このままでは忘れてしまう、と思った。
過食を繰り返して辛かった時のこと。
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ここのところ、食欲のコントロールという点では非常に調子がよい。
友達との外食、イベントでの立食パーティー、飲み会・・・
イレギュラーな食事の予定でも、ある程度食べたらピタリと食欲が治まるようになった。
急激に甘いものを欲することがほぼなくなった。
明日の予定を見据えて、建設的に食べるものを選べるようになった。
食べ物に振り回されない、その感覚がもはや快感になってきて、嬉しくて嬉しくて。
それはそれでとてもよいことなのだけれど。
でも、このままでは私、あの時のこと忘れてしまう。
大学生の時、誰にも言えない気持ちを吐き出すためにブログを書き始めた。
ひっそりと書き綴っていたその頃の記事を読み返すと、いろいろな想いが蘇ってくる。
(ずっとFC2ブログで書いていました、あとドロドロすぎて封印したlivedoorブログもありますが笑)
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2009/11/24
また頭おかしい
私は今 すべての周りのものを壊してしまいたいと思っている
こんなに美しい空の青さえ憎い
泣きたい
助けてほしい
はじまりは中学からだっけ・・・
いつまでこんな苦しみを続けるのだろう
世の中の人々はいったいどうやって逃げているのだろうか
少しは成長したとか思ってても またすぐ現実に引き戻される
少し親にも話してみた でもやっぱり一番苦しいときには電話なんてできない
だってこんなに利己的で どうしようもない ただのマイナスしか生み出さない病気なんだもの
なんて弱い弱い弱い弱い弱い
涙は出ないけど もう心が悲鳴上げてる
お願いだから 早く正常な自分に戻らせてほしい
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過食が酷かったころの記事です。ええ、相当暗いです笑。
それが少しずつ、今の記録を残す場所、頭の中を整理するための場所となって。
誰かに想いを伝えられたらと期待を込めた場所ともなって。
そして、今。
少しずつ人にブログを読んでもらう機会も増えてきて、
特に過食が酷かった頃のことは、同じような悩みをもっている子に
「自分のことみたいで泣きそうになった」「ものすごく共感して、そして頑張ろうって思った」
と言ってもらえることも出てくるようになった。
改めて思う。
ブログとは、自分の実績。私という人間を表現する道具。
(かといって、別に取り繕ったり、良いことばっかり書くつもりは全くないけど)
また、毎日少しずつ書き溜めていた記事や言葉が、まだ見ぬ誰かの力になる可能性も秘めているのだと。
ブログを書くのって、「現在」のためだけじゃない。
「未来」のために、書く意味もあるんだ。
だからこれからもふと思い出したかのように書こうと思う。
「もう全てどうなってもいい」そんな思いに頭が支配され、会社のトイレでも菓子パンや甘いものを隠れて食べていたこと。
食べたものを吐こうとしても吐けず、パンパンの胃が気持ち悪すぎて倒れ込んだこと。
明日が来る恐怖から逃れるために、睡眠と過食だけ繰り返して数日間引きこもっていたこと。
周りにたくさん人がいるのに、たった一人地面に吸い込まれていくようなふらついた感覚。
こんなの、本当の私じゃないよ。
誰かお願いだから助けてよ。
何でそんなのんきに笑ってるの?ふざけんな。
可愛くて、スタイルもよくて、楽しそうで、なんでも持っててずるい。
ああ私、もっともっともっともっと、頑張らなきゃ。
それじゃないと、私の生きてる価値なんてない。
あの真っ黒な闇の中にいた気持ちを、絶対に忘れないように。
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摂食障害。
今の私を作るもの。
そしてこれから動くための軸であり、目的。
ずっとそばに置いておくのです。忘れない。離れない。