エンドロールまで見て、原作は人気作家の 有川 浩 だと判明。

もともと小説の世界では、 鳴海 章 や 松岡 圭祐 の作品を読んで、自衛隊には興味がありました。

なるほど、彼のネームバリューなら、ドラマ化されても当然ですが、これまで自衛隊をテーマにした作品は、私は観た事がありません。


警察が舞台の作品ならば、テレビ放送の黎明期からあったし、海上保安庁も「海猿」シリーズで公開されています。

しかし、自衛隊に関してだけは別です。(軍隊としての戦闘シーンを求めるのであれば、福井 晴敏の作品でも映像化されています。)
つい最近までの、マスコミにの自衛隊をタブー視する風潮のもとでは、決してテレビでは日の目を見る事はなかったでしょう。

それが、いきなりのドラマ化とは!

このところの近隣国(中国、韓国、北朝鮮)との摩擦で、紛争的危機状態にある日本の現政権から、制作側に何らかの意図が働いているのかもしれない、と勝手に邪推してしまいました。


これが、映画「トップガン」のように、アメリカの”空軍”が舞台であれば、戦闘機同士のドッグファイトなどの画になるシーンを前面に出せますが、今回の作品は、広報担当の部署のようで、はっきり言って裏方のシーンです。
内部からの視点でドラマが進行しており、映像的には非常に地味!

しかし、これまでのタブー化されていた問題を、どんどん表に出していくのが面白い。

主人公の新垣 結衣を、日本人の平均的な自衛隊に対する理解度を持つ者と位置付けて、
航空自衛隊の事を「空軍」と言わせ、それに対して自衛隊側からの反論、
また、自衛隊の意義について「戦闘機は人殺しの道具」と言わせ、それに対しては掴みかからんばかりに激昂して反論。(他の隊員に止められますが。。)

いままで、自衛隊側からは積極的に否定する事ができなかった、しかし、どうしても言いたかった言葉の数々。
放送を見ていて、こんなに主張して世論に叩かれないのかとひやひやしてしまいました。

ドラマとしては、
「航空自衛隊の中でも花形のブルーインパルスのシートを掴んだはずが、交通事故による怪我で夢を断たれ、現在は広報部に配属された元パイロット(綾野 剛)と、
美人だが報道記者としての活躍を望むあまり、直情的な行動がイタいとしてテレビ局内から左遷されて最前線から情報番組へ異動させられた女性局員(新垣 結衣)とが、
やがて恋に落ちる、という恋愛話が軸になっているのでしょうか。

その辺のラブストーリーの展開にはあまり興味がないのですが、見る気になったのは、番宣で、自衛隊の全面協力の元の撮影との触れ込みがあったせいでした。

柴田 恭兵 演ずるところの管理職に、航空自衛隊を国民にアピールするためには、民間の商社員顔負けで、テレビ局員と駆け引きするシーンなど、視聴者に「自衛隊も民間と変わらないんだな」と共感させようとする姿もあえて晒しています。

実際の撮影にも、こんな感じで自衛隊側の国民へのアピールを期待した折衝があったら面白いのにと。

最後のエンドロールで笑ったのが、 何かの撮影役として新垣 結衣が、クレジットされていた事でした。
(録画していなかったので、確認はできませんが、)
おそらく劇中で、密着取材という設定で、 新垣 結衣がハンディカメラを回していたシーンがあり、その映像も使われていましたが、それによってカメラマン?としてカウントされたという事でしょうか。

松岡 圭祐の「千里眼シリーズ」が映画化された際に、主人公の女性戦闘機パイロット「岬 美由紀」を演じた 水野 美紀 が、航空自衛隊職員役として脇を固めていたのも、何か縁を感じました。

私にとっては、ドラマの内容よりも、背後に映る自衛隊の風景が気になって、次回も視聴してしまうと思います。


年末年始のテレビで頻繁に見かけたこのCM、私には不快でした。

CMの内容は、以下の通りです。

東ちづるが、夫を家で待つ奥さん役で、画面の中の食卓からお父さん達に語りかけます。

「お父さ~ん、1杯でしじみ70個分のちから!」

飲み屋街で飲み歩いている5,6人のお父さん達、
肝機能に良しというオルチニンがしじみ換算70個分含有という効能に食いついて、
「70個分!?」

東、にっこりと商品を胸元に掲げて、
「思いやりのお味噌汁です!」

お父さん達、
「かあちゃ~ん!」
「70個分の愛情~!」
「お願いしまぁ~す!!」

東、湯気の立つ味噌汁の椀を差し出して、
「はい、永谷園!」


CM的には、なんのひねりもない、ごくごく平凡なつくり。

東ちづるさんは、実際にはずっと芸能活動を継続していたのでしょうが、とんとお目にかかる機会がありませんでした。

かつて「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と言われた直後のスキャンダラスな報道にすっかりダークなイメージを抱いていたのですが、
加納典明との噂や、その後の芸能界でのゴタゴタなどを乗り切ったのか、今はすっかり脂が抜けたような清楚な表情を出しています。

東さんの起用は何の違和感もないのですが、問題は、お父さん役の人たち...

