:フェーズ3準備中)・・・優先順位AAA、日本での申請:2011年6月、アメリカでの申請:2011年の6月
●HORAI-0505(抗HIV薬:フェーズ1終了)・・・優先順位AA+、日本での申請:2011年11月、アメリカでの申請:2011年の11月。
●HORAI-RA05(リウマチ薬:フェーズ1終了)・・・優先順位AA、日本での申請:2012年6月、アメリカでの申請:2012年の1月
ヨコタテ「今あがった課題としてはHORAI-0505(抗HIV薬)の製造費です。現状では、1個8万円~5万円ですが、これを1個1万円以内で製造できるよう、製剤開発してください。」
薬師寺「了解。タッタッタッタ、火のもと、よ~~~し!」
のん「じゃ、来週はHORAI-Z23(人工インスリン:フェーズ2の最中)とHORAI-0101(更年期障害:フェーズ3の最中)について検討します。」
ぼつ「デーモン部長、いいですか?」
デーモン部長「あいよ。」
パピヨン750「それ、何ですか?」
デーモン部長「あ、これ?これは白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)配合ブルマンコーヒー」
港野陽子「へ~~~!!」
デーモン部長「本品9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス5.0gを含有する。
日局セッコウ………15.0g
日局ニンジン………1.5g
日局チモ……………5.0g
コウベイ………8.0g
日局カンゾウ………2.0g
これにブラジル産ブルーマウンテン5gを加え、ドリップしたんだな。」
みかん「『セッコウ』って『石膏(硫酸カルシウム)』ですよね?」
デーモン部長「うん。そのセッコウがね、ブルマンに奥深い風味を加えてくれて、この世のモノとも思えない味を醸し出してくれるんだな。」
ゆーり「なるほどね。」
● 知母(チモ)・・・・・・ユリ科ハナスゲの根茎を乾燥したもの。中国東北部・華北に自生する。成分としてはチモサポニン、キサントン配合体のマグニフェリンなどを含む。
●粳米(コウベイ)・・・・・・イネOryza sativa L.(イネ科Gramineae)の種子で、脱穀して精白しない玄米。でんぷん、デキストリン(dextrin)、ビタミン(vitamin B1)、oryzabran A~Dなど。
●甘草(カンゾウ)・・・『甘草の芽のとびとびのひとならび』(高野素十)
★白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)
↓
http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/products/tempu/pdf/034.pdf
1-1
治験等の効率化・・・共同治験審査委員会等について及び治験ネットワーク(16-2)
しまうま「ある特定の法人や学術団体によるIRB 設置についても可能となったことにより、さらに共同IRB 等の利用範囲が広がった。」
デーさん「共同IRB 等を利用することで、IRB の審査資料等の準備を含む審査の集約化が可能となり、治験依頼者及び各々の医療機関での業務の効率化が図れることから、特に治験依頼者からは更なる共同IRB 等の利用が求められている。」
しまうま「最近は、地域密着型の治験ネットワークも増えてきたので、その地域密着型治験ネットワークの中央IRBの利用も考えられるよね。」
デーさん「あるいは学会等で集中審議をして、治験責任医師等の適格性だけを個々の病院のIRBが審議する方法とかも考えられないわけではない。」
しまうま「ところでさ、治験の国際化の流れの中、日本の症例集積性が諸外国と比較して必ずしも高くないと言うか、はっきり言ってかなり低いことって問題なの?」
デーさん「1つの病院で症例がたくさん集積できれば、コスト的には安くなるからね。」
しまうま「現状は、1つの病院で少数なので、その代わりに病院を数を増やしている。」
デーさん「すると、人件費が高騰するわけだ。」
しまうま「どうして、日本では1つの病院で症例が集まらないの?」
デーさん「いろんな原因がある。一般の方にはまだまだ治験についての情報が不十分だし。」
しまうま「医師のモチベーションも低いしね。」
デーさん「じゃ、どうすればいい?」
しまうま「治験のやる気がある病院で症例が集められるようになればいいよね。」
デーさん「治験に関して関心が高い医師やモチベーションが高い医師のところで症例が集まるこも理想的だ。」
