水球の指導で学んだことは、その後の僕の人生にずっと残っています。
特に大きかったのは、
「人は、言葉一つで変わることがある」
という経験です。
それは、今、放課後等デイサービスで子どもたちと関わる中でも感じています。
子どもたちは、時には大きな声を出します。
気持ちを切り替えることが難しいこともあります。
パニックになることもあります。
集団の中に入ることが難しいこともあります。
大人から見ると、
「どうして言うことを聞いてくれないんだろう?」
と思ってしまうこともあります。
でも、長く子どもたちと関わってきて、少しずつ分かってきました。
その行動には、
その子なりの理由がある。
自分の意思をうまく伝えられない。
思い通りにならない。
どうしたらいいのか分からない。
言葉にできない気持ちが、行動として外に出ていることがあります。
だから、こちらが大きな声で抑え込むだけでは、なかなか伝わらない。
まず、
その子が何を伝えようとしているのか。
そこを考える。
そして、その子に届く言葉を探す。
こちらの気持ちを押しつけるのではなく、
その子の気持ちを受け取ってから、言葉を返す。
すると、少しずつ落ち着いてくることがあります。
落ち着いてくると、
「この人は、自分のことを分かってくれる」
という感覚が生まれる。
そこから少しずつ、心が通じるようになる。
そして、
「これをやってみよう」
というこちらの言葉にも、耳を傾けてくれるようになる。
今まで集団行動が難しかった子が、少しずつ集団に入れるようになる。
指示を出したときに、動いてくれるようになる。
もちろん、すべてが簡単にいくわけではありません。
でも、
「子どもを変えよう」とするのではなく、まず「子どもの気持ちを理解する」。
これは、僕が長い年月をかけて学んできたことの一つです。
水球の試合で、
「ハンバーガーおごってやる!」
と言った瞬間に、選手たちの目が変わった。
あの経験から始まった、
「人の心を動かす言葉とは何か?」
という問い。
それは今も、僕の中に残っています。
スイミングクラブ。
水球。
学童保育。
そして、放課後等デイサービス。
場所は変わっても、
僕が子どもたちから教わっていることは、案外同じなのかもしれません。
だから僕は、これからも子どもたちと関わっていきたい。
そして、
子どもたちから教わったことを、またここでつぶやいていこうと思います。
このブログは、そのための場所です。
「放課後等デイサービスのつぶやき」
次は、また別の子どもから教わった話を。
つづく。
