古への呼名ゆかしき花なれど
詠まれし哥の少なき紫陽花
近くの紫陽花園へ
爽やかな「アナベル」
名前は分かりません・・
紫陽花が和歌に詠まれているのは数少ないようです。
いにしえには、現在のような豊富な種類もなく、
四 葩(よひら)と呼ばれたガクアジサイだけであったようです。
四枚の花びらを持つ紫陽花、
この花びらは実は蕚(ガク)のこと。
あかねさす ひるはこちたし あじさゐの
はなのよひらに あひみてしがな
穂積皇子
(昼間より艶やかに見える紫陽花
そんな宵の頃にお逢いしたいものです)