さて、友人の税理士と打ち合わせするのだが、法廷という場所は、どういうところか知っておいた方が良いかと思う。
この内容は、一般の人も知っておいた方が良いかと思うので、ブログで綴ります。
民事事件の場合、原告が「金を返せ!」と訴えた場合、
被告は、
1.「そんなの知らん。」
2.「あれは貰ったものだから、返す必要がない。」
3.「お前から借りていない。」
4.「もう全額返済したじゃないか!」
5.「分かりました。返します。」
のいずれかを回答するかと思います。
(用語の解説)
民事事件 ・・・ 人と人のもめごと
原告 ・・・ 訴えた人
被告 ・・・ 訴えられた人
被告の回答として 上記5 を選択すれば、紛争は解決しますが、
上記1~4の場合、どちらかの勘違い か どちらかが嘘をついている こととなります。
厄介なのが、嘘をついている場合です。
つまり、法廷には 詐欺師 が紛れ込む場合があるのです。
実際にあった話ですが、
A氏「あいつ、貸した金、全然、返しに来ない。」
B氏「借りたお金は、既に全部返している。」
という事件がありました。
このケース、双方ともに、ホントのことを言ってました。
では、なぜ紛争が生じたのかというと、
B氏は、確かにA氏のところに返済に行っていませんでした。
ですが、A氏がB氏のところに乗り込んで、全額回収してたのです。
で、気になる判決ですが、裁判長は、「B氏が、A氏に対し、150万円返せ!」という判決を下しました。
意味、分かりますか?
B氏は、全額返しているので、本来なら1円も返す必要なんかないのです。
けど、判決は、「B氏が、A氏に対し、150万円返せ!」なんです。
マジな話です。
なぜ、このような判決になったかです。
この事件、A氏、B氏、ともに、弁護士に依頼しておりました。
不思議です。笑
この事件から、優れた弁護士って、優れた詐欺師だ!と捉えることもできるのではないでしょうか?
( 少額の報酬で、詐欺を働くような弁護士はいないと思いますが...。 )
法廷に登場する人物ですが、原告、被告、裁判官(書記官を含む)だけでしょうか?
とにかく、民事訴訟する場合、詐欺師が登場してくる場合があるので、注意が必要ってことを理解しておいて下さいね。笑
※ この場で、詐欺師の話をするのには、それなりに意味があるのです。