なんとか、裁判所に提出する書類作成の目途がついた。
あとは、数回、チェックするのみ。
気分転換で、金剛山へ。
駐車場に車を止めたら、気になる2人組がいた。
登山支度をしながら、2人組を観察してると、山頂ロープウェイ口のバス停に足を運んでる。
仕方なく2人組に近づき、このバス停にバスが来ないことを伝えた。
とにかく、府道を下り、「通行止め」の表示があるが、少しでも危険を感じたら引き返すことを前提に、とりあえず、そのまま突き進むよう伝え、別ルートも案内した。
山に登ってる時も、2人組のことが気になった。
確かに、金剛山の状況を調べずに、下山してきた2人組にも問題はある。
けど、何の案内もしていない金剛山側にも問題はあると思う。
バス会社も、そう。
金剛山の登山口で下車する人たちに、山頂ロープウェイ口にはバスが行かないことを、十二分に案内すべきではないだろうか?
千早本道口に、5合目のトイレが使えない案内はあるものの、バス停の案内はされていない。
数日前、捺印所で話が盛り上がったというのが、山頂ではロープウェイ駅の案内をしているが、運休中である旨の案内はない。
で、間違って、ロープウェイ口に行ってしまう人が結構いるようだ。
ホント、金剛山の不親切さには腹が立つ。
登山回数カードの値上げや、自販機の値上げは、頼みもしていないのにきっちり案内はするのに、登山客への心遣いは驚くくらい皆無と言っていい。
たくさんの人に金剛山に来てもらいたいなら、もっと、登山客目線で物事を見なきゃ。
アンケートを実施したところで、登山客目線で物事見なきゃ、登山客は増えるはずがない。
最近の行政は、ツイッターで案内しよる。
金剛山は、お年寄りが多いので、ツイッターなんか見てる人って、少ないと思う。
昨夏も、厚生労働省が屋外ではマスクを外しても良い案内をしていたので、パンフを印刷し、金剛山に持って行って、掲示板に掲示してもらうようお願いしたが、掲示してもらえなかった。
理由は、さっぱり分からない。
ただ、「この人じゃ、登山客は増えん。」という烙印は押させて貰った。
登山回数の表彰板を見ていると、これからも、どんどん減るだろうなぁ...と思うと、ホント、悲しくなる。
そんなことを考えながら、登山していた。
ただ、良い人も、金剛山にいるのは、確かだ。
山頂であった知り合いに、2人組のことを話し、通行止めの区間を突破するように伝えたことが気になってる旨を伝えたら、その人は、その区間を突破してきたようで、歩きなら無事通れることを教えてもらった。
その人も、金剛山の被害状況を確認するつもりで、その区間を歩いたと思う。
悪魔みたいな人のことを考えてると悲しくなってくるので、登山客のことを思う天使みたいな人も金剛山にいるんだ!ということを思いながら、文殊中尾根ルートで下山した。
3合目のベンチを左に折れ、結構、階段がキツイ区間に差し掛かった頃、先の方で、サーッ、サーッとスコップの音が聞こえてきた。
近づくにつれ、誰かが、道を整えてくれているのが分かったが、姿が見えない。
気を付けなければいけないところを下り切った時、オジサンが、道を整えてくれていた。
「ご苦労様です。」と伝えたところ、「ここの岩を砕いてるんです。」と先日の大雨で崩れてきた岩を、細かく砕いてくれていた。
その時は気づかなかったが、文殊中尾根の取りつきにたどり着いた時、先程の人、知り合いの人だったことに気付いた。
ゴーグルをしていたので、気づかなかった。
金剛山に来たのに、ケガして帰って欲しくないという願いから、道を整えていたと思う。
午後6時過ぎにだよ!
そんな時間まで、道を整えてくれていて、ホント、感謝です。
僕も、見習わなきゃな。
下山後、車の中で着替えを済ませ、車を走らせようとしたら、僕の車以外、1台も他の車はなかった。
...。
2人組は、無事、バスに乗ることが出来たのだろうか?