締切日が迫ってきており、ちと控訴理由書作りに専念したいと思っていたのだが、妻が金剛山に行きたいと言うではないか!

 

裁判所に提出する書類作成するから、作業に専念したいのだけど...と言い出せず、出発予定時間を決め、それまで、作業に取り組んでいた。

 

出発予定が近づいてきたとき、妻が、「今日はやめておく。」と伝えた。

 

どうやら、息子を誘っていたようだが、息子が登りたくないと言ったようだ。

 

ラッキー...という思いを、胸に秘めたまま、控訴理由書作りに専念した。

 

作業に専念したおかげで、とりあえず、形は完成した。

 

第1審の訴状から、裁判所に提出する際は、意識して 「大安」 に提出していたが、提出期日に一番近い大安は、明日18日だ。

 

だが、迷わず、最終日に提出することにした。

 

税理士試験の時も、アホみたいに、最初の頃は、京都の北野天満宮まで足を運んでいたが、最後は、神もヘチマも関係ない。

 

己自身で、勝ち取る!という意気込みになり、今回も、同じような心境だ。

 

こんな状態で、金剛山に行くと、ろくなことが起きかねない。

 

一番心配なのが交通事故。

 

そんなこんなで、金剛山登山を休むことにした。

 

ただ、控訴理由書作りも段落したので、自宅周辺のウォーキングをしてみた。

 

いつもの周回コースをショートカットしようと、新たなルートを進んだ。

 

しばらく歩き、行き詰めのようなところに差し掛かると、足元付近で、ゴソッと音がした。

 

なんと、暗い道にしゃがみこんで、猫に餌を与えているお婆さんがいるではないか!

 

全然気づかなかっただけに、かなり驚いた。

 

そんな状態で、左の坂を下るか、右の坂を下るか、正面の薄暗い山を越えていくか、の選択となり、自分の直感を信じ、正面の薄暗い山に突き進んだ。

 

陽も完全に落ち、街頭すらない暗い山のようなところを歩くと、しっかりとした広い道があったので、その道を進んで行くと、道路の向こう側に渡る連絡橋が見えたので、そこに向かった。

 

連絡橋を渡る際、お婆さんが立っていた。

 

さっきもそうだが、暗い中で、お婆さんとよく会うなぁ...と思った瞬間、妙な違和感を感じ、振り返ってみた。

 

さっきのところだ!

 

どうやら、薄暗い山に入り、広い道路に入り、グルーと1周したようだ。

 

そのお婆さんに、目的地としていた場所へのルートを尋ねると、どうやら広い道の途中に、目的地に向かうルートがあるようだが、街頭もなく、ただただ、暗い道のようだ。

 

分岐点を見落とすくらいだから、ホンマに暗い道なんだろうと察し、駅に向かう道を尋ねた。

 

こちらに進み、橋を渡ると、僕がたまに利用している大型商業施設に出るとのことだったので、そっちに進んだ。

 

大型商業施設の中を歩くことになったのだが、マスクを持参していなく、白い目で見られるだろうな...という嫌な思いで、店内を歩いた。

 

どうやら、道に迷ったのが原因で時間の間隔がなく、閉店直前だと気づいたのは、店員から「ありがとうございました。」とお辞儀された時だった。

 

しまった!とは思うものの、進むしかなく、出口までの間、僕の進む道の両サイドに、綺麗なお姉さんたちが並び、僕に、「ありがとうございました。」とお礼を言ってくる。

 

リアルに、拷問を受けているような感覚だった。

 

帰宅後、アイフォンを取り出し、今日のルートを確認したので、今度は、明るい時に挑戦するぞ!