永谷園のサイトを見ると、このお父さん役には、本物の素人サラリーマンが出演しているとのこと。
ある意味、リアリティを求めるためによく使われる手法ですが、このCMで果たしてリアリティが必要だったのか?

本当に役者でなく素人さんならば、名誉に関わるかも知れないのでぼやかしますが、一番目立つ人が気持ち悪い!

脂ぎった額に薄い前髪が貼り付いて、眼鏡越しに見開かれた目がイッちゃっているように見えるサラリーマン役の男性。
中川家の礼二が扮装したらこんな感じになるのでは。

他の出演者には感じないのに、なぜかこの人だけに目が行ってしまうのです。

確かに新橋辺りでは、よく見かけそうな酔っ払いを忠実に再現していると思います。
しかし、実際にこんな酔客と関わり合いたくないと思わせるような嫌悪感を私は感じてしまいます。騒々しさ、無遠慮さ、馴れ馴れしさ、と、迷惑な酔っ払いに感じるイメージがそのまま凝縮されているような...

もし、リアリティの追及のための人選であったならば、
「かあちゃ~ん!」
「70個分の愛情~!」
「お願いしまぁ~す!!」
の3つのセリフを、それぞれ別のカット、しかも並び順を変えて言わせる必要があったのでしょうか。
それならばいっそ、本当の飲み屋街でロケをして、素人の酔っ払い団体に、それぞれのカットで上記のセリフを別々に言わせた方がよっぽどリアルでしょう。(これも昔からよくある手法ですが...)

私には、気持ち悪い酔っ払いサラリーマンをリアルに演じさせるよりも、ほのぼのとする役者が酔っ払いを演じさせた方が、よっぽど見ていて共感できます。

とまぁ、私の勝手な主観で、散々気持ち悪いとかこき下ろしてしまい、出演された人には本当に申し訳なく思いますが、テレビで放映される度に目が釘付けになってしまうのは事実なので、広告としては優秀という事なのでしょうか?


 今や、紅白歌合戦と並ぶ、すっかり大晦日の恒例番組となった
「絶対に笑ってはいけないシリーズ」。

 今回は、熱血教師との事で、放送を楽しみにしていました。

見終わった感想は、私の場合、満足度50%というところでしょうか。

 以下、私が感じた不満点を述べてみます。

【テーマが中途半端】

 今回、熱血教師編というからには、教師となって、生徒とのやりとり、授業などのシーンが中心かと想像していましたが、見てみるとそんなシーンは皆無で、
せいぜいが職員会議、PTA報告会のシーンくらい...
登場した生徒も、職員室に連れてこられた森三中大島と田中の嫁小日向しえ、ボンタン狩りするマツコ・デラックスくらいしか見た覚えがありません。

 以前に「絶対に笑ってはいけない高校(ハイスクール)」 をやっているので、学校モノをやるのは二番煎じと思ったのかもしれませんが、前回は生徒側だし、今回は先生役なのだから、違った目線からの番組つくりができたと思うのですが、
途中からは、社会科見学のために江戸時代にタイムスリップして江戸時代の生活を見て回るという、不可解な設定に突入し、そこでのシーンが全体の大半を占めるという中途半端なものになってしまいました。

熱血教師で進めていたら、生徒をからませない、クラス風景もない構成では
尺が足りず、途中で無理やり江戸時代を挿入させたのでは、と思えるような
つながりのなさ。

 これだったら、いっそ、「絶対に笑ってはいけない江戸時代」に絞って番組を
作った方がよかったのではと思います。

【下品さ】

 江戸時代のシーンでは、江頭2:50が登場しますが、その使い方がひどい。
最初の、ねずみ小僧の捕り物での大暴れはいいにしても、
大岡奉行のお白洲での、「ケツ噴射の刑」では、家族には絶対に見せたくないほど
の下品さです。

 私は結構エガちゃんは好きで、ハイテンションで暴れるという持ち芸は笑ってみていられるのですが、「ケツ噴射の刑」は明らかに企画でやらされたもの。エガちゃんの下品イメージに「下品ネタ」を勝手に乗っけて、受ければよし、批判があればエガちゃんに責任を押し付けるつもりなのでしょうか。

 また、ダチョウ倶楽部出川らによる「火消し団体の抗争」も、リアクション企画という事で恒例になっています。
この、痛さ、熱さ、グロさに耐えるリアクション芸で笑わせるという、過去の同局でのたけしの番組「スーパージョッキー」の企画、「THEガンバルマン」で鉄板となった場面には辟易とさせられました。

