最近、いろんな方面から ZOOM で打ち合わせや会議をしませんか?とお誘いが来るのだが、その都度、お断りをさせて頂いている。

 

というのも、僕が ZOOM を使用していないからだ。

 

一番恐れているのが、情報漏洩。

 

どのような構造になっているか知らないまま、安易に使用するのは、絶対にダメだ。

 

僕個人の情報ならともかく、お客様に関する情報が漏れるのが怖いからだ。

 

 

僕の過去の体験を紹介したい。

 

日本に iPad が上陸した時のことだ。

 

ネットやニュースで知り、「これは、世の中を大きく変えるものだ!」と思い、アップルに購入予約を入れた。

 

当時、入手までに1か月くらいかかるような感じだったのだが、なぜだか、予約を入れて3日後くらいに、アップルから「準備できました。」という趣旨のメールが届き、半信半疑でアップルに行ったところ、「このメールは、確かに私どものメールですね。」ということで、入手できた。

 

iPadに触れると、ホント、驚くようなことばかりだった。

 

一番驚いたのが、まだ、2~3歳だった僕の子供が、教えてもいないのに、僕の操作を見て覚え、操作していたこと。

 

そんな iPad をビジネスにどう使おうか、いろいろなアプリを入れていった。

 

某著名人が電子書籍を始めたと知り、アプリを入れ、電子書籍を購入した。

 

こりゃ、本の所有スペースがいらなくなるので、便利だよなぁ...なんて、呑気なことを思っていた。

 

ホント、移動時間を潰せるもんね。

 

そんな時、生まれて初めて福岡に研修に行き、初日の講義の後、ホテルの部屋に戻り、どこか美味しい店でも行こう!とiPadでお店を調べるも、よく分からなかったので、知人の税理士に iPad から 「どこかお勧めの店がない?」って感じのメールを送った。

 

すると、送信して30分も経たないうちに、僕が購入した電子書籍の著名人が、「この店に行ってみ。」というツイートを投稿。

 

タイミング良いなぁ...と何気にツイートを見ると、福岡のお店だった。

 

ん!?と思い、そのお店をググると、お昼に僕が受講した研修会場のビルの向かいのビルの中にあるお店だった。

 

その時は、こんな偶然もあるんだなぁ...なんて思っていた。

 

が、後日、事務所に打ち合わせに来た元システムエンジニアでプログラムを作成できる人に、福岡の一件を伏せ、尋ねてみた。

 

「この iPad の画面を見て下さい。」

「いまから、このアイコンをタップしますね。」

「このアプリが立ち上がるまで、コンマ数秒の時間があったが、この間に、iPadの情報を盗むことは可能ですか?」

 

その人は、間髪入れずに 「簡単ですよ。」と返答。

 

そうだよなぁ...と思った。

 

 

世の中、便利なものが出てくると、必ず、それを利用した犯罪行為が生まれる。

 

 

だから、きちんと理解しようと思い、Mac を購入し、アプリ開発の講座を受講した。

 

が、講義を受けに行ったのが早すぎたのだろう。

 

なんじゃこりゃ...と、出来上がったプログラミングをコピペして理解してねというような感じの講座だった。

 

完全に無駄に終わった。

 

 

ZOOM が流行り出したのは、コロナでの自粛が始まった頃だ。今から、2年前ね。

 

ビジネスチャンスだったかもしれないが、僕は、裁判を最優先させていたので、そんなチャンスなんかまったくいらなかった。

 

お客様との打ち合わせも、回数を減らし、実際に会う方法で対応してた。

 

 

が、昨年度末頃から、心境に変化が出てきている。

 

ZOOM専用の機器を購入すれば、情報漏洩は防げるんじゃないか!という発想にある。

 

購入すべきかどうか、今だ、ハードルは高いが...。

 

アカン...眠い...。