今回の衆院選だが、大阪では、日本維新の会が優勢との報道がなされいる。

 

「身を切る改革」という非常に耳障りが良いフレーズだが、有権者は、その言葉の意味を正しく理解しているのか疑問に思うので、大阪都構想を例に考えてみたい。

 

大阪都構想だが、 大阪市 を 4つの特別区 に分割しよう!というものだった。

 

これにより、何がどう変わるのか?だが、正直なところ、分からない。

 

ただ、確実に変わるものがあった。

 

それは、税金の流れだ↓。

↑の問1の回答は、住民が納める税額には変わりないが、一部の税金については、特別区ではなく、大阪府に納めることになる、と伝えている。

 

これを簡単に説明すると、今まで 大阪市に納めていた税額が10万円だったとすると、今後は、大阪府に3万円、特別区に7万円納めてね...というようなもの。

 

大阪府に納めたものは、大阪府民のために、

特別区に納めたものは、特別区の住民のために使うのが当たり前でしょ?

 

大阪府の人口は、約880万人。

大阪市の人口は、約270万人。

 

このことから、大阪市の住民サービスは、どうなると思う?

 

今まで、ひとつのホールケーキを3人で分けてたものを、9人で分けるとなれば、どうなる?

 

1人あたりのケーキが減るでしょ?

 

損するやん!ってならない?

 

大阪都構想の投票って、大阪市民だけだったよね?

 

なぜ、大阪都構想って言いながら、大阪市民にしか投票権がなかったか、これで分かるよね?

 

大阪市民だけが、確実に”損”するからなんです!

 

「大阪市民の皆さん、あなたたちは確実に損するけど、大阪府全体のこと考えたら了解してくれますよね?」というのが、大阪都構想の真実だったんです。

 

ダイエットを考えてたから、ケーキの量が減って良かったぁ...という人ならともかく、ふつうの感覚の人は、大阪都構想に賛成なんかしない。当たり前。

 

なのに、投票結果が、ほぼ互角だったと言うからビックリだね。


賛成が多かった地区が、商業地区だったというのも痛い話で、損得勘定出来ないのに、商売するなんて無謀としか言いようがない。


大阪府以外の道府県で、都構想が盛り上がらなかった理由も、これでわかったでしょ。

 

ホント、否決となって安心した。

 

「身を切る改革」って、行政だけでなく、自分自身も身を切るってことだからね。


僕から言わせりゃ、「身を切る改革」ではなく、「腕切る改革」の方がピッタリな表現だと思う。

 

怖っ。



そうそう、大阪市の松井市長が「身を切る改革」を実践してるようなので、ちと調べてみた↓。


報酬額をカットしてるようだが、カットしなけれりゃ、日本にある市町村の中では、トップクラス。


もうひとつのデータが、これ↓。

 

↑ビックリするでしょ、これ。


おい、今週は、遅めの夏休みか?


それとも、早めの冬休みか?


他の週も、どうなってんねん!


出てきた日も、丸1日、仕事してる日がないやんけ!


報酬カットしてる?


当たり前じゃ、ボケ!!!


やることなら、ナンボでもあるぞ!


地域の医療機関に足を運び、現状や問題点を聞き、どのような行政の助けが必要か聞いたらどないや。


そうすれば、アホみたいに 雨ガッパ 贈って下さいなんて言わんぞ。


オンラインの環境が整ってもいないのに、オンライン授業に踏み切るというトンチンカンなこともなかったはずや。


他にも、飲食店など周り、ゴールドステッカーの申請がどれくらい大変か、肌身で感じてこいよ!


よく、こんなアンポンタンに支持が集まるなんて、いまだに信じれん。


いったい、維新の会のどこをどう見れば支持できるのか、教えて欲しいものだ。