今日の金剛山登山は、香楠荘尾根で登ることにした。
 
↓が、出発店の百ヶ辻。
右の林道を突き進む
 
↓左に行けば滝があり、細尾谷や馬の背ルートのほか、ほぼ滝の上に 香楠荘尾根 につながるルートがある。
が、今日は、林道を進むことにした。
 
↓は、ロープウェイのロープのほぼ真下。
↑もう少し詳しく説明すると、ロープより少し手前に分岐がある。
 
この分岐を左に入ると、数メートル先でも分岐があるが、どちらに進んでも、すぐ先で合流する。ただ、右に行くと茂みが少しだけ多いので、僕は、左ルートを進んでいる。
 
少し歩くと、香楠荘尾根に出る。
 
尾根に出れば、ロープウェイの支柱まで、キツイ坂が続くが、距離的には、そんなにない。
↑の左を進むのだが、このロープウェイの支柱を巻くような感じで登って行くので、ロープウェイの山頂駅に停まったまんまになっているロープウェイを確認することができる。
 
ちなみに、今日のルートは、その山頂駅の後ろを通るルートを選んだ。
 
↓尾根道の風景。
ほんと歩きやすいルートだが、今日で10回目だが、いまだに下山者とすれ違ったことがない。
 
尾根を左に巻くような感じになると分岐点がある↓。
左にとれば、香楠荘からロープウェイ山頂駅に出る道にでる。
 
今日は、初めて右ルートを進み、香楠荘に出るルートを取ってみた。
 
この分岐を少し進めば、香楠荘に出る↓。
ここに出た時、ちと感動した。
 
過去に1度、香楠荘にでよう!と挑戦したのだが、さきほどの分岐を少し入ったところで引き返した。
 
今回進もうと思ったのは、ヤマレコのおかげ。
 
アップルウォッチに表示される位置情報を頼りにすると、ホント、便利。
 
ただ、アップルウォッチの性能を試すために、一番安い シリーズ3 のため、コンパス機能がないので、慣れるまで、自分が進む方向が、どちらなのか分かりづらい。
 
なので、シリーズ7が発売されれば、買い替えたいと思う。
アップルウォッチって、ホント、便利。
 
香楠荘尾根の軌跡情報は、↓。

ちなみに、香楠荘に着いたのは、スタートして33分。

 

ここで、ちょっとしたトラブルに遭遇し、タイム計測を中断した。今回の記録で、やたら休憩時間が多いのは、そのため。

 

この休憩を除けば、スタートして山頂に着いたのは、58分台だったと思う。

 

下山は、天候が悪くなりそうだったので、寺谷で下山した。

 

寺谷のとりつきの水飲み場で顔や頭を洗い、文殊中尾根のとりつきの少し先で沢に降り、靴を洗った。

 

今日、香楠荘尾根ルートで登ろうと思ったのは、考え事をしたかったからだ。

 

そんな考え事をしていたおかげで、駐車場に停めてあった車にたどり着き、荷物を置こうとした時に、寺谷の水飲み場で傘を忘れてきたことに気づいた。

 

買ったばかりの新品の傘だったので、取りに戻るはめに...。

 

...。

 

考え事をしていたのは、今月23日の選択的夫婦別姓訴訟の大法廷決定について。

 

先日、大法廷判決の結果予想をブログに書いたのだが、その通りの結果となった↓。

 

というのも、旧姓使用が社会に浸透してきた!という感はあるが、それを理由にすると、逆に、精神的苦痛が緩和される環境になってきたじゃないか!という理屈が生まれるので、残念ながら、合憲だなぁ...ってね。
 
僕の訴訟も来週判決があるが、僕の訴訟 と 今回の選択的夫婦別姓訴訟 と関係がまったくないわけではない。
 
僕の訴訟も、第1審は国も被告としていたが、国を被告とする際、法務大臣の名前も書くのだが、法務省のホームページで法務大臣の名前を確認し、訴状に、「森まさこ」と記したところ、後日、「三好雅子」と補正するように指示がなされた。(今は、法務大臣が代わっている。)
 
なので、旧姓使用が社会に浸透してきた!と言っても、現実には、全然改善されてない状況にある。
 
”選択的”夫婦別姓については、僕は賛成だ。
 夫婦別姓を強制されるのは、もちろん反対だ。
 
けど、他人が別姓を選択しようが、僕にとっては、どうでもいいことだ。
 
先の法務大臣を例にすれば、「森まさこ」だろうが、「三好雅子」だろうが、どっちでもいい。
 
で、考え事の本題だが、大法廷の決定を印刷したら、49ページにも及ぶ。字数にすれば、約5万字。
 
正直、10頁すぎたぐらいからだれてきて、最後まで読む気力を失い、断念。
 
この問題に対する熱量がないことも確かだが、なんだろ...面白くないんだ。
 
中学生の頃、西村京太郎のトラベルミステリーにハマり、読み漁ったことがある。
 
今回の大法廷判決を、この西村京太郎トラベルミステリーで例えるなら、十津川警部と亀さんが、新たな事件が起こってないのに、寝台特急に乗り込み、過去にあった事件の思い出話をしているような感がある。
 
というのも、まず、訴えが、「本件各規定が憲法14条1項、24条、98条2項に違反して無効である」と主張している点だ。
 
この時点で、かなりのダメージを受けたが、追い打ちをかけるように、平成27年大法廷判決が示された。
 
この平成27年大法廷判決では、憲法13条も争われていたので、どういう結論だったのかだけ確認したら、思わず吹き出してしまった。
 
申し訳ないが、ホントに13条の結論部分しか読んでおらず、どのような主張をしたのかまでは確認していない。
 
平成27年大法廷判決の確認は、13条の結論だけを確認し、今回の大法廷決定を読み進めたが、憲法24条のことばかりズラズラ書かれ、あきれ返った。
 
で、訴えた人に尋ねてみたい。
 
「たった1度の最高裁の決定だけで、断念するのですか?」
 
「あなたたちの熱量は、その程度なのですか?」
 
「あなたたちは、今回の裁判、どれだけ関わったのですか?」
 
「今回、最高裁大法廷で取り扱われたのは、なぜだと考えてるのですか?」
 
「今回の決定が49ページにも及んでいることについて、どう思ってるのですか?」
 
などなど、登山中、訴えた人のことばかり、考えていた。
 
この人達にアドバイスを送るなら、自分たちの問題なんだから、まずは、自分たちが、今回の決定、平成27年大法廷判決 を読むことが大事だということを伝えたい。
 
また、読むときだが、「裁判所は、自分たちの味方をしてくれてる!」という意識を持って読むと、面白いことが発見できると思う。
 
あと、この案件については、弁護士にお願いするなら、東京大学法学部卒業の弁護士に依頼することだね。
 
現在、15名いる最高裁判事のうち、9名が東京大学法学部を卒業している。
 
今回、反対意見を表明した裁判官4名は、いずれも、東京大学法学部を卒業している。
 
で、決定に記されている抗告代理人の経歴を確認すると、京都大学法学部卒業とのこと。
 
 
東京大学法学部卒業 ...これって、きちんとした根拠があるからね。
 
一番偉いから!...っていう稚拙な理由ではない。
 
卒業したってことは、入学試験に合格した人でしょ?
 
東京大学法学部に 入学 できたことが理由だ。
 
この点については、またの機会に触れたい...覚えていたらの話だけど。
 
 
たとえば、今回の大法廷決定は、49ページに及ぶもので、字数としては約5万字ある。
 
「この決定について、裁判官が最も伝えたかったことを1800字以内で述べよ!」という問題が提示されたら、どのような答えが出てくるか興味ない?