またまた、大石あきこ議員の昨日の国会での発言が、ネットニュースになっている。

 

大石「消費税は減税しないんですか?」

岸田「消費税の減税は考えておりません。」

 

大石「経済再生には国民の所得向上が必要である。」

大石「深刻な物価上昇を受けてすぐに消費税を減税すべきだ。」

岸田「消費税減税は考えていない。」

 

う~ん、このような展開では、何も進展しないように思えます。

僕なら、こんな感じで問い詰めます。笑

 

すー「消費税は減税しないんですか?」

岸田「消費税の減税は考えておりません。」

すー「では、消費税を増税する方向で一緒に考えていきませんか?」

 

消費税増税!って聞くと、罵声が聞こえてきそうですが、冷静になって僕の説明を聞いて欲しいです。

 

消費税を納税する人は 事業者 ですが、簡単に説明すると、次の算式で納税額を算定しています。

 

① 売った時の消費税

② 買った時の消費税
③ 納税額 = ① - ②

 

増税って、③の金額が増えれば、増税となります。

 

具体例

① 売った時の消費税 100 

② 買った時の消費税  80
③ 納税額 = 20

 

つまり、納税額が20以上になれば増税となります。

増税となるケースは、次の4つです。

 

ケース1: 110 ー 80 = 30

ケース2: 100 - 70 = 30

ケース3: 105 - 75 = 30

ケース4:  90 - 60 = 30

 

ケース4ですが、現行の消費税率を下げた場合や、生活必需品については消費税を課さない...などです。

 

どうでしょう?

ケース4の増税なら、増税してもOK♪...ってなりませんか?

 

ケース4は、単なる夢物語ではなく、実現可能な話なんです。

 

どこまで下げれるかは、申告データを確認しないといけないのですが、②の計算方法を変えるだけで、めちゃくちゃ少なく見積もっても、5兆円くらいの財源は生まれるのです。

 

で、僕は、今年の6月28日に、大石議員に、仕入税額控除の見直しについての改正案を手紙にして、直接渡したのです。

 


なんというか...。

 

僕がうさん臭い人物だと思ったのだろうか?

っていうか、手紙の内容を見て、何も感じなかったのだろうか?

現行の制度を変えようというなら、まず、現行の制度を知るべきことが大切だという原理原則を知らないのだろうか?

 

ちなみに、数年前、立憲民主党の森山ひろゆき議員にも、同種の説明をさせて頂いたのですが...。

 

政治家の先生に、消費税の仕組みを理解しろ!というのが、そもそも、間違いなんだろか?

 

 

知らなかったら、知ろう!とする政治家は、いないのだろうか?


もうパフォーマンス系の政治家は、勘弁して欲しいですね。