しまうま「治験の国際化及び大規模化が進む昨今、アジア諸国での治験実施医療機関は2000 床以上のいわゆるメガホスピタルが多く、1 医療機関において高い症例集積性をあげている。」
デーさん「一方、我が国の治験実施医療機関は400~500 床規模であることが多く、一つの医療機関でアジア諸国と同等の症例集積を行うことは困難である。」
しまうま「病床の数だけに比例しているわけではないけれどね。」
デーさん「でも、まぁ、いくらモチベーションが高い医師がいても、患者さんが少なければ、それだけ症例を集めるのが困難なのも事実だろう。」
しまうま「じゃ、どうすればいいと提言されているの?」
デーさん「以下のとおりだ。」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●我が国における症例集積性を向上させるべく、国内において複数の医療機関が連携し、「あたかも一つの医療機関のように機能すること」により、アジア諸国のメガホスピタルと同等の症例集積が可能となる治験ネットワーク体制を構築する必要がある。
●我が国の現在の治験環境において、「治験ネットワーク」と称する団体が多く存在し、様々な取組みが行われているが、治験依頼者のニーズに沿った活動が必ずしもなされておらず、その活動趣旨に関して不明確な部分もある。
●そこで本チームにおいては、症例集積性の向上の観点から、治験ネットワークを確実に運営していくために、求められる機能の明確化について検討を行った。
●我が国における治験ネットワークとして韓国の2000 床のメガホスピタルに対抗するためには、我が国の複数の医療機関が合わせて同程度の規模で連携することが必要であることが明らかになった。具体的には、「どの疾患領域においても、常に積極的に対応できる500 床程度の医療機関が、最低3 施設から5 施設が連携し、それらが一つの医療機関のように機能するのが望ましい
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
しまうま「なるほど。バーチャルな治験実施医療機関というわけね。」
デーさん「日本では総合医療大病院が少ないから。」
しまうま「それと、こういう事実もある。つまり・・・・
●対象患者数の多い生活習慣病に関する治験は、治験事務局機能を有する治験施設支援機関(以下、SMO という。)が主導して複数の診療所等を連携させた大規模治験ネットワークが構築され、相当数の症例が集積されている。また、これらの治験ネットワークにおいては、共同IRB 等による一括審査が実施されることが一般化し、本領域における臨床開発については大きな遅れが解消されつつある。
・・・・という事例ね。」
しまうま「確かに、そういう事例は多い。」
デーさん「一方で「がん」などの疾患や重篤だけど希少疾病等の場合は、1つの病院だけでは症例が集まらないので、横のつながりが必要だ。」
しまうま「で、その治験ネットワークはどういう機能があれば、いいの?」
デーさん「まずは、標準業務手順書の作成と各種様式等の統一。 これで治験依頼者は事務的手続きが簡便になる。」
しまうま「それから?」
デーさん「共同治験審査委員会の設置及びその活用で、効率的な治験審査が行えて、治験が速やかに立ち上がる。」
しまうま「治験ネットワーク事務局の積極的なマネジメント。今はまだ、このあたりが十分ではない。」
デーさん「強力なリーダーシップが要求されるところだ。」
しまうま「治験ネットワーク事務局は、当該治験ネットワーク内の各医療機関の被験者候補となり得る患者数を把握し、症例数等について治験依頼者等の外部からの可視化を図ると症例が集めやすい。」
デーさん「さらに、こんなことも期待されている。」
治験等の効率化・・・治験に係わる費用について(16-1)
今回は下記の『治験等の効率化に関する報告書』を参考にしています。
↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f1rr-att/2r9852000001f27x.pdf
ルパン三世「日本における治験に係る費用は海外と比較して高額であることが問題視されてきた。」
↓
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/03/dl/s0310-2g.pdf
ルーシー「さらに、日本では治験の費用を前納制にして、症例がゼロでもいったん払ったお金は返さない、という前近代的な施設もまだあるのよね。」
ルパン三世「だからね、「前納返還なし」を解消して「国際的商習慣」を踏まえた透明性の確保等による支払い方法の適正化が必要なんだよ。」
ルーシー「あたりまえと言えば、あまりにも当たり前だわ。」
ルパン三世「そのあたりがまだできていない。治験実施に係る費用については、実施状況(実施症例数や症例ごとの進捗度)に拘わらず発生する費用(以下、「固定費」という。)、実施状況に依存する費用(以下、「変動費」という。)及びその他の費用がある。」
ルーシー「たとえば?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
① 固定費
●治験事務局等の経費(治験審査委員会(以下、「IRB」という。)、事務局経費、委員謝金等を含む。)
●施設管理費(従来の「間接費」に該当する。)
●治験薬管理費
●臨床研究コーディネーター(以下、「CRC」という。)等の人件費(*)
② 変動費
●臨床試験研究費
●施設管理費(従来の「間接費」に該当する。)
●CRC 等の人件費(モニタリング対応経費等を含む。)
* 人件費についてはその性格上、実施例数の有無に依存しない固定的要素(同意説明文書の作成等)と、実施例数の有無に依存する変動的要素(被験者への対応、データ入力、モニタリング対応経費等)の両者があり、固定費又は変動費のどちらか一方に区分するのは困難であると考えるが、固定費に最低限の費用を入れ込む事ことを想定した。
③ その他費用
●被験者負担軽減費
●保険外併用療養費支給対象外費
●当該治験に係る会議等の旅費
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ルパン三世「これらのお金の払い方は、どうなるのが理想だろう?」
ルーシー「固定費は原則として費用項目ごとに費用発生の時期に支払うこととする、というのがいいわね。」
ルパン三世「と言うと?」
ルーシー「たとえば初回IRB 費用は契約締結時、治験薬管理費は初回治験薬設置時 等ね。」
ルパン三世「なるほど。それはうなずける。」
ルーシー「固定費は実施状況に依存せず、契約を締結した時点でその金額が確定することから、契約時に一括して支払う(前納する)ことも可能よね。」
ルパン三世「ただし、複数年にまたがる試験契約の場合には、年毎に案分して支払うことも可能。」
ルーシー「変動費は?」
ルパン三世「変動費は実施状況に依存し、実施症例数のみならず、個々の症例の進捗度(どの時点で中止・脱落したか)によっても異なることから、事前にその金額を確定することはできないよね。だから、変動費については、実績に基づいて支払う(後納する)ことが適切でしょう。」
ルーシー「その他の費用:原則、出来高払いとし、医療機関の立て替え払いとするのがとりあえずいいわ。」
ルパン三世「上述の内容を踏まえ、現行のポイント制による研究費算定方式の下での、治験実績に応じた支払方法の一例として、算定費用総額に対する割合を用いた方法を以下に提案する。」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
① 固定費
費用項目ごとに費用発生の時期に支払うこととする。
なお、算定された費用総額の一定割合(一例として15~30%程度)を固定費とみなし、契約締結時に一括、又は年毎に案分して支払うことも可能である。
② 変動費
実施症例数及び症例ごとの進捗度に依る費用とみなし、契約症例数で除した金額を1 症例の単価とし、症例ごとに、進捗度に応じて費用を算定し、事務処理業務等を勘案して設定した適切な期間(一例として3~6 カ月に1 度等)に集計し、速やかに支払う。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ルーシー「まぁ、リーズナブルだわね。」
ルパン三世「で、肝心の治験費用の算定方法は?」
ルーシー「う~~ん、難しいわよね。ただ今やられている現状のポイント制に基づく費用算定方法では、長期間にわたる治験の費用が適切に算定されないことが指摘されているのよ。」
ルパン三世「これからは商取引の原点である、競争原理が働くのでは、と(ホーライは)思っているけれどね。前払い、返納無し、という施設は選択しないとか。」
国際共同治験:治験の予算だけどさ、この8000万円というのはどうよ?(23)
前期第2相臨床試験・・・・実施せず
後期第2相臨床試験・・・・プロトコル作成が2011年10月まで。施設の最初の契約は2011年12月までに。FPIは2012年1月を目指しています。
パチョレック池上「どうして前期第2相臨床試験をやらないの?」
モニ太郎「もともと、前期第2相臨床試験の目的は治験薬の有効性の確認です。今回の対象疾患の更年期障害は女性ホルモンの欠乏が原因であることが医学的に認められています。
ですから、その女性ホルモンが更年期障害に効果があるかを見る治験は実施せずに、至適用量を検索する後期第2相試験から始めます。」
りんご姫「治験のデザインはどうなっている?」
捨て猫「プラセボ投与群、10mg投与群、20mg投与群、40mg投与群の4群でやります。1群は60名です。」
べのした「この後期第2相臨床試験までをアメリカで実施し、第3相からカナダ、EU、アジアが入ってきます。」
有馬街道「後期第2相の施設数は?担当するモニターの人数は?」
バカボン「施設数は3施設。ですから、1施設で20人の患者さんを集めます。担当するモニターはひとりです。」
小桑院「北米を担当している『さら』さん、アメリカでの治験だけど、この計画の妥当性はどう?」
さら「十分、いける計画だと思います。ただし、アメリカではこのようなホルモン補充療法が下火になりつつあるので、そこがちょっと心配ですが・・・・・・。」
博多小町「予算だけどさ、この8000万円というのはどうよ?これって、後期第2相臨床試験だけの予算だよね? どうして治験ってお金がかかるんだろう。この治験の予算、高くない?」
カルシファー「治験責任医師に払う金額としては1例あたり30万円として、全部で1,800万円。雑費が400万円で合計2,200万円。治験開始前の治験責任医師やCRCに対するトレーニングをマイアミでやるので1,000万円。モニターの出張費と外部に委託する統計解析が・・・・・」
かぐや姫「了解、了解。治験の予算が何故高いのか、よくわかりました。」
百年の孤独「エンドポイント(主要評価項目)は何?」
Atsu-4「3項目あります。更年期障害特有の顔のほてり、いわゆるホットフラッシュの1日あたりの回数がひとつ。もうひとつが冷え性などの血管運動神経症状、それと抑うつ感です。」
まきろん「これは更年期障害の診断評価ポイント表というのを使い治療開始前と治療8週間後で評価します。」
フラワー「それぞれの項目の2/3でポイントが減ったら『改善』と評価します。」
ヨ-イチ「自覚症状だから判定は難しそうだね。」
まひな「プラセボ効果も結構、ありそうだ。」
トトロ「ええ。今、最も危惧しているのは、プラセボに負けることです。」
ゆーり「総括報告書は、全てのデータが固定されてから3か月以内に完成する予定です。」

国際共同治験:治験薬の予想される重大な副作用は?(22)
薬作り職人「単回投与の場合、10万円。連続投与の場合80万円になります。」
おきょう「途中で治験参加を辞めた場合は、謝礼は全く払われないの?」
へい太郎「いえ。参加期間に応じて案分されます。たとえば、連続投与の場合、7日間で辞めた方は40万円の支払いになります。」
ゆ「そうね。最後まで治験に参加されないと謝礼が全く貰えないとなると、副作用を我慢して最後まで参加する、なっていう状態になるとまずいですからね。」
あんころ「単回投与の参加人数は?」
Binobin「プラセボ1名、実薬5名の6名になります。」
ゆうこ「連続投与はプラセボ2名に実薬12名とりなります。」
ムーミン「予想される副作用は?重大、重篤な副作用も予想される?」
アロウ「最も予想される副作用はパッチの貼付部位の『かぶれ』や『湿疹』です。重篤なものは長期投与の場合ですが『乳がん』や『子宮内膜がん』です。」
かりん「すると、ボランティアの方のスクリーニングには乳がんの検査や子宮検査があるのかな?」
アーリータイムズ「はい、マンモグラフや経膣エコー等で入念に調べて問題が無い方だけ、今回の治験に参加してもらいます。」
おかめ「治験開始前だけでなく、治験終了後も検査するんでしょ?」
通りすがりのお方「はい。もちろんです。もし、万が一、乳がんや子宮内膜がんが発見された場合は、治験依頼者である当社が検査費用や手術費、入院費、薬代などを補償することになっています。」
りら「そのあたりの副作用の危険性や補償については、同意説明文書に記載されていますか?」
なつきさんのお嬢さん「もちろんです。」

国際共同治験(その2):フェーズ1の検討 (21)
【表1】
フェーズ1(単回投与)・・・施設との契約は2011年4月、FPI(First Patient In)も4月、LPO(Last Patient Out)も4月。総括報告書の作成は2011年の2Q(第2四半期)
フェーズ1(連続投与:2週間投与)・・・施設との契約は2011年8月、FPIもLPOも8月
フェーズ1からフェーズ2へのgo or noのデシジョンは重症度2以上の副作用が出るか出ないか、です。
予算は単回投与・・・・約300万円、連続投与・・・・約500万円です。
ピース「今回の更年期障害の治験薬は成分が女性ホルモンだけど、フェーズ1は男性でやるの?」
かずさ2号「「いえ。閉経後3年以上の女性の方々にお願いします。」
澤田「何故、閉経後の人に頼むの?」
かずさ2号「「今回の薬効成分は女性ホルモンです。なので、閉経前の方に投与すると、血中濃度が測れないのね。生理的に普段から出ている女性ホルモンと重なるから。」
澤田「なるほど。」
かき氷「『HORAI2011-1』の剤型はパッチ剤だけど、内科の病院でフェーズ1をやるの?」
かずさ2号「今回のフェーズ1はアメリカで実施します。総合的な判断は内科の●●クリニックでやりますが、パッチを貼付した部位の観察は皮膚科の■■クリニックにお願いします。」
のの「契約はその2つのクリニックと結ぶのかしら?」
かずさ2号「はい。そうなります。」
トモチカ「IRBはどうするの?2つのクリニックのIRBにかけるの?」
かずさ2号「いえ。内科の●●クリニックのIRBにかけます。皮膚科の■■クリニックはその●●クリニックのIRBに審査を委託する、という形です。」
ken2「ボランティアの方に重大な副作用が発生したときのような万が一の時にはどうするの?」
かずさ2号「●●クリニックが協力をお願いしている▼▼大学病院へ移送してもらいます。隣接しているのだ大丈夫だとおもいます。」
吉野川 みなみ「フェーズ1に参加する人数は?」
さりさり「白人系、ヒスパニック系、モンゴリアン系それぞれ6名ずつです。」
ZOO(ズー) 「ちなみにモンゴリアンの方は日本人に限定せず、たとえば在米韓国人の方でもOKとし、そのデータを日本に提出します。」

今週のテーマは「国際共同治験を開始する」です。(20)
みっちーK「今回のプロジェクトリーダーをやることになりました。みんな、よろしくね。早速だけで、今回のプロジェクトは国際共同治験で実施します。」
いっちー「どれくらいの国が参加するの?」
みっちーK「「じゃ、それはスタディリーダーのかずさ2号さんから説明してもらいます。」
かずさ2号「今回の治験はアジアでは日本、韓国、中国、台湾。あとはアメリカ、カナダ、ECではイギリス、フランス、ドイツ、ベルギー等が主な参加国です。」
むっちー「ちょっと、質問いいですか?プロジェクトリーダーとスタディリーダーの違いは?」
みっちーK「今回の治験薬『HORAI2011-1』の開発全般に関しての責任はプロジェクトリーダーがやります。治験や臨床開発だけじゃなく、DMや統計、薬事、申請業務、予算などとの連携も私がやります。」
かずさ2号「スタディリーダーは主に『治験』についての責任を持っています。組織図で言うとプロジェクトリーダーの下に治験担当のスタディリーダーがいるわけです。」
ガンバスター「ほかにはどんな人がプロジェクトメンバーにいるの?」
みっちーK「各地域の責任者がいます。北米とカナダを担当するのはホーライ製薬のアメリカ支店にいる『さら』さんね。アジア地区(日本を除く)は台湾支店にいる『フロリス』さん。EUはイギリス支店にいる『黒丸』さんにお願いします。」
徳大寺道子「なるほど。彼らもプロジェクトリーダーのみっちーKさんへリポートなのね。」
みっちーK「「そうです。その他にも、さきほどチラッとお話しましたら、薬事部の『ちゃちゃ』さん、DMと統計の責任者の『ヨネヤマ』さん、CMC薬事の『ハレ~』さん、そしてCRO担当の『BECK』さんなどがメンバーです。」
ホーライ「う~~~ん、本人の希望職種から随分と離れたな。。。。」
みっちーK「「組織のことはもういいかな? プロジェクト会議は原則2週間に1回とします。アドホックで必要な部署からも参加者がいる場合もあります。」
かずさ2号「じゃ、次にCDP(Clinical Develop Plan)の説明に移ります。」
フクちゃん「またまた、質問いいですか?そのCDPって何ですか?」
かずさ2号「CDPは治験薬のフェーズ1からフェーズ3までの試験の概略、デザインの概略、実施予定時期、各種マイルストーの時期、開発を継続するかどうかの判断基準や予算の概算などがまとめられているものです。」
あんみ2「それはGCPで作るよう要求されているの?」
みっちーKいえ、そんなことはありません。CDPを作らない会社もあります。でも、作っておいたほうが、プロジェクトがスムーズに進むわね。もちろん、必要に応じて適宜改訂もします。」
かずさ2号「ということで、『HORAI2011-1』のCDPを見てください。30ページほどありますが、飛ばさないで読んでね。」
