この日感じたことをもとに、Facebookにこんな文章を載せました。
たぶん、これがこの時自分が感じたこと100%の言葉。
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【歴史あるお寺よりも庭園よりも、心惹かれるのは】
京都に来て、歩き続けて気づいたこと。
美しいお寺や庭園ももちろん素晴らしいなと思うのだけれど、
今の私が心惹かれるのは、お寺の廊下の古い木目一つ一つや、
瓦に描かれた文様や、ひっそりと咲く草花や、苔に半分覆われて佇む置き物や。
そんな小さな小さなところだったりする。
街の中を歩いてもそう。
古びて色褪せた選挙のポスターや、
おばあちゃんちを思い出す古い木の壁にかかった表札や、
小さな小さな商店の中で談笑する地元の人たちの姿や、
お揃いのTシャツを着て部活へ向かう無邪気な中学生たちや、
錆び付いた窓枠、
絡まる朝顔の蔦、
ちょっと珍しい看板。
人の日常が息づいている場所、ものを見るのが好き。
でもそれって京都でしか得られないものではなくて、東京でもどこでも側にあるもの。
何が言いたいかっていうとね笑、普段当たり前になりがちな生活の中にこそ、感動が隠れていて、
それを思い出せるきっかけが旅行なんじゃないかなって思うのでした。
それを思い出せるきっかけが旅行なんじゃないかなって思うのでした。
もうちょっと歳を重ねたら、お寺や庭園の成り立ちや背景にも興味を持って、また違う見方ができるのかもしれないな。
それはそれで、きっとまた楽しい。
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清涼寺、圧倒的な存在感。
くるくる風で動いて裏返ったり、舞い上がったり。
でもやっと、つかまえた!
ほんのり柚子風味のきぬごし豆腐、つるりと美味しくいただきました。
醤油の香りが道路まで漂ってきていた。
そして最後に、やっぱり心ときめくのは錦市場なんだなあ。
暑すぎもせず、寒すぎもせず、紅葉の時期一歩手前だったからそこまで劇的に混んでいることもなく、
いい時期に来ることができて本当によかった。
そして、せっかく京都に来たのだからとにかくお寺巡り!何時にどこへ行く!などと固執はせず。
自分がわくわくするテーマを決めて、なんとなく向かう方向だけ決めて、
心赴くままに過ごせたことになんだかとっても満足、満足。