 ダチョウや出川、ほっしゃんらは、リアクション芸人として確立しているからいいものの、アンガ田中フット岩尾ワッキーなど、お笑いの世界の中でも、ある意味弱者とされるメンバーが、吹き飛ばされたり、はちみつ漬けになったりするシーンは、視聴者に加害者視点を強要させるもの。
 はっきり言って、このような企画を面白がるのは、せいぜい中学生くらいまで。
さらに言えば、この手の加害者視点の企画を喜ぶ手合いは、実際にいじめの場面にあっても進んでいじめに加わるか、面白がって傍観するようなタイプの人間ではないか、とまで考えてしまうのは、さすがに穿ちすぎでしょうか。

 また、最近ではずいぶん自粛されている食材や生き物の小道具としての扱いの場面もひどい。
生きた金魚を吸い込む/ぶちまける、
ハチミツの水槽に頭をつっこんでの息停め競争、
うどんを食べているとうどんごと吹き飛ばされてぶちまける、等々。

 テレビ番組に、あまりモラルうんぬんを求めるつもりはありませんが、やはり見ていていい気分はしませんでした。せめて金魚はやめてほしかった...

 いずれにしても、いまや年末の国民的番組になろうとしている事を意識して、笑いの質の向上を図ってもらいたいものです。

【遠藤ネタがしつこい】

 ココリコ遠藤が、いぜん引っかかった番組仕込みの女性に、再びアプローチした事を暴露し、メールのやり取りを内容公開して笑いものにするというもの。

 はっきり言って、「ロンドンハーツ」の好評企画の二番煎じです。

 それでも、最初の週刊誌版での暴露はまだ笑えましたが、江戸時代でもそれを引っ張るのには、さすがにしつこさを感じ、うんざり...

 今回、遠藤は、交際中の女性がいながらの二股がけ、という事を理由に責められていますが、それほどいじられる事かと。

 このように、不満点をぶちまけてしまいましたが、、それでもさすがに例年高視聴率を取るだけあって、基本的には面白く、爆笑できます。

【豪華ゲストの出演】

 例年のごとく、こんなお笑い番組には似合わない豪華ゲストが登場します。

 池上季実子、竹内力、田原総一朗、萬田久子、竹中直人、森崎友紀らが意外な役で出演。
しかし、彼らはしかるべき役割での出演なので、違和感はありません。

 それ以外でも、番組のファン、理解者であるから出演してくれたとしか思えないゲストもいました。

【水木一郎】
 水木一郎も、このところすっかり当番組でおなじみですが、今回は脅かしのシーンで「ゼッ~~ト!!!」と絶叫するほんの数秒しか出ていません。

 この後、1月中は続く「ガキ使い」の本編の方での未公開場面集に登場するのかも知れませんが、今回は本当にこれだけの出演。もったいない。

【叶姉妹】
 叶姉妹の場合、出演はぜんぜん驚くことではないのですが、問題はその扱われ方!

 江戸時代での大岡奉行のお白洲で、東幹久扮する町医者「東幹之平」が、花魁の叶姉妹へボディタッチして訴えられた事に対する反省文を述べるのですが、
その一言一句再現すると、以下のようになります。

「私、東幹之平は医者という立場でありながら、患者である叶姉妹へ助平な行為をしてしまったことを謝罪申し上げます。
しかしまず始めに言い訳をさせて頂けるなら、それは姉妹の体がまるでメリケン人のように豊満であった為であり、花魁だか淫乱だか知りませんが、その時の姉妹が欲求不満丸出しの男に媚びた出で立ちであった為、「奴さん、相当欲しがっていやがるな」と勘ぐってしまい、ついその無駄に大きな乳房を揉みしだいてしまいました。その本物か紛い物か分からない大きな乳房は巨大な乳輪を連想させ、ド変態なのに乳輪がデカイというギャップ感がこんなにも興奮するとは新しい発見でした。」

これは、本編で、ヘイポーが女性タレントに対して行ったセクハラに対する反省文のパターンで知られるネタですが、それにしても、豊胸手術疑惑、淫乱・変態呼ばわり、と、ふつうに考えれば、叶姉妹本人や事務所から絶対にクレームがつくくらいの暴言を東幹久に言わせています。

 当然、事前にセリフはチェックされていて了承済なのでしょうから、叶姉妹側の度量の広さにびっくりです。
 以前から、デヴィ夫人のバラエティに対する理解度、寛大さには感嘆していたのですが、実は目立たないところで叶姉妹もそうとうなバラエティ番組の理解者なのでしょうか?

【金八の不在】
 今回、せっかく衣装が金八なのに、武田鉄也の出演がなかったのは残念!
 番組の予告CMで、あの扮装を見てから、武田鉄也のサプライズ出演は絶対と思っていました。せめて、他のコーナーに出演していた三又又三の扮装でもよかったから、5人の金八と対峙させて欲しかった... 

 今年末のシリーズの企画は何のテーマになるか判りませんが、また観てしまうことは間違いないので、いっそうの笑いのレベルアップを期